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東方WWITH A MISSION~狼達が幻想入り~ MISSION15 狼と烏の珍道中?その1

2016/06/02 03:19 投稿

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文と椛が何やら話していたが、その内容はサンタモニカの頭には入ってこなかった。普段、周囲からはサンちゃんと呼ばれていたのだ。それがここにきてサンタさんだ。誰がサンタクロースや。と突っ込みを入れたかったが、この際もういい、その話はあきらめよう。そう考えていた中、何やら気になる情報が耳に入った。

「ああ、そういえば文さん。 文さんなら何の問題もないとは思いますが、念のため伝えておきますね。 ここ数日、この辺りを新手の妖怪が一匹うろついているそうです。 情報によると、血の気の多い奴らしいのですが、狡賢いせいか中々姿を見せないとか、取り敢えず、見つけ次第説得してここから出て行ってもらうか、言う事を聞かなかった場合は退治して構わないとのことです」
「あやや、私がしばらく留守にしていた間にその様な事があったのですか。 ですが、まあ大丈夫でしょう。 伊達に千年も烏天狗やってませんからね、それにサンタさんもいるんです。いざというときはサンタさんを生贄に捧げますよ。 サンタさんの実力も図れると思いますしね」
(ナンカ物騒ナ話ニナッテイルナ、マア何トカナルダロウ……。 ソレニシテモジャパニーズ妖怪ハ長生キダナ、千年モ生キテマダ女ノ子ミタイナルックスヲシテイル)

 どうやら不審人物ならぬ不審妖怪が出没しているようだ。生贄に捧げるとか応戦するとか物騒な話が飛んでいるが、それよりも、翼の生えた少女が放った天狗という言葉から、彼女たちがジャパニーズ妖怪だと言う事が分かったが、年齢にも少々驚いた。自分たちMAN WITH A MISSIONも80前後(勝手な憶測)生きているが、それよりも遥かに長い。そんなことはさておき、二人の話し合いは終わったようだ。椛と呼ばれる少女が持ち場に戻るために、立ち去っていくと、文と呼ばれる少女がこちらに歩み寄ってきた。

「それではサンタさん、ずっとこの場に留まっても何も進展しないので、まずはここから近い守矢神社に移動しましょう。 あ、そうそう、私のインタビューを受けてもらいますからね。こんなにおいしいネタが目の前に転がっているのに、逃す事なんて出来ませんからね」
(俺ガソンナニオイシソウニ見エルノカ。 ナンダカ懐カシイナ)

 そんな理由でインタビューを受けるのは初めてではないが、ここまで物珍しそうに見られるのは、バンドデビューして注目を集め始めた頃以来、音沙汰が殆どなかった。そのためか、少々懐かしく感じた。
 サンタモニカが感慨にふけっていると、文は歩いて移動し始めた。背中の翼を使って飛ばないのだろうか。そう思って翼を見ながら首をかしげると、こちらですよと言わんばかりに振り返った文は、すぐに察して返答した。

「歩きながらの方が沢山インタビューできるので、飛んで行ったりはしませんよ? それにそんなことしたら、サンタさんがついてこれないじゃないですか」
(ナルホド、確カニソウダ)

 納得したのか、サンタモニカは頷くと、そのまま文についていく形で歩みを進めた。

「さあ、まずは参道へ抜けるためにこの藪を抜けましょう。 インタビューは参道へ抜けてからです。そう遠くはないのですぐに抜けられると思いますよ」
(ソウ遠クハナイッテ、先ガ全ク見エナインダケド、……ン?)

 藪が深いのか、山がデカいのか、そんなものはどちらでもよかったが、先が見えなさ過ぎてちょっとだけ不安になった。しかし、その不安を消し飛ばすかのように、何か別の気配を感じた。天狗でも動物でもない気配だ。恐らく先ほど文と椛が話していた、血の気が多くて狡猾な新手の妖怪とかいうやつなのだろう。

「気づきましたか、サンタさん? まあ大丈夫でしょうから、このままこちらも様子をうかがいながら参道へ移動しましょう」

 そのまま、30メートル程だろうか、距離を保ったまま移動すること10分程たった時、先に動きを見せたのは新手の妖怪だった。徐々に近づいてきて、約20メートル程の距離になり、目視でハッキリとその姿が確認できる距離まで来た……筈だった。唐突に気配と姿が確認出来なくなった。

「なっ、いきなり気配と姿が消えた!? 術が使えるほどの実力者だったのですか!?」
(……、ナンカ地面ノ下ガメチャクチャ怪シイナ、ト言ウカニオイガ地面カラ伝ワッテ来ルンダケド)

 気配と姿は確かに見えなかった。だが、においまでは完全に消すことはできなかったようだ。姿が消えた瞬間から、かなりのスピードでこちらに近づいてくるのが分かった。かなり臭いのだろう。目と鼻の先ぐらいの距離まで来ると、さすがに文も気づいたのだろう。

「なんですかこの臭い!? 臭っ!?」
(……確カニ、鼻ガモゲソウナニオイダゼ、ダガ、コノニオイノオカゲデ場所ガマルワカリダゼ!)

 妖怪が真下まで来た瞬間、サンタモニカが地面に腕を突っ込んで何かを引きずり出した。が、出したまでは良かったが、あまりにも強い腐敗臭のせいか、全力で地面に叩きつけてしまった。

(Oh!! ......Smell!!)
「っ!? 死体!? 死体に地縛霊がついたみたいですね……、サンタさんが全力で叩きつけたせいで動かなくなっちゃったみたいですが……」

 どうやら最近出てきた妖怪というのは、このモグラの腐乱死体で間違いない様だ。しかし、モグラにしてはやけにバカでかい。頭だけでも、レトリーバー程の大きさがある。問題はあまりにも強い腐乱臭で、つい全力で叩きつけてしまったせいか、体がバラバラになってしまい、全体像があまりつかめないことだった。

「うーん、こいつは記事には出来なさそうですね、何より臭すぎて記事にしたくありません」
(アー、臭カッタ……!? シマッタ!)

 ここで一つ問題が起きた。サンタモニカのその反応に、どうしたのかと文が尋ねると、サンタモニカは黙って、モグラを掴んでいた手を文に近づけた。

「うわっ、臭っさ! こびりついているじゃないですか!? その手を近づけないでください!」

 その反応がサンタモニカの何かを刺激したのか、軽いノリで近づけて遊んでいたら、文のゲンコツが飛んできたのは言うまでもない。
to be NEXT MISSION!!

コメント

デコイ二等兵 (著者)
No.1 (2016/06/02 03:22)
デッドプール見てきたー。いや、初めてだわ、一日に同じ映画2回も見るの。パンフとサントラ買っちまったぜ!(歓喜)
みんなも早く映画見ようぜ!ありゃ傑作だ!
デコイ二等兵 (著者)
No.2 (2016/06/02 23:51)
追記:見直して思った。唐突にモグラが腐乱臭醸しながら妖怪化するってどういうことよ。意味不。後は、あややのゲンコツか……、ちょっと受けてみたいかも
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