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「定年からの旅行術(加藤仁著)」③男も女もひとり旅

2019/02/07 19:00 投稿

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  • 加藤仁
  • 定年
  • 老後
  • 講談社現代新書



・92歳女性。群馬県在住で生活保護を受けている。
 「青春18きっぷ」で鈍行の旅を楽しむようになる。ふらりと降り立った駅の駅員や交番の巡査に安宿を聞く。素泊まりして朝食は駅売店でパンと牛乳、夕食は駅弁。旅に出る理由を聞くと「楽しいから」だという。

・84歳男性。元印刷会社勤務。40歳で妻が半身不随となり25年間介護。
 70歳の時に妻が逝き、マイカーでひとり旅をして写真を撮るようになる。個展や写真集の出版を行うようになる。

・取材時55歳男性。元大手製紙会社勤務。
 反戦集会に出た関係からベトナムに44歳でひとり旅。その後十年間で20回以上、東南アジア諸国を訪れる。次第に安くあげるテクニックを身につけて、一泊300円シャワーなしの宿を日本ではなくタイの旅行会社で手配するなどの旅行術を確立する。旅で得た自信で退職し、フリーの契約社員になって生活と旅を満喫している。
http://hitoritabi.bona.jp/

・取材時66歳男性・元舞台照明会社勤務。
 劇団の地方公演に帯同して仕事が旅だった。定年後は海外に年3、4回出て、時に一月に及ぶが全て年金でまかなっている。格安航空券を駆使し、一泊200円とかの宿に泊まるみたい。海外に出られない年になったら夫婦で街歩きをするという。
http://ocn1.net/homeless/index.html
※この方は2013年に亡くなったらしいが、HPには貴重な活動記録が残されている。

・取材時57歳女性。元外郭団体職員。
 34歳で膵臓ガン発症。40歳で再発。この先どれだけ生きられるかという思いから数ヶ月レベルで世界各地を旅し、40代半ばで旅する高齢者や障害者をサポートするNPO法人を作る。
https://blogs.yahoo.co.jp/peernetasahikawa/folder/1583561.html

・取材時70歳女性。元専業主婦。
 42歳で夫が急死。子育てのため働きに出るが8年で体調を崩し退社。50歳を過ぎてからひとり旅で海外を旅し、絵の個展や著書も。


・取材時80歳男性。元造船会社技術者。
 70歳で妻と死別。趣味もなく見かねた甥に誘われたのをきっかけに海外旅行に年数回行くようになる。パック旅行に少しだけ個人行動をつける。そのために半年近く、現地のことを調べるなど準備する。現地日本法人の地図も万一のために調べておく。

・取材時90歳男性。元大衆食堂勤務。
 突然ドイツに行きたい、ドイツを知りたいとの思いにかられ、90歳で単身旅行。客室乗務員に紹介してもらったドイツ人に教わった温泉病院や老人ホーム、リハビリ施設などを巡る。

・取材時73歳。元デパート管理職。
 仲間7人でレンタカー2台を現地で借り、一ヶ月に及ぶイベリア半島一周旅行を行う。

 取材対象者の年齢とバイタリティーに驚いてしまう。何で人生を充実させるかは人様々だなとも。

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