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「山風短(山田風太郎原作 せがわまさき漫画」)」①くノ一紅騎兵

2020/03/07 19:00 投稿

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  • せがわまさき
  • 山田風太郎
  • 漫画本




・山田風太郎さんの短編から4つを選んで丁寧に漫画にしたもの。せがわさんは甲賀忍法帳や柳生忍法帳、魔界転生などを原作に山田作品を次々に現代風にアレンジしつつ次々に漫画化している。

1 くノ一紅騎兵
 関ヶ原の前年から始まって、上杉家を支える5人の豪傑、千坂民部、前田咄念斎、上泉泰綱、岡野佐内、車丹波に陽炎という美しい女性が上杉家に仕えたいと申し出る。
 この作品では上杉謙信も景勝も身辺に女性は近づけないことになっていて、5人がそれを理由に断ろうとすると、陽炎は裾を開いて自分は男性であり、大谷家ゆかりの大島山十郎と申すものと名乗る。前田が面白がって彼女?彼?はまず上杉家家老の直江山城こと直江兼続に目通りを許されて彼にいろいろ教えを受けた後、御前試合で剣の腕も一流であることを示して藩主景勝の閨に侍ることとなる。
 二か月そのような時を過ごした後、願い出て兼続の屋敷に戻る。この頃風雲急を告げて家康と石田方に与する上杉家との間は険悪となっている。だが景勝は正面切って家康と対立するまでの決断には至っていない。
 一年が過ぎ去り、そこで思わぬ事実が発覚する。男のはずの三十郎が懐妊し、景勝の子を産んだという。兼続はこのことを景勝に報告し、母子とも屋敷に置こうとするがここで三十郎が子供を抱えて出奔。置手紙には彼?彼女?が真田の忍びであることが書かれている。
 反徳川の真田に自分の跡継ぎがいる、ということが景勝を真田に与して家康と対決する決意をさせる。景勝を決意させることは兼続の計画だったようにも思われる。
 関ヶ原で石田方が敗れて上杉家は結城秀康を相手に苦戦をするが、そこに三十郎が現れて天下の形勢定まりました上は、お世継ぎをお返しします、と赤子を渡す。
 景勝がお主は男なのか女なのかと問うと、三十郎はもろ肌脱いで男の身体から女の身体に変わって見せる。つまりそういう忍者だったのだろう。そして彼女陽炎が景勝を慕っていたのは本当らしい。
 彼女は上杉を守って戦場に走り、全身を真っ赤に染めながら兼続の命を救ってそのまま消えたという。
 

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