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東方WITH A MISSION~狼達が幻想入り~ MISSION11 紅い悪魔は聖なるものに飢えている2

2016/03/31 01:34 投稿

コメント:1

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何とも言えない気まずい空気が、レミリアとカミカゼを包む。此処は紅魔館。吸血鬼の住まう館。蝋人形○館では決してない。その館の一室。レミリアは照れくさそうに、プレーヤーのスイッチを切る。CDプレーヤーがあることに興味を持ったカミカゼが、ポツリとつぶやいた。

(「゚Д゚)「「コンナ辺鄙ナ所ニモ機会ガアルンダナ」
「幻想郷の機会のほとんどは河童が造ってるのよ、このCDプレーヤーも河童制よ」
(「゚Д゚)「「河童? 寿司デモ握ルノカ?」
「寿司? それは知らないけど、此処では河童は機械弄りが好きなのよ」
(「゚Д゚)「「ナルホド。エンジニアミタイナモノカ」
「そんなところね」

 幻想郷の機会事情を知りつつ、レミリアをぼんやりと見つめていた。レミリアはそのままポフリと一つの椅子に腰かけ、再度口を開いた。

「そういえば家に泊まりたいんだったわね、良いわよ。吸血鬼の館に狼男が泊まるなんて面白そうじゃない」
(「゚Д゚)「「良イノカ、アリガタイ」
「そうと決まれば、この館は自由に出入りしていいわよ。 部屋も空いてるのを使ってちょうだい」
(「゚Д゚)「「Thank you」
「ああ、そうそう、地下には行かない方がいいわ。 危ないから」
(「゚Д゚)「「……OK.(ナンデ? ソンナコト言ッタラ行キタクナルデショウヨ)」

 間を開けて返事をしたカミカゼを見て、レミリアは少しにやけた。こいつ絶対に行くだろうなと、見透かしているような態度だった。

(「゚Д゚)「(ア、行ケト……、完全ニ見破ラレテルナ)

 カミカゼもその態度を察してか、直ぐに口を開いた。

(「゚Д゚)「「ジャア、早速館ノ中ヲ散策スルヨ」
「ええ、是非そうした方がいいわ」

 レミリアは小さく笑いながら見送り、カミカゼは釈然としないまま部屋を出た。行先は地下だ。面倒事はすぐに終わらせてしまおうと言う魂胆だ。
 ドアが閉まると、レミリアの後ろから咲夜が出てきた。

「よろしいのですか? いきなり妹様の部屋を案内なさるなんて……」
「良いのよ、無事に戻ってくる未来が見えたもの。 それに、今のフランなら大丈夫よ、異変の時と違ってかなり落ち着いているもの」
「そうだと良いのですが……」
「なあに、咲夜? 主の言うことが信じられないの?」
「いえ、唯お嬢様と同じ趣味にのめり込んでしまっているので、失礼が無いか心配で……」
「咲夜……、あんた自分の主人に向かって随分なことを言うのね」
「はっ、申し訳ありません」
「まあ、いいわ。 とにかく、あの狼男がどんな反応をするのか見ものね、生きて帰れたなら勝手に寝泊まりしていけばいい、死んだらそれまでだけどね……」

 カミカゼは耳を動かしながら館内をぶらついていた。目的は地下、それ以外の行先は、歩きながら考えていた。此処は館の2階部分、地下と言うのだから、勿論1階の何処かに階段があるのだろう。と、至極当然のことを思いながら、2階から1階に下りる階段を下っていた。

(「゚Д゚)「(シカシ、アノメイドサン、確カニ部屋ノ外ニイタ筈ナンダヨナ。ワープデモ出来ルノカナ。)

 カミカゼはその優れた聴覚で、室内の会話をちゃっかり聞いていた。南極で氷漬けにされていた時から、世界中の音楽を聴いていたのだ、20mも無いような後方の室内の会話を聞くことなど、何の造作もない。

(「゚Д゚)「(ソレニシテモ、アノオチビノ妹ガ地下ニイルノカ、シカモアノ会話ノ内容カラシテ、サイコパスクレイジーシスターノ様ダナ。今ハ落チ着イテイルラシイガ、ドウ対処シヨウカ……)

 などと、かなり失礼なことを思いながら、地下への階段を探して、1階を散策していた。しかし、見つからない。エントランスから四方に伸びる廊下をこれでもかと歩いた、散策時間は約3~40分と言ったところか、これ以上自力で探しても無駄だと悟ったカミカゼは、偶々近くを浮遊していた妖精メイドに訪ねた。

(「゚Д゚)「「チョットスミマセン、地下ニハドウヤッテ行ケバ良イデショウカ」

 妖精メイドは一瞬、なんだこの毛玉男はと驚きながらも、地下への道筋を簡単に説明してくれた。カミカゼは簡単にお礼を言うと、その道順をたどっていった。

(「゚Д゚)「(コノ扉ノ奥ニ階段ガ有ルノネ、階段ヲ扉デ隠シテルトハ思ワナカッタヨ。 モット堂々ト、此処ガ階段デスヨーッテグライ、階段ガ有ルト思ッテタンダガナ)

 内心ぼやきながら、地下へと続く階段を下りていく。降り切ったところで又廊下があり、10m程歩いたところで、明らかに他の部屋と造りが違う扉が暗がりの中に現れた。その造りは何処か重苦しく、禍々しさまで醸し出していた。

(「゚Д゚)「(コレハ、イクラ落チ着イタッテ言ッテモ、今デモ充分サイコパスクレイジーシスターナンジャネーノ? マア、実際ニ見ナキャワカンネーケド)

 一瞬ためらったものの、静かにその扉を開けた。すると、小さな女の子が、モニターを食い入るように見ていた。どうやら何かの映像を見ているようだ。部屋の明かりを付けずに見ているようで、目が慣れるまで何が映っているのかは確認出来ない。いや、それ以前にちょうどモニターの前に少女が座っているため、まともに見えない。
 その様子を静かに見ていると、何やら曲が流れ始めた。その曲が流れ始めると同時に、少女の背中から生えている羽?の様なものがリズムに合わせて、パタパタと元気よく動き始めた。その動きは羽だけに留まらず、体全体に移って行った。しかし、この曲は何処かで聞いたことがあるなあと、不意に思ったカミカゼは何となく思い出そうとしてみた。

(「゚Д゚)「(ナンダッケコノ曲? ドッカデ聞イタナ……)

 考え込んでいるうちヴォーカルと思しき声が流れてきた。その瞬間、その聞き覚えのある声ですぐに思い出した。

(「゚Д゚)「(思イ出シタゼ、コノ曲ハ聖飢魔ⅡのJACK THE RIPPERダ、ナンテへヴィナ音楽ヲ聴イテイルンダアノ少女ハ……、ン? 少女?)

 そこでカミカゼはふと思い出した。初めてレミリアと対面した時のことを、そう、あのときレミリアは、蝋人形の館の前振りに合わせて出てきたではないか、すなわち……。

(「゚Д゚)「(姉妹揃ッテ悪魔大好キッ子シスターズジャネーカ)

 などと物思いに耽っていた時、モニターに食いついていた少女はいきなり立ち上がって、叫び始めた。

「アアアアアーー、殺せ」

 どうやらギターソロ前の決まり文句を叫んだようだ。しかもテンションが上がり過ぎて、立ち上がった瞬間体が少し浮いてしまっていた。

(「゚Д゚)「「……ジーザス」

 その光景に度肝を抜かれたカミカゼはついつぶやいてしまった。その声が聞こえたのだろう、少女は驚き、勢いよくこちらを見た。

「誰!?」

 カミカゼはしまったと言わんばかりにドアの陰に隠れた。いや、別に隠れる必要は一切ないのだが、反射的にそうしてしまった。何をやっているんだ俺はとすぐに反省し、恐る恐る顔をのぞかせる……はずだった。ドアの隙間から覗こうと顔を隙間へ向けた時、既に少女はこちらを隙間から見ていたのだ。本来であれば、パニックになるか腰を抜かして失禁なりなんなりしてしまうのだろう。しかしこの時、カミカゼはなぜか冷静だった。

(「゚Д゚)「(ヤベエ、ドウシヨウ)
「あなたはだあれ?」

 目と目が合い、数秒か数十秒か分からない時が流れた。そんな中、部屋の奥からはまだJACK THE RIPPERが流れていた。しかもラストのサビが終わった直後だった。

『殺せ、殺せ、殺せ、はっはっはっはっは、お前を殺す、お前も、お前も殺す……』

(「゚Д゚)「(俺殺サレルノ?)

to be NEXT MISSION!!

コメント

デコイ二等兵 (著者)
No.1 (2016/03/31 01:43)
長らくお待たせいたしました。
妹様がみていた活動教典はサタンオールスターズです。
レミリアとフラン、二人はどの構成員が好きなのか、個人的にチョット気になります。このブログを投稿した時点ではまだどの構成員が好きなのかは決まってません。
なのでレミリアにはこの構成員、フランならこの構成員がいい!という方はこのコメント内にでもかきこんでくだしあ。
勿論全員と言う回答もOKです!
その中で一番多かった構成員をそれぞれの押しメン?とします。
コメが無かったら勝手に決めますのであしからず。
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