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平田弘史展(弥生美術館)に行ってみた(26日まで)

2017/03/23 19:00 投稿

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・弥生美術館というのは存在は知っていたが自分には関係ない場所、という認識だった。
 だが平田弘史展をやっているということで、そのうち行こうと思っているうちにもう終了
間近ということで、慌てて行ってきた。
弥生美術館HP
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html
公式ツイッター
https://twitter.com/Laputa199903
 やはり生原稿の迫力というのは違うな。雑誌よりもはるかに大きなサイズで描いているものなどもある。この人の場合、たしかみなもと太郎さんだったかと思うが(違うかもしれない)、ペンで描いたり筆で描いたり、何で描いているのか油断できず割り箸を切ったもので原稿を描いていたこともあるとか、エッセイで書いていたのを読んだ記憶がある。

 知らなかったけど、デジタルにもかなり早期に取り組んで、ソフトも開発したりしていろいろ試した末に手書きに戻ったりもしたらしい。

 手塚治虫さんと並んで最も原稿が遅く、原稿が取りにくい漫画家の双璧でもあったらしい。

 私は日本文芸社から全8巻で出た「平田弘史選集」を当時リアルタイムで購入して(資金的に5巻で力尽きた)、それで氏を知った。

 それ以降、気になる作家の一人なんだけど、読んでない作品の方が圧倒的に多く、ファンとは名乗れない。あとはギャグ風の4コマを読んだ事ある気がするのだが、作品名も掲載誌もわからない。
1コマめ「ビイイイイン」
2コマめ「ビイイイイン」
3コマめ「ビイイイイン」
4コマめ「ダラ」
 という擬音だけ覚えている(「平田弘史のギャグマンガ」らしく思うが未確認)。

 そんな程度なので、今コミック乱で宮本武蔵を描いているとみ新蔵さんが弟さんだというのも、「アキラ」「風雲児たち」「シグルイ」など、他の漫画家や作家の作品の題字を多く描いているという、「お前そんなことも知らないのか」というようなことも全然知らなかった。
 大勢の漫画家さんから色紙が寄せられていて、竹宮恵子さんやあだち充さんがいるかと思えばダーティー松本さんや早見純さん、平口広美さんなど女性には検索をオススメできない人も。

 作品に妥協しないためアシスタントは一部例外(奥さん)をのぞけば使わず、何度も締め切りを破ったり作品が中断したりで困窮することもたびたびありながら、5人の子供を育て、
機械工作もやればシンセサイザーで作曲もし、自分でホームページもつくるという。
http://h-hira.sakura.ne.jp/

 平田氏と言えば時代劇、というイメージだが、時代小説など参考にせず、古文書、歴史書、当時の絵画などをひたすら自分で解読して当時の人間の心を分析して描いているものだとも。私が読んだ範囲では、武士の世界の差別や理不尽を主題とした作品が多かった気がする。
 切腹を描くことも多いのだが、自分が切腹の経験者というのもすごい(麻酔をするとそのまま死んでしまう恐れがあるため麻酔なしで悪性の盲腸手術を受けており、それをずっと見ていたという。もともと激痛だったので、開腹した痛みは感じなかったとか)。

 納得出来ない事はとことん調べぬくまで妥協せず、両親が某教団の人で自分も子供のころからその信者でその縁で奥さんとも出会ったのに、教団から依頼されて教祖のことを描く事になって、調べているうちに教団に疑問を持ってしまって連載中断し教団を去る、というエピソードもすごい。

 今週末でもう終わりだけど、漫画好きな人は氏を知っていても知らなくても、のぞいてみて損はしないと思う。魅力ある創作者は自身が魅力ある人物なんだな、と思う。

 会場内は写真撮影禁止だったので、以下は写真撮影OKコーナーにあったもの。








ランチと図録と何故か「弘史」かぷちーの。「カプチーノ」って生まれてはじめて飲んだぞ。こういうのはかき混ぜていいのか悪いのか。





 図録は直筆サイン入り。あと残り十部くらいみたい。



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