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「バランスポリシー(吉富昭仁著)」

2020/01/29 19:00 投稿

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  • 吉富昭仁
  • 漫画本


・少子化が進んで、日本の人口は約4000万人。一年間に生まれる子供は1万に届かず、男女の出生割合も崩れて女の子はその二割にも満たない。このままでは日本は持たない。

 ということで偉い人は、一人に戦闘機1機分くらい金をかけて、思春期の男の子を妊娠可能な女の子に改造する研究を開始して成功してしまう。改造は生殖器に留まらず、骨格から皮膚まで取り去って置き換えるみたいな大掛かりなものらしく、適合者しか女になれない。逆に言えば適合者であれば本人の意思と関係なく女にされてしまう。だが脳は男のまま変わらない。
 それで女として生きて、誰かの子供を産まねばならない。子供が適合者に選ばれれば親は生活に困らなくなる。つまり断れば親が困窮する。成功例はまだ1000人おらず、これでなんとかなるのかはわからない。

 ある少年が13歳で適合者に選ばれて、一年間入院して14歳で故郷に戻ってくる。彼には幼馴染の親友がいる。何でも一緒に馬鹿をやってきた。本当はその幼馴染の姉が好きだった。

 迎える親友の方は戸惑いながら今は女になった彼を迎えるが、どこかぎこちない。
話す言葉は男のままだが身体は女。体格は華奢で力もないし運動神経も悪くなっている様子。肌はすべすべで美人。昔みたいには一緒に遊べないのだが親友同士だから一緒にいたい。
 男だったときは女の身体に二人とも興味があったが、いざ親友が女になると相手にいやらしい気持ちも持てない。だが女になった彼は親友に自分の身体を全部見せる。最初に見せる男は親友のお前だ、と決めていた。そして親友の姉にも会うが、もうこの人と恋人にはなれないんだ、と落胆する。

 子供の頃からの遊び仲間はもう一人いて、こちらは女の子。男二人女一人でよく一緒に遊んだ。この女の子も彼が好きだった。今は彼の方が小柄。彼女は自分の着れなくなった服をくれたりする。履き古しのパンツまで。

 女の身体になったからといって、すぐに男を好きになるわけでもない。親友はどこまでも親友だ。親友の姉への気持ちはあきらめないといけない。幼馴染の女の子の気持ちは受け入れられない。でもいつかは誰かの子供を産まねばならない。それなら親友が一番相手としてはいいのかもしれないけどお互いに今は戸惑いの中にいる。
 そこまでして子供産まないといけないのか、と思いながら。

 女になった同期みたいな子なんかもからんで、そんなゆらゆらっとした日々が過ぎてゆく。

 そんな話。全2巻で1巻しか読んでないけど。2巻では女になった彼の心臓に異常が出たり告白したりいろいろ動きがあったりするらしい。

 この人の絵は生々しさが無いのでエロチックだけど卑猥ではない。こういう話に合う。

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