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「バワン=プティとバワン=メラ(インドネシア民話)」

2018/03/25 19:00 投稿

コメント:2

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・バワン=プティはにんにくちゃん、バワン=メラはたまねぎちゃん、というような意味らしい。ジャワ島のダタパン村というところに母親と二人の娘が住んでいて、よくある話だけどにんにくちゃんの方はまま子でたまねぎちゃんの方は実子。
 ということで母親はたまねぎをねこかわいがりして甘やかし、にんにくにはつらくあたって家の手伝いも山ほどさせている。

 川で大量の洗濯物をさせられたにんにくはうっかり洗濯物を1枚、川に流してしまう。
彼女はさんざん折檻された上、探しにいかされる。彼女は下流へ下流へと歩きながら、出会う人たちにていねいに話しかけてヒントをもらい、とうとうひろったというおばあさんに行き当たる。
 あばあさんは食事の手伝いをしてくれたら返すというので一生懸命手伝うと、実はここは人食い巨人のラクササという者の住処で、おばあさんもその妻のブト=イジョという鬼女だとわかる。だがおばあさんは手伝いをしたにんにくを夫に食われないように守り、せんたくものを返した上にお土産もくれる。家にかえってあけてみると金銀財宝が出て来て、まま母は大金持ちになる。だが欲深いまま母はこんどはたまねぎにも同じようにさせようとする。

 たまねぎは道で会う人々にもていねいな口をきかず、おばあさんの手伝いもせず、すぐに帰るといいだして戻って来る。おばあさんはこれを持ってゆけ、とカボチャをよこす。
 家に戻ってまま母とカボチャを割ると、中からは気持ちワルイ毒虫がたくさん出て来て、二人は目を回す。


 結局にんにくは財宝もまま母に取られて何にも幸せになっていないのが気になる。

 はなさかじいさんみたいに正直者が得をして、意地悪が損をするというパターンだけど、別家族ではないのでにんにくは救われない。地元の人的にはこれでいいのだろうか。

 ちょっと調べるといろんなパターンがあって、有名なキャラクターで、インドネシア版シンデレラみたいに言われているみたい。マレーシアにも同じような話があるみたい。
http://www.aa.tufs.ac.jp/~asako/cerita/bari/cerita_bari/bawang_merah_bawang_putih.htm

http://www.joy.hi-ho.ne.jp/cerita/bawang1.htm


切手にもなっているみたい。
http://www.geocities.jp/oikawa_ken/Malaysia.htm

BAWANG MERAH & BAWANG PUTIH で画像検索すると、絵本みたいなイラストがたくさんヒットする。なんか学園ドラマみたいのもある。アニメ映画なんかもあるのかもしれない。

コメント

bassedance
No.1 (2018/03/28 09:03)
投稿お疲れ様です。
手元の書籍(英語・インドネシア語)をざっと調べてみましたが、同様のお話(先日の投稿も含む)は見当たりませんでした。継続調査しておきます。
しかし、なんとなく不思議なエンディングですね。私が知っているお話は、それなりに納得いく終わり方が多いように思います。

昔、和訳したインドネシアの民話です(ご参考まで。と言っても有名なお話なのでお手元の書籍に収録済かも)
http://www.geocities.jp/indo_ka/folktales/
メタ坊 (著者)
No.2 (2018/03/29 02:53)
>>1
bassedance様 コメントありがとうございます。

 インドネシアにはお詳しいのでしたね。

 中国、とかアラビアの昔話、とか言われると多少のイメージは
浮かびますが、インドネシアとかマレーシアなど、東南アジアの
国々のそうした話は日本に近いわりにあまりなじみがない気がします。

 知らないだけで面白い話がたくさんあるんだろうな、と思います。

 ご紹介の話も読ませていただきます。ありがとうございました。
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