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映画「ファースト・マン」

2019/02/16 19:00 投稿

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  • 映画
  • 宇宙
  • NASA
・地味な大作、という印象だった。
公式ページ
https://firstman.jp/

 人類最初に月に降り立った、ニール・アームストロング船長の伝記をベースにした映画ということらしい。もう50年前の出来事になるんだな。当時世間が沸き立っていたのを覚えている世代もだんだん少数派になってきたような。生放送かニュースかはわからないけど、月着陸の様子を「見た」はずなのはよく覚えている。大阪万博で月の石を「見た」はずなのも。
 アポロ8号の頃から世間は沸き立っていて、子供の世界でもケロッグのオマケにアポロのミニチュアがついたり、学習雑誌の付録に紙製の組み立て模型で月着陸船とかサターンロケットとかがついたり、文房具屋でプラモが山ほど売っていたりした。
 アームストロング船長の名は知っていても、オルドリンとかコリンズとか言われると宇宙マニア以外は「誰?」となっちゃうかも。二番じゃだめだというのがよくわかる。ましてアポロ12号以降の乗組員の名前を知っている人がどれだけいるか。オルドリン飛行士は何かのインタビューで月面で最初にオシッコをしたのは自分だ、と言っていた気もするけど調べると本当らしいけど誰が知ってるか、というレベルの話になっている。
 あれは一番を逃すとどのような不利益が生じるのですか?と聞くべきだったろう。
 
 「ライトスタッフ」や「アポロ13」とかに比べるとあまりドラマを作っておらず、淡々と実際にあった出来事を再現ドラマっぽく映像化している感じ。
 ジェミニ搭乗時のアーミーナイフやハエのエピソードは本当なんだろうか。月に幼くして亡くなった娘さんの遺品を置いて来たというのも。

 ジェミニ8号の回転が止まらなくなった事故は知っていたけど、その時乗っていたのがアームストロング氏とは知らなかった。マーキュリー計画やジェミニ計画は子供の頃は全然知らなくて、大昔そういうことがあったみたいな認識だったかな。こちらに興味を持ったのはライトスタッフ見てからだった。はっきりわからなかったけどチャック・イェーガーらしき登場人物も最初の方にいたような。エンドロールが小さくて早くて確認できなかったけど。
 宇宙博でマーキュリー宇宙船とかジェミニ宇宙船、アポロ月着陸船の実物や模型を見ていたのでちょっと実感がわいて楽しめた。月着陸船は座るところもなくて立ったまま操縦してたのも宇宙博ではじめて知ったのだけど、そのへんもさりげなく画面で出ていた。
 アームストロング船長がタラップを降りて月面に降りる様子の映像も何度も見ていたけど、それをどうやって撮影したかは考えたことなかった。水曜スペシャルみたいにカメラマンが先に降りていたわけではないのだから当然あんな感じだったんだろうけど、はじめて認識した。

 燃料電池なんか当時からあったんだなあ。当時の技術でよくやったとも思うけど、人的資源の厚みは昔の方があったような気もしてしまう。手動で宇宙飛行士が制御しなければならないことも多かったんだなとあらためて思う。どれだけのプレッシャーが飛行士やスタッフたちにかかったかとも。

 ホワイト飛行士がアポロ1号の火災で殉職する話は、一緒に亡くなったグリソム飛行士のエピソードとして、スタートレックをきっかけに知った。科学調査船グリソムが登場した時に。これも撃墜されてしまうのだが。

 この作品はアポロで終わり、その後の人生は描かれないけど調べるとそちらの方もある意味成功者の身の処し方のお手本になっているような気もする。

 非常に地味な印象の作品だったけど、全然退屈しなかった。

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