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「遊星少年パピイ」 第10話 怪植物シャーベリア

2020/03/20 19:00 投稿

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  • 遊星少年パピイ
  • SF
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・GYAOで視聴中。


恐ろしい冷凍ガスを発射して人々を困らせている怪植物シャーベリアがついにパピイの住む牧場に現れた。パピイはどうやって撃退するのか!?
・アルファー国の観測船、オーロラ号が南極海を航行中。数年前この付近でアルファー国が行った核実験のその後を調査に来たのだ。
 アイスクリーム島にはアルファー国の基地があり、越冬隊員やアラスカ号もそこにいる。
 だがこの1カ月、基地からの連絡が途絶えている。オーロラ号はさっきは核実験の影響を調べに来たみたいに言っていたけど、アラスカ号の隊員の方がその任務を帯びていて、それが音信不通になったのでオーロラ号が派遣されたみたい。

 上のサムネにある隊長と隊員二人、計三名が犬ぞりで基地に向かうとドアは開いている 中は凍り付いて誰もいない。周囲にいるはずのペンギンやアザラシやシロクマも見あたらない。零下30度の中、隊員たちはどこに行ったのか。

 基地の中を調べたちょっとの間に外につないであった犬ぞりの犬がいなくなっている。鎖に引きちぎられた跡。
 近くでアラスカ号が凍りついている。その艦橋に巨大なアメーバのようなものが。これが場面に合わないボヨヨンヨンという効果音と共に白いガスのようなものを吹き付けると二人の隊員が凍ってしまう。ぱっと見動物のように思えるが、隊長はオバケ植物だ、と断言して叫んで逃げ出す。隊長がやられるシーンは無く、あとでアイスクリーム島に親玉がいるみたいな事をパピイが言うのでオーロラ号までたどり着いて報告はしたのかもしれない。

 どうやってかわからないがオバケ植物は日本にもコロナウイルスのように入り込んでいて、魚河岸から注文を受けた製氷工場みたいなところの係員もボヨヨンヨンと凍らされてしまう。同じ場所かよくわからないけどネズミもボヨヨンヨン。

 ここで美人さん登場。この人はボヨヨンヨンされたのかよくわからないけどタスケテーと悲鳴を上げるとニュース画面に切り替わってアナウンサーがこれまでの犠牲者はこの怪植物の匂いに誘われて眠気を催したところをそのまま命を落としていると言っているが、匂いに誘われるシーンも眠気を催すシーンもなかったぞ。シナリオにはあったけど作画の時に省略しちゃったのか。
 命を落としたとはっきり言っちゃってるので第7話でダムダム帝国の冷凍光線に凍らされた人がパピイのメタライザーで生き返ったみたいなことも不可能ということになる。
 隊長と美人さんははっきりやられた場面が映らないので、ホラー映画の法則では死体が映らない人はあとで助かって出てきたりすることが多いので助かっているかもしれない。
 すると隊長さんがアイスクリーム島での発生を報告し、美人さんが日本での発生を報告したのかも。
 
 自衛隊とは呼ばず防衛隊が未来的なデザインの火炎放射戦車と火炎放射銃で出動して焼き払おうとするがオバケ植物の触手の先から噴射されるガスで次々にボヨンボヨンされてしまう。この時二か所の工場に出動と言っているのでやはり氷を頼まれたのと美人さんがいたのは別の場所なのだろう。

 調査委員会が開かれて植物学の権威アルカロイド博士が証言するが、この時ザイル隊長の報告と言っているのでやはりオーロラ号まではたどり着いた様子。その後やられたかどうかはわからない。 
 博士によれば怪植物は氷に生えるカビ・シャーベリアではないかという。ここで餅とカビにこだわる会話が続く。昭和の人間は餅と言えばカビである。今みたいに1個1個パッキングしたりしてなかったから。
 博士はシャーベリアは普通の植物とは逆に酸素を吸って炭酸ガスを吐き出す性質があるため原理がいまいち不明だけど防衛隊の火炎放射器も効果が無いのだという。あとでパピイがちょっと説明する。
 さらにシャーベリアは肉食であり、動物も人間も食べてしまうという。アルファー国の核実験による放射能によって突然変異したものとされる。

 何故都会に現れたかというと胞子が気流に乗ってきたということでコロナウイルス並みに世界中に広がった様子。博士によれば零度以下の場所に発生するということで各家庭に対し、ルームクーラーや電気冷蔵庫の使用を中止するように通達される。夏らしいが暖房器具を使えとも。

 ここまで約10分、めずらしくなかなか登場しなかったパピイがようやく登場。ストロングが心配するのに北海道は大丈夫だよ、とパピイは根拠なく言う。それに電気冷蔵庫は今朝から停電で使いたくても使えないから大丈夫だよと言うのだがいろいろ他に困ることがあるのではないか。前は電話が故障だったしリコ家の生活はなかなかたいへんな様子。
 そこに牧童がやってくる。放牧中の牛が3頭行方不明だという。パピイとストロングは探しに出る。
 その頃リコ父は熱を出して寝込んでいる。水枕と氷嚢を使っているが氷はないみたい。アジャババの魔術でも効き目が無く、リコは氷で冷やしてやりたいが停電で氷ができない。パピイは大丈夫と言ってたけど大丈夫じゃないじゃないか。ちょっと今回のパピイの発言はいろいろ配慮に欠けるところがある。
 リコはアジャババに魔法で氷を作れないの?と聞くがアジャババはそんな魔法は知らないとの返事。パピイに相談しようとするがパピイとストロングは牛を探しにヘリで飛びたってしまう。この時ヘリを見送るアジャババとリコはちょっと怒った表情に見える。
 ヘリは第9話の魔神の島で壊されたばかりだがもう代わりを買ったのか、もともと数台持っていたのか。どちらにしてもリコの父は金持ちと思われるが今回は医者も呼んでいない。
 リコ父はけっこう高熱を発している様子だがパピイはこれを知らなかったのか、知っていてあの言動だったのか。

 アジャババが案を出し、山奥の谷間に行けばこの季節でも雪や氷が残っているはずですからそれを取りに行きましょうということに。二人はリコの馬で探しに行く。アジャババは空飛ぶじゅうたんも使わず自分で馬にも乗らずリコの後ろに二人乗り。

 一方パピイはどこがおかしいのか画面からはわからないけど牛の様子がおかしいと断言し、もしかしたら山奥でシャーベリアが発生したのかも、とさっきとはうってかわって懸念を示す。ストロングもそれは一大事、すぐやっつけなければと同意。
 その頃リコとアジャババは谷間に溶け残った雪を発見。バケツですくっていると雪だか氷だかの下からシャーベリア出現。アジャババが火を出してリコを守ろうとするがジャーベリアはすぐに火を消してしまい何体もいて囲まれピンチ。それでも何故か空飛ぶじゅうたんを使おうとしないが囲まれて四方八方から冷凍ガスを浴びせられるともはやよけるだけで精一杯。
 そこにパピイのヘリ。パピイが投げ縄で二人をとらえ、ストロングがヘリまで二人を持ち上げる。今回は役に立ったぞストロング。この時ヘリの操縦がどうなっているのか気になる。
 礼を言うリコ。アジャババは強がるがリコに全然ダメだったじゃないの、と本当のことを言われ、ストロングからはあんたの魔法はイザというときいつも役に立たないなとけなされる。自分はどうかという自覚の無いストロング。
 アジャババはストロングにあんたはあの化け物をどうかできるのか、と言い返すと私ならこの力でバラバラにしてやりますよ、と根拠のない自信をいつものように示すストロング。
 こんなところで内輪もめはやめて、とリコにたしなめられる。

 パピイは僕の今のエネルギーではシャーベリアを倒せない、と残念がって牧場に戻って暖房器具をつけようみたいなことを言う。リコ父のことは全く話題にならない。
 季節がいまいちよくわからないけどその夜はみんな暖炉に火を入れてストーブもつけて掛布団もしっかりかけて眠っている。つけっ放しで寝ていいんだろうか。すごいでかい部屋にパピイをはさんでストロングとアジャババがベッドをかなり離して寝ていて、リコとリコ父もけっこう大きな部屋でベッド。これだけ部屋が大きいと冷暖房費がたいへんだ。掃除も。
 
 夜中に突然停電が復旧して照明が点灯し、冷蔵庫が動きはじめると冷蔵庫の中からボワッとシャーベリア登場。冷蔵庫のドアにヒビを入れ、内側から冷蔵庫を破裂させるような感じで出現する。すぐに暖炉の火を消してしまう。
 パピイたちは2階で寝ていたらしく、下でざわざわ音がするのに目覚めたパピイがストロングとアジャババを起こして様子を見に部屋を出る。すると何体ものジャーベリアがうごめいている。ストロングは私にやらしてくださいと絶妙なバランスで壁にかけてあった小型の斧を取ると階段を駆け下りる。
 バッサバッサとシャーベリアを切り刻むが、ジャーベリアは切り刻んでもすぐにそれぞれが大きくなって倒せない。反撃を受けてパピイもストロングもアジャババもボヨンヨンされて倒れてしまう。

 クリフトンのいつもの人は今回はシマッタとは言わず予定時間通りなのか特にあわてたりしないで宇宙エネルギーを送る。メタライザーのPの字が白から黒に変わるとパピイは蘇る。
 この人はエネルギーの不足はわかるけど前回や今回みたいにパピイが倒れているとかはわからない様子。キリトビに盗まれた時にメタライザーがパピイの手に無いことはわかるみたいだったが。

 蘇ったパピイはメタライザーでアッという間にシャーベリアの群れを撃退。宇宙エネルギーを浴びたシャーベリアは次々に溶けてゆく。
 凍った二人はパピイがお湯をかけると熱傷も無く生きかえる生命力。この二人はどちらも人間ばなれしているからこれでもいい気がするけどリコちゃんだったらどうしたろうか。
 パピイはもう少しで心臓が凍ってあぶなかったよ、みたいなことを言う。

 アジャババが防衛隊の火炎放射やアジャババの魔法の火でも平気だった怪物が何故こんなにあっけなく溶けてしまったのかと疑問を口にする。

 シャーベリアは本来熱には弱いけど、炭酸ガスで素早く火を消していたんだ、でも電気の熱なら炭酸ガスで消えないんだ、と解説したパピイは谷間のシャーベリアも同じ手で倒してこよう、と夜空に飛びたってゆく。
 アジャババとストロングは空飛ぶじゅうたんで後を追う。

 テレビでアナウンサーがパピイがメタライザーで消防車を改造して作り出した電子シャワーホースなるもので防衛隊が最初の製氷工場や冷凍工場(冷凍工場って何を作るんだろう)をはじめとして次々にシャーベリアを溶かしていく様子を紹介する。

 アルカロイド博士は各地に出現したシャーベリアは倒せたが、まだ残っているアイスクリーム島の親玉シャーベリアもなんとかしてほしいとパピイに依頼。どうやって巨大に成長したシャーベリアを倒すかも考えてくれという丸投げ。
 そこに電話。アラスカを発った旅客機がアイスクリーム島付近で消息不明になったという。

 パピイは100万ボルトの電流を放射するという単位が気になる超高温のプラズママシンで雷を発生させるみたいなものを持ってジェット戦闘機で出撃。操縦は防衛隊の人で後部座席にストロングとアジャババ。この作品の戦闘機の座席は毎回タクシーかバスのような感じ。

 旅客機がアイスクリーム島と同じくらい巨大化したシャーベリアに襲われているところに間に合って、パピイは後部座席にいて操縦しているわけではないストロングにシャーベリアに突っ込むんだ!と指示を出すとストロングも何をするつもりなのかオオ!と応じる。
 電撃が発射されて旅客機をつかまえていた触手がちぎれると旅客機は失速して落下することなく飛び去って行く。親玉は冷凍ガスをボヨンボヨン放って抵抗するがパピイが風防をどう貫いているのかわからないプラズママシンを操縦席の隣からなのかジェット機の側面からなのかわからない発射の仕方をするとついに溶け出して、ついでに島だとこれまで思っていたけど今突然氷山だったらしいアイスクリーム島も溶けてしまう。
 するとアルファー国は氷山の上に基地を建設していたのか。パピイはサタン島に続いて今回も地球の陸地面積を削減したのかもしれない。氷山だったなら最初から陸地面積には入ってないか。

 助けられた旅客機と、パピイの乗ったジェット戦闘機は並んで南極海を後に飛び去って行く。ストロングとアジャババが同乗してきた意味は何だったのか。

 リコ父ははたして回復したのだろうか。夜寝ていた時も頭に氷嚢を乗せていたからまだ駄目だったみたいだけど。

 GYAOの紹介文とかでは「怪植物シャーベリア」だけど冒頭に出てくるタイトルバックでは「怪植物シャーベリヤ」になっている。ダイヤモンドだったりダイアモンドだったり、名探偵ポアロだったり名探偵ポワロだったり怪盗ルパンだったり怪盗リュパンだったりするのでカタカナ語ではよくあること。



 南極に現れる植物モンスターというと、ラインスターの「地の果てから来た怪物」が一般の人には知名度は低いけど古いSFファンには有名。これは以前レビューしたことがある。
https://ch.nicovideo.jp/metabou/blomaga/ar1266248

 キャンベルの「影が行く」に登場するのは不定形で何にでも姿を変えるモンスターだけど、映像化第一作の「遊星よりの物体X」ではちょっと植物系みたいな描写があったような(実際には当時の特撮技術の都合上人間の俳優が演じているのでヒューマノイドっぽいのだが)。
 映像化2作目の「遊星からの物体X」ではウイルスのように動物の身体に入り込んで本物を食らいつくして擬態する、食らった人間の知識はそのまま自分のものにしてしまうので正体がなかなかバレない本物は誰だ!みたいなモンスターになっていた。

 植物にこだわらなければ南極出身の冷凍怪獣といえばウルトラQのペギラが代表選手だろう。ペギラみたいに口から冷凍ガスを吐く怪獣はどんな内臓してるんだとか突っ込みどころがありつつもまだわからないでもないけど、光線が冷凍効果を持つというのは物理的に無理そうな気がする。
 でも冷凍光線と呼ばれるものが全く無いかというとレーザー冷却という現象で特定の物質の温度を下げたり、凹面鏡とドライアイスで疑似的な冷凍光線?モドキを作ったりはできるらしい。私にはさっぱり理解できないけど。
http://www.kozuma.phys.titech.ac.jp/research_category/laser_cooling.html
http://www.szr.yamanashi.ac.jp/archives/3118

 冷凍能力を持つ怪獣はペギラの他にも日本特撮黎明期からいろんな作品に登場していて、やはり口(実際には舌の先)から冷凍液状のものを噴出するバルゴンがガメラと戦ったり、ジャイアントロボと触手みたいなものの先から冷凍ガスを噴出するアイスラーが戦ったり口から冷凍ガスを吐くガンダーがウルトラセブンと戦ったりとおなじみの能力で、実はどれも雪女の眷属なのかもしれない。
 冷凍怪獣と呼ばれているものの中には単に寒いところに棲んでいるだけではないの?(例:ギガス)なんかもいるので冷凍能力を持つから冷凍怪獣とも限らない印象。

 あと画像が見つからなかったので確認できなかったけど、前谷惟光さんの「ロボット三等兵」にこのシャーベリアに似た人食い植物が登場していた気がする。確かヒトタベールという名前で中心部分にアイスクリームのような匂いをさせる花があって、これで人間をおびき寄せて食べるんだったような。ロボット三等兵にこの花を食べられて倒されてしまったように記憶している。小学校の時に一度読んだだけなので自信はないけど。

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