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映画「ガーディアンズ」(半分くらいネタバレ)

2018/02/17 19:00 投稿

  • タグ:
  • 映画
  • SF
  • ガーディアンズ
  • ロシア
公式サイト。
http://gaga.ne.jp/guardians/

・ひと言で言えば、ロシア製のアメコミ。予告を見た時は、またアベンジャーズの新作か、みたいに思って興味を感じなかったのだが、ロシア製と聞いて俄然と関心を持った。
 特撮(CG)だけ見れば、ハリウッド映画と言われてもわからない。だが言語はロシア語(字幕は林完治氏となっていたが、氏は英語もロシア語もできるのだろうか。それとも英語版を訳したのだろうか)。風景もちょっとハリウッド映画らしからぬ。廃墟がいっぱい出てくるのだが、ロシアだとCGで作らなくてもこんな大規模廃墟が実在するのかもしれない。

 ロシアの新兵器実験場で、3脚の多脚式戦車のテストが行われている。蟹のように素早く移動して、目標を自動感知して攻撃する。テストで無人戦車とかと戦っていたのだが、突然指令を受け付けなくなり暴走。無人戦車も攻撃ヘリコプターも指揮官も吹っ飛ばして部隊ごと逃亡する。多脚戦車を導くように、大男が現われる。

 ロシアの警察か軍かわからないが、偉そうな人たちが深刻な表情で会議をしている。議題は1940年代に研究されていた非合法な実験。アメリカがスーパーマンを生み出したらしい、ということからこちらでも、ということになって、一人の天才遺伝子工学者の尽力でスーパーヒューマンが生み出された。この計画名がパトリオット計画。だが、この天才科学者に嫉妬した同僚の科学者が研究成果を奪ったりして計画は頓挫。同僚科学者はもともと機械の遠隔制御みたいのが専門だったが、遺伝子工学も身につけてよからぬたくらみをしたみたい。だが結局ばれて逃亡。追い詰められて自爆しようとしたところ、その爆発のため周辺の薬品が都合よく混ざって作用して、彼は自ら超人となって追っ手を振り切って逃亡する。
 映画内では現代としか出ないのだけど、それから40年だか50年、20世紀には入っているみたいなのだけど、突然その超人となった科学者が姿を現して多脚戦車を奪ったらしい。戦車をコントロールする遠隔制御システムを乗っ取る超能力があるらしい。戦車だけではなく、どんなシステムでも乗っ取れるらしい。さらにクローン兵士製造装置みたいのも手に入れて、これで自分の軍隊を作り上げる。
 どんな武器を差し向けても、コントロールを奪われてしまい、通常の軍では立ち向かえない。パトリオット計画が頓挫したとき、既に何人かの超人が既に生み出されていたが、彼らはそのまま記録から消されてどこかへ行ってしまった。彼らを集めて、人類の敵と戦ってもらえ、と命じられた女性指揮官(少佐と呼ばれている)は復活したパトリオット計画の部下を率いて、超人たちの探索にかかる。
 ネットの変な情報を見つけて、資料にある超人の能力と照らし合わせて彼らを見つけていく。味方探しはこの手の作品の見せ場だけど、10分くらいであっけなく全員見つかって、さほど抵抗なく戦う事を承諾してくれる。
 集まったメンバーは4人。
 岩石人間。周囲の岩を浮かばせて、相手にぶつけたり自分の防御服みたいにできる。
 刀人間。テレポートかと思うくらい速く移動できる。三日月のような剣の二刀流。
 熊人間。上半身が熊に変化してパワーで戦う。さらに全身熊化することもできる。
 透明女。服ごと(残念)透明になれるほか、高温や低温にも順応できる。ボルシチも作る。
 
 彼らは、遺伝子改造のためか、全然歳をとっていない。自分の娘が老いて死ぬのを看取ったものもいる。もしかしたら超人ロックみたいに不老なのかも。さらに透明になる女性は記憶を失っている。

 奪われた戦車のGPS信号をたどって、科学者の根拠地らしいところが割り出され、スーパー戦士、コードネーム・ガーディアンズは現地に向う。
 だがここで待ち構えていた科学者に(科学者と言っているが、ビッグバンベーダーみたいな筋肉ムキムキの大男である)。全員ボコボコにされ、岩石男はアルゼンチンバックブリーカーで背骨を折られ、他のメンバーも透明女は液体窒素で凍らされ、熊男はワイヤーネットに捕らわれ、刀人間は毒矢みたいので眠らされる。ここで全滅するのがなかなか斬新。
 何故か岩石男だけ現場に残され、他3人は捕まって、俺に協力すれば悪いようにしない、と迫られる。筋肉科学者はガーディアンズの誕生にも立ち会っているので、弱点も熟知している。

 というわけで、ガーディアンズは相手側のショッカーで言えば戦闘員みたいなクローン兵士には勝てるのだが、怪人(筋肉科学者)が出て来ると全くかなわない。4人がかりで一蹴されてしまう。

 筋肉科学者は邪魔者を片付けると、モスクワに自分が操る機甲部隊を送り、人間の戦車隊を蹴散らして、実在だかよくわからないけど、2つのテレビ塔を組み合わせてもっと背の高い塔を作ろうとする。スカイツリーの上に東京タワーを持ってきて乗せるみたいな感じ。

 筋肉科学者の意図は、これも冷戦中にアメリカのスターウォーズ計画に対抗して作られたが使われることなく凍結されていた、地球上どこでも攻撃できる戦闘衛星みたいのを甦らせることにあり、それを自分の能力で操ってその戦闘衛星に指令を届けるためには高いタワーが必要ということらしい。
 タワーは電磁バリアーみたいのに守られていて、戦闘機隊が必至の攻撃をかけてもミサイルは直前で爆発してしまう。戦闘機は次々に団地みたいな建物に墜落して炎上する。

 背骨を折られた岩石男を治療し、拉致された3名を救出して、筋肉科学者の野望を打ち砕かねばならない・・・

 みたいな話。何というか、基本的に4人がかりのヒーローが筋肉科学者に負け続ける、という、異色の展開になっている。初戦で惨敗して、いろいろ強化して再戦を挑んでも負けて・・・その強化方法が、君たちの超能力なんてもともといらなかったんでないの?みたいなだいなしな感じなのも不思議。

 新兵器をなかなか使いこなせなくて練習するのだが、それをヘタクソね、という感じで下っ端の女性隊員が笑いながら見ていたり、飛行機の上から飛び降りようとして、もう少し高度を下げないと飛び降りられない、と文句を言ったり、地下鉄に乗って現場に行ったり、あまり見かけない演出がところどころにある。

 なんかハリウッドで見慣れているパターンとは全く違うので新鮮なような、不思議なものを見るような。ここは笑っていいのだろうか、真剣に見るべきなのだろうか、戸惑いも感じる。

 キャラクターはみなパチモン怪獣のように、アベンジャーズとかXメンとかのアメコミで見たような人ばかり。
 岩石人間はガンロックみたいだし、熊人間はハルクとウルヴァリンを混ぜたような。刀人間はザ・フラッシュがカンフーと剣術を使うみたいな(この人はカザフスタンの人らしいが黒髪に黒い目で東洋人に見える)。透明女は宇宙忍者ゴームズのスージー。
 熊人間は変身するたびに理性を失って、人間に戻るのに時間がかかるようになってきて、いつか人間に戻れなくなるのでは、と悩んでいたり、刀人間は自分は超人になった、と調子に乗って、頭が上がらなかった兄を殺してしまったトラウマを持っていたり、それをカウンセラーみたいに女隊長の少佐が聞く。

 でも変なもの好きな私は見て損はなかったかも。

 登場するパソコン?がブラウン管で緑一色のモニターだったり、時代考証のためなのか違う事情があるのかよくわからないけど妙にレトロ感もある。

 エンドロールの後にも映像があって、続き作る気マンマンですね。

 もう上映終わっちゃったみたいだけど、興味を感じたらレンタルとかでどうぞ。

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