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DVD「恐怖の火星探検」(ネタバレ)

2018/04/06 19:00 投稿

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・パッケージ裏の解説によれば、長い間日本では無名の幻の映画だったが、リドリー・スコット監督の「エイリアン」公開時に、うちの盗作じゃないか!と裁判を起こした事で有名となり、日本でもDVDで見れるようになったみたい。
 似ていると言われれば似ているが、宇宙船の中で怪物に襲われるとなるとある程度似ちゃうのは仕方ないよなあ、とも思う。
原題は「IT!」らしい。スティーブン・キングのことは訴えなかったんだろうか。


火星に向った探検ロケット・チャレンジ141(ワンフォーワン)が消息を絶つ。救助に向ったロケット・チャレンジ142は、火星で壊れたロケットと生存者1名を発見。船長だった彼はロケットは着陸に失敗して壊れ、他の乗組員は怪物に襲われたと主張するが、発見された遺体(頭蓋骨になっている)には銃弾の跡があり、救助隊は彼を殺人犯と断定。彼は地球に連行されることになる。地球で裁判にかけられ、死刑になるために。
 でもやっぱり怪物は存在して、地球に向うロケットに乗り込んでいる。遺体に銃弾の跡があったのは、パニックになった隊員たちが銃を撃ちまくったせいらしい。
 というわけで地球への帰途、出現した怪物と乗組員たちの戦いがはじまる。

 宇宙ロケットの中で銃を撃ちまくり。毒ガスや手榴弾、高圧電流など思いつく限りのことは一通り試してみるのだが怪物は不死身で全く効き目がない。
 遭難した宇宙船の船長と、救助船の乗組員9名の運命ははたして。

 乗組員はこんな顔ぶれ。
エドワード・コラザーズ大佐・・・チャレンジ141の生存者。
ヴァン・ヒューゼン大佐  ・・・チャレンジ142の船長。
エリック・ロイス     ・・・最年長者なのか顧問的位置。
メアリー・ロイス     ・・・その妻。医師らしい。
アン・アンダーソン    ・・・若い美人。看護婦兼調理担当?
ジョン・パーデュー少佐  ・・・役割不明。ジャックと呼ばれている。
ボブ・フィネリ      ・・・低温物理学者らしい。
ジーノ・フィネリ     ・・・その弟。ガス弾を作る。
ジェームズ・カルダー少佐 ・・・航海士らしい。
カインホルツ(ジョー)  ・・・役割不明。
 
 俳優さんはこんな感じ。ITというのは火星の怪物です。


 他に名前だけ出て来る人。
フランク・ケナー     ・・・141の乗組員
カートライト       ・・・141の乗組員

 コラザーズは別に監禁されているわけでもなく、他のメンバーと同様、ロケットの中を自由に動き回れるし、食事も一緒。救助船の船長のヴァンはコラザーズを嘘つきで犯人と決め付けており、大部分のメンバーも同意見のようだが、顧問格のエリックは嘘をついているのではなく、そう信じなければ生存できなかったんだろうと同情的。若い女性のアンはさらに同情的で、他のメンバーと異なりコラザーズの主張を真実と思っている様子。
 怪物が活動をはじめ、まずカートライト、次にジーノが行方不明に。このへんまでは異変に気付くのがコラザーズだけで、他のメンバーは彼が犯人だと思っている。
 行方不明の二人を捜索中、空調ダクトの中からコラザーズがカートライトの死体を発見。パーデュー少佐がジーノもいるかもしれない、とダクトに潜る。生存しているジーノを発見し、救出しようとするがここで怪物が出現。ジーノはさらに奥に連れ去られ、パーデューも負傷する(この人はこれ以降は頭に包帯を巻いてぐったりしてるだけ)。
 ロケット内で銃をバンバン撃つのだが効き目がなく、ロケットの下層部は怪物に占拠された格好になってしまう。
これでコラザーズの嫌疑は晴れたわけだが、ヴァンは特に謝罪もせず、君があの怪物に一番詳しいんだろう(なんとかしろよ)!みたいな態度。
 怪物の通り道に手榴弾を使ったトラップを仕掛けたり、ジーノが作っておいたガス弾を使ったりといろいろやってみるが効き目がなく、少しずつ怪物の占拠範囲が増えていく。そんな攻防戦の中、ヴァンも負傷。怪物に掴まれて細菌に感染したらしく、ベッドで輸血?点滴?を受けることになる。
 コラザーズとカルダー少佐は宇宙服をつけて外部からエアロックを抜けて怪物の背後に回り、高圧電流を使った罠を仕掛ける。遊星よりの物体Xならこれで倒せたかもしれないがこれも効果がなく、カルダーは逃げ損ねて取り残されてしまう。足を折ってしまい機敏に動けない。だが、機械やパイプの隙間に身体を潜め、溶接用のガスバーナーで牽制して怪物からは何とか逃れている。
 ヴァンの治療用の血液?が足りなくなり、さらにカルダーの救出も行わねばならない。
コラザーズ、エリック、ボブは階下に向う。血液は運び上げるが、カルダーを助けようとしたボブは怪物に殺されてしまう。カルダーは再びパイプの隙間に戻る。

 ヴァンが原子炉を解放して怪物を倒そう、と言い出して、周りが止めるのもきかず実行する。具体的に何をやったのかよくわからないけどこれも効果なかった様子。もう打つ手はない。自由に行動できるのは、もはや最上階のみ。ハッチが破られるのも時間の問題だ。
 その時、コラザーズが階下の酸素が異常に消耗していることに気付く。エリックと相談した彼は、同じ結論を得る。酸素の薄い火星の怪物は、肺が大きい。酸素不足には弱いはずだ。
 全員で宇宙服を着用して、エアロックを解放すればよい。だがエアロックは手動操作で、誰かが怪物のそばまで行って操作しなければならない。
 ヴァンがエアロックを操作し、怪物と相打ちのような形で殉職する。

 地球では、コラザーズの容疑は晴れ、6名が帰還する事が発表される。

 みたいな話。白黒でちょっと画面が暗いシーンも多くて、人物の見分けがちょっとつきにくい。初見では今やられたの誰?みたいなところがけっこうあった。
 この時代のロケットは、中が広々として、化学の実験室みたいな雰囲気。重力もよく効いていて、普通のビルと変わりない。一番下が機械室あるいは動力室みたいになっていて、登場する図面を見ると居住区は5階建てみたい。下の方は倉庫みたいに使われていて、怪物は動力室の一つ上の倉庫みたいな部屋をまず占拠し、ワンフロアずつ上がってくる。
 部屋の真ん中に斜めのハシゴがかかっていて、乗組員はこれで移動する。ハシゴのところには丸いたぶん鉄製のハッチがあり、これを閉めて潜入を防ぐが次々に破られていく。
 非常用エアロックが最上階と最下階にあるみたい。この時代のロケットの構造がわかる貴重な図面ですね。


 ヴァンはアンとちょっといい感じだったみたいだけど、決定的な仲になる前にアンはコラザーズの方に関心を持ってしまい、それがコラザーズに対する態度に表れた感じも。コラザーズは世界で最初の宇宙飛行士で、英雄ということにもなっている。
 いいところは全部コラザーズ、悪いところは全部ヴァンが持っていったような感じでちょっと気の毒な気もする。
 エリックとメアリはたぶん夫婦、ボブとジーノは兄弟。コラザーズが来る前はヴァンとアンは恋人未満。地球から火星までは4ヶ月だそうで、ヴァンは行きにアンをつかまえておくべきだった。

 乗組員には役割のはっきりしていない人も多く、人数が多すぎる気もする。そういうところはエイリアンの方がはるかに面白い。
 空調ダクトに入って仲間を探すところなんかは、ちょっと似ているかもとも思う。

 でもこういうことをパクリだ!みたいに争うのは不毛に感じる。ここ似ているよね、それを認めるなら先行作品としてリスペクト認定してよ、そうしたら一緒に宣伝するから、みたいな感じにできないものか。MMDの親作品認定みたいに。
 



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