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東方WITH A MISSION ~狼達が幻想入り~ MISSION2 楽園の素敵な巫女

2015/07/29 17:09 投稿

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 所変わって、此処は幻想郷、人妖や神々、果ては悪魔までが気ままに暮らす理想郷。そんな楽園の片隅、夢と現の境目にその場所はあった。「博麗神社」幻想郷の秩序を管理する、博麗の巫女が代々住む神社。

 もはや、何を祀っているのかもわからない神社ではあったが、幻想郷の要であることには変わりはない。そんな神社に住む楽園の素敵な巫女「博麗霊夢」は何時ものように境内脇の縁側でお茶を飲んでいた。

 「はあ、相変らず人が来ないわね……」

 博麗神社は閑散としていた。かつては参拝に訪れる人々で賑わっていた様だが、今は見る影もない。現に今日の参拝客は、人は一人しか来ていなかった。それ以外で来るものは殆んどが妖怪ばかり、そのかいもあってか「妖怪寺」とまで呼ばれる始末であった。人妖問わず分け隔てなく接する霊夢の人間性故の問題でもあるが、そのことを気にするわけでもなく、霊夢は又一つ愚痴めいた。

 「せめてもうちょっと来てくれればなあ……」

 そんな愚痴もどこ吹く風、神社の裏手から堂々と小柄な鬼の少女が現れた。

 「霊夢ぅ~、お酒~」
 「あんた手に持ってるでしょ」
 「釣れないこと言うなよ~」

 酒が並々と入った瓢箪を片手に現れた鬼の名は「伊吹萃香」酒をねだりに博麗神社へと遊びに来たようだ。

 「それにしても、今日は“一人も”参拝客が来てるんだね」
 「”も“ってなによ”も“って」
 「だって何時も人来ないじゃん、私はそっちの方が静かで良いけどね」
 「余計なお世話よ、それにあんたらが来るから”妖怪寺”なんて言われるのよ家は、まあいいわ、お客さんとお話でもしてくるから、萃香はその辺でお酒でも飲んでなさい」
 「はいはい、行ってらっしゃい」
 
 気だるそうに立ち上がり、賽銭箱のある方へ歩き出す霊夢、参拝客もちょうど拝み終わり、霊夢と参拝客がさて挨拶をしようとしたとき、上空から何か声が聞こえてきた。

 「Noooooooooooooooooo!!」

 ふと二人が空を見上げると、一人の人? が降ってきた。

 「oooooooooo!! ~~~! ohh! ~~~~……、ンウォフウ、オッフ」

 境内の石畳に叩きつけられた狼とも人ともとれる容姿の何かは、声にならないうめき声を上げた。実に苦しそうだ。

 「何こいつ」

 霊夢は驚きつつも、又面倒事が増えたことに苦い表情を浮かべた。
 息を整え、なんとか立ち上がった人? 狼? は周囲の景色が普段見ている景色と違うことを認識すると、近くにいた巫女装束の少女に訪ねた。

 「ソコノオ嬢サン、突然空カラ申シ訳アリマセン、此処ハ何処デスカ?」
 「此処は博麗神社だけど……、あんたもしかしなくても幻想入りしたわよね?」
 「Why?」
 「此処は幻想郷って言って、外の世界で忘れられた人や物が流れ着く場所なのよ」
 「……」
 「そうなるとあんたも外の世界で忘れられたってことよね?」
 「ワタクシ世界的ニ有名ニナリツツアルンデスケドモ……、ト言ウヨリ、イキナリ足元ニ紫色ノ裂ケ目ガ現レテ、ソノ中ニ落チタラ此処ニ居ダンデスケレドモ」
 「ああ、なるほど」

 どうやらこの巫女装束の少女は心当たりがあるようだ。

 「何カ心当タリガアルノデスカ?」
 「ええ、紫の仕業ね」
 「oh……、ソウイエバ飼育メーンガ言ッテイマシタネ」
 「飼育めーん?」
 「イエスイエス、飼育好男トイウ、ワタクシ達"MAN WITH A MISSION"ノ仲間デース」
 「うん、言ったね! ジャンケンちゃん!」

 唐突に後ろから飼育メーンの声が聞こえた! 不思議に思い、ジャンケンちゃんは後ろを振り返ると、

 「久しぶり! ジャンケンちゃん!」
 「What!? ナンデイルノ!?」
 「ドア開けたらこの神社の鳥居のとこにいたんだ」
 「ウンウン」
 「せっかくだからお参りしようとおもってね」
 「ジャアタッチノ差デ先ニコッチニ着イタッテワケネ」
 「うん、そういうこと!」

 霊夢はその光景を見て驚きつつも納得ていた。それもそのはず、今日神社に来ていた参拝客の唯一の一人がこの「飼育好男」というよくわからない名前の男だったのだから。

 「じゃあ、あんたたちは知り合いってことで良いのね?」
 「イエスイエス」
 「えっと、その、まん…なんたらって奴の内の一人ってこと?」
 「仲間ト言エバ仲間デスガ"MAN WITH A MISSION"ハ5匹ノメンバーカラナリマス」
 「じゃあそいつは何なの?」
 「チームノ裏方ト言ッタ方ガ正シイデスネ」
 「まあ、そんなとこだね」

 突然のことと、状況確認と石畳に叩きつけられた痛みで、自己紹介していなかったことに気付いたジャンケン・ジョニーは自己紹介をした。

 「何ハトモアレ今更デスガ、自己紹介シマス、私ガ"MAN WITH A MISSION"ノ一匹”ジャンケン・ジョニー”ト申シマス」
 「MAN WITH A MISSIONのお世話係をしています”飼育好男“です、よろしくお願いします」
 「博麗霊夢よ、此処で巫女をやってるわ、よろしくね、ところで……、いるんでしょ? ”紫“出てきなさいよ」

 霊夢が後ろを向いて呼びかけると、そこには何処かつかみどころのない雰囲気の、見た目麗しい淑女? が立っていた。

 「どうして面倒事を増やすのよ」
 「だって、面白そうじゃない、それに可愛いし」
 「可愛い? これが?」
 「何気ニ酷イデスネ、ソレハ兎モ角私ノ仲間ハ何処デスカ?」
 「さて、どこかしらね? ご自分で探してみては?」

 紫はあくまでも教えるつもりはないらしい、まあ仕様が無いと考えたジャンケン・ジョニーは、ミッションの詳細を訪ねた。
 
 「そうね、じゃあこうしましょう、あなたにはこの幻想郷で旅をしてもらいます、その道中でお仲間を見つけてみてはいかが?」
 「……、マア良イデショウ、MISSIONノ内容ヲ知ラサレズニ駆リ出サレルコトモ多カッタデスシ」

 話が決まるや否や、霊夢は軽い雰囲気で切り出した。

 「話は済んだ? それじゃあ、そろそろお昼だし御飯にしましょうか、紫以外で」
 「ええ!? 私の分は!?」
 「あるわけないじゃない、こんな面倒事持ち込んできて」
 「ええ~、しょうがないわね~全く、じゃあそういうことだから、後はよろしくね」
 「しょうがないはこっちのセリフだっての」
 
 渋々その場を去る紫を他所に、普段からこの様ないざこざに慣れているらしいその仕草は、何処か涼しげでもあった。
 
 「あんたらも手伝いなさい、働かざる者食うべからずよ」
 「イエスイエス、スグニ行キマス」
 
 ジャンケンちゃんはチョット考えた。

 「どうしたのジャンケンちゃん?」
 「イエ、ナンデモアリマセン」

 昼食の手伝いに向かう飼育メーンを他所に、小さくつぶやいた。

 「楽園ノ素敵ナ巫女、ネ……、何ハトモアレ、メンドクサイ事ニナリマシタネ……」



to be NEXT MISSION!!

コメント

デコイ二等兵 (著者)
No.1 (2015/07/29 18:13)
今更ですが初めまして、ダーシェイ木村二等兵です。
まさか投稿してすぐに読んでくれる人がいるとは思わなくてびっくりしましたよ前回は、ええ。
まあ、一人でも読んでくれればうれしいですよ、はい。
さて、駄文で読みずらいかもしれませんが、どなたか感想を頂ければ幸いです。おそらく今後のモチベーションになるかと思われますので。
お願いします!

追伸:E,D,ヴェダー(MWAMのサポートギター)は出ません。ごめんなさい!!
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