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東方WITH A MISSION~狼達が幻想入り~ MISSION21 雷鼓の達人!

2016/07/15 03:45 投稿

コメント:1

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 子供たちを救って一夜が明け、スペア・リブは慧音と妹紅と共に、朝食に舌鼓していた。

(コンナニ美味イ朝飯ハメッタニ食エナイニク、特ニ米ガ絶品ニク、コレデ肉ガアレバ最高ダニク)
「良い食いっぷりだな、見ていて気持ちがいいくらいだ」
「朝からあんなに食えないわ、私は」
「ダメだぞ妹紅、ちゃんと食わないと育つものも育たないぞ」
「もう1000年以上前に止まってるから良いわよ別に」

 そう言うと妹紅は慧音のたわわに実った二つの大きな大きな果実をマジマジと見た。慧音は頬を赤らめ、照れていた。かわいい。しかし、リブは何食わぬ顔で、朝食を大きな口にかき込むと、手を合わせてごちそうさまと小さくお辞儀をした。

(美味カッタニク……、サテ、今日ハ里ヲ探索シテ一日ツブスニク、仲間探シハ明日デイイニク)
「お、もういいのか、まあ米だけで5杯も山盛りで食えば満腹か、それで今日はどうする? 人里を歩いて時間をつぶすか?」

 慧音の問いにリブは黙って頷いた。

「そうか、まあ昨日の今日だ。ゆっくりと探索すればいいさ。妹紅は今日はどうするんだ?」
「私? 私は竹林に帰って炭作るけど……」
「何時も通りという奴か、じゃあ私も……とはいかんな、念のため今日は寺子屋を休みにしよう。子供たちの気持ちを落ち着かせないとな」
「そう、じゃあ、朝ごはん片づけたらそれぞれ別行動ね、これも何時も通りだけど」
「そうだな」

 二人の会話がひと段落すると、リブはおもむろに立ち上がり玄関へと足を進めた。人里探索へ出発だ。どのぐらいの規模なのか、何処に何があるのか、飯屋は何処なのか、楽器屋はあるのか、後飯屋は何処なのか、一日だと知れる情報はたかが知れてはいるが、それでもある程度知る必要はある。飯屋とか。

(ヒトマズ、ブラツイテ、テキトーニ目星付ケテ散策スルニク)

 リブは当てもなく人里をぶらつき始めた。が、人里散策はかなり難航した。慧音宅から歩いてものの数分でリブを中心に人だかりが出来たのだ。無理もないだろう。人里の住民からしたら子供たちを救った英雄だ。だが、これ以上囲まれていては散策が出来ない。なんとか人だかりを抜けるとダッシュとジャンプであっという間に振り切った。

「~~♪」

 人里のはずれを一人の少女が歩いていた。靴の踵にバスドラムのキックが付いた不思議な靴をはいた少女だ。彼女は堀川雷鼓。ドラムの九十九神だ。グラマラスなスタイルが里の男衆の目を引いているが、本人は特に気にすることなく歩いていた。

(取リ合エズ此処マデ来レバ大丈夫ソウニクネ)
「? なにあいつ? 新手の妖怪?」

 雷鼓が顔をしかめるのも無理はなかった。いきなり視界に狼頭の男が現れたのだ。知らずに視界に入れれば、謎の妖怪ぐらいにしか見えないだろう。しかも辺りをキョロキョロと見回しながらこちら側に歩いてきた。

「あ、こっち来た。 なんかあたしのことガン見してる」
(……ナンデ踵ニドラムノキックガツイテルニク?)

 二人が相対すると軽く挨拶を交わした。

「ど、どうも」
(ドウモダニク)

 雷鼓が会釈をすると、リブもそれに合わせて会釈を返した。かわいい。
 雷鼓が反応に困っていると、リブは黙って雷鼓の踵を指差した。

「ああ、これ? ドラムのキックなんだけど、わかるかなあ? あたしドラムの九十九神なんだよ」
(ドラム!? リブモドラム叩ケルニク!)

 雷鼓の言葉に反応してか、リブはチョットテンション高めで、スティックを振るそぶりをしてみせた。

「あら、あなたドラム叩けるの? じゃあ試しに叩いて見せてよ」

 そう言うと、雷鼓は唐突にドラムセットをその場に出した。その光景を見てリブは若干驚いていたが、久しぶりのドラムと言うだけあってか、テンションがあがっていた。

(ナニ叩コウカニクネエ、ウーン、Take What U Wantニスルニク!)

 リブがドラムを叩くと、雷鼓の目つきが一瞬で変わった。予想以上にドラムを使いこなしていたのだ。

(す、すごい……ドラム叩けるぐらいでテンションあがってたから、対して気にしてなかったけど、メチャクチャ上手いじゃない!)

 しばらくして、リブがドラムを叩き終えると、またもや人だかりが出来ていた。先ほどのリブのドラムプレイが瞬く間に人を呼び寄せていたのだ。

(何時ノ間ニカ人ガ集マッテキチャッタニク、マア、ショウガナイニク、サスガニドラムハメダツニク)
「凄い凄い! あなたとんでもないドラムプレイするのね! 一緒にセッションしたい! 否、しましょう!」

 雷鼓が目を輝かせながら食い気味に話しかけてきた。

(ウオッ、メッチャ食イツイテキタニク、デモドラムセッション楽シソウダニク)

 雷鼓の提案にサムズアップで答えるリブ、それを見るや否や、雷鼓は嬉しそうにドラムセットをもう一台出して、セッションを始めた。その後、昼過ぎまでドラムを叩き、リブと雷鼓がへろへろになったのは言うまでも無い。


スペア・リブside MISSION COMPLETE...to be NEXT MISSION!!

コメント

デコイ二等兵 (著者)
No.1 (2016/07/15 03:59)
リブ編終了。と言う訳で、5匹皆が幻想入りしました。これにて、シーズン1が終了しました。まあだからと言って話数をリセットしたりすることは無いんですけどね。そしてシーズン2からはいよいよ狼達が動き始めます。合流したり二日酔いになったり、新しい出会いが待っていたり、そんでもってシーズン1のチョットした時系列やら解説やら(おまけ有り)を挟みます。
=以下勝手に近況報告=
引っ越し先が決まりました。市内での引っ越しで、直線距離1kmチョットぐらいです。今借りてるアパートより家賃が半分も安くて部屋も広いという穴場物件です。チョット築年数がたち過ぎて所々ボロちゃんですが、内装はリフォームしているだけあって、綺麗でした。
引っ越し業者さんも前回使った所をそのまま使ったら、なんか色々割引してくれて、税込3万チョットで済みました。ラッキーだぜ!
あ、今月ゴジラ放映ですやん!行かねば(使命感)そして来月はアポカリプス!楽しみだ、実に楽しみだ!
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