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「ふしぎなニワトリ(インドネシア民話)」

2018/04/16 19:00 投稿

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・カリマンタン島の話らしい。私はボルネオ島と思ってしまうが。

 ソバンガウ川(ちょっと検索してみたけどヒットせず、実在なのかよくわからない)の河口近くに王国があって、ウンバン=パマパス=パンタイ王という残忍な王様がおさめている。
 王様は闘鶏が好きで無敗のニワトリを持っている。勝ったらたいへんなほうびをもらえるというので挑戦して来るものも多いが、全部負けて、持ち主は罰としてけものと戦わされ、死んでしまう。
 ある日王様はふれを出す。次の闘鶏に勝った者を自分の後継者と決め、娘と結婚させると。王国内でけでなく外国からも挑戦者が集まるが、全員けものと戦って死んでいく。
 ある村に貧乏な母子がいる。子供は兄弟で、兄はアティン、弟はアタン。アタンはある日、母親と兄のぶんまでイモを食べてしまう。母親は疲れきって帰って来るが、食べものがないのに絶望して森に行き、自殺するみたいに鬼に食べられてしまう。
兄弟も母を追って鬼に食べられようとするが、鬼は母親と約束したから駄目だ、と兄弟は食べない。そして母親の遺髪を渡し、これを台所の床下に埋めろ、と母の遺言を伝える。
 兄弟が言われた通りにすると、台所にいつの間にかニワトリがいる。兄弟はこれを母の生まれ変わりと思って大切に育てる。
 やがて、王の闘鶏大会がまた開催される。弟は鶏を闘鶏大会に出そう、と言い出す。兄は母さんを戦わせるなんてとんでもない、と反対するが、弟は母さんはぼくらのために鶏に生まれ変わったんだからきっと勝つよ、ときかない。結局弟は兄が止めるのもきかず、試合に行ってしまう。
 王の鶏と母親の生まれ変わりの鶏は一時間以上互角に戦い、ついに王の鶏が死ぬ。王は大勢の国民が見ていることもあり、約束を破るわけにはいかず、娘を弟の嫁に出し、自分の跡継ぎに指名する。
 弟は妻と共に兄を訪ね、一緒に王宮で暮らそうと呼びかける。
 やがて王位を継いだ弟は、国を良く治めたという。

 母親が自殺するきっかけを作った弟が、その母親の死を利用して幸せになる、というのはなんだか納得がいかない気がする。

 それだけ母の愛が偉大だという事か?
 

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