栢莚のブロマガ

城巡り38~高知城(再訪)

2016/09/24 08:46 投稿

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昨今私のブロマガを巡るゴタゴタの影響ですっかり書くのが遅くなってしまいましたが
8月の城巡り4本目の記事です。

今回は、私が訪れた事のある城の中でも(部活のランニングで毎週言っていた江戸城を除いて)
恐らく最多(4回目)となる高知城を紹介したいと思います。

高知城


前回の記事はコチラ

現存12天守の1つにして天守と本丸御殿が完璧な形で現存する唯一の城でもあります。
今回は前回紹介しきれなかった点も含めて紹介していきたいと思います。

①追手門

前回訪れた際には丁度付属する石垣と塀の工事が行われ始めたばかりでしたが、
今回訪れた時もまだ工事中でした…

表側


裏側



丁度よさこいまつりの前日に訪れた為、左には舞台が作られてました


因みに工事の状況は非公開なので直接修復の過程を見る事は出来ませんが、
ちょっとした裏ワザ…もとい見る視点を変える事で今の様子を見る事が出来ます。

現在の工事の様子(by天守閣より)


石垣は既に積み終わりが終わり残りは塀の工事だけなようです。
次見に行くときには立派な姿を見せてくれると期待しています。

②三の丸


現存建築物は皆無ですが、往時の姿を留める石垣は実に素晴らしいです。

鉄門跡


天守閣から見た三の丸跡と鉄門跡


④二の丸
三の丸同様、こちらも現存する建築物はありませんが、
江戸時代は実質的に二の丸で藩主が政務を取った場所だけに
広大な敷地はそのままにしておくのが勿体無い気もします。
他の城と同じ様に御殿の間取りだけでも整備してほしいですね。



⑤本丸曲輪
さて、メインの本丸ですが、前回もかなり紹介したので今回訪れて
気になった点を中心に紹介したいと思います。

単なる入口と思われがちな詰門二階


詰門二階内部



詰門一階



殆どの方はこの門に関して一見すると「ああ、2階と階段で繋がってるのね」と
思われがちですが、実は一階の門から入ると本丸にはいけません。

この門は裏側の梅ノ段に繋がっており、山内一豊の築いた高知城の
緻密な作りが体感出来る門となっています。

詰門裏側



さて、詰門を潜ると見えてくるのが本丸曲輪です。

前回訪れた際には修復中で見る事が出来なかった黒鉄門


前回



西多聞内側



(左から)詰門、廊下門、黒鉄門東南矢狭間塀及び西多聞


右から天守西北矢狭間塀、東多聞、詰門



高知城が「天守閣と本丸御殿が完璧に残る唯一の城」と冒頭にも書きましたが、
それ以上に高知城や松山城、姫路城など一部の城に行く時だけ味わえる
楽しみが、

「多聞櫓や土塀を含めた曲輪が完全に残っている(もしくは復元されている)」

事だと思います。
他の城を貶すつもりは全くありませんが、やはり廃城令や戦争を経て多くの城が
「石垣のみ」、「天守閣だけ」、「櫓or門だけ」という状態の中で一部とは言え、
往年の建造物が全てあるのはとても嬉しくなります。

特に昭和後期の復元が「史実無視」、「コンクリ再建」、「天守閣だけ(一部例外有り)」
に加え本来多聞櫓である場所や様々な装飾を凝らしてた土塀などが全部一緒くたに
白壁総塗り込めで適当に復元されているのを残念に思っています。

それだけに本丸曲輪全体がこうして残っている高知城はいつ見ても飽きません。

江戸時代中期に再建された本丸御殿も欄間の彫刻が波間など
南国高知ならではの独特な趣向が個人的に凄く好きです。






そして、御殿内部ばかり目が行きがちですが、外を見ると綺麗な庭の奥に
全国でも高知城のみという非常に珍しい物見格子窓があります。


これは鉄砲狭間だと狭さ故に相手の動向が分かりにくい為に作られた
物見用の格子窓です。

外側の天守東南矢狭間塀からだとこう見えます。


そして進行ルートから外れてる為、あまり注目されない納戸蔵



そして本丸御殿と直接繋がる天守閣ですが、江戸時代中期の再建とは言え、
創建当時の天守をほぼそのまま復元している事もあって非常に戦国時代の
天守閣の造りをそのまま色濃く残しています。

一階



二階


三階



四階


そして六階に上る途中にあって気付かれにくいですが実は小さい五階があります。



⑥西の丸、梅の段
高知城といえば建造物が残る本丸や追手門ばかり注目が行きがちですが、
裏側にある梅の段や西の丸もまた見所が沢山あります。

裏側入口


城西公園内にある高知県立武道館内に建つ旧致道館の表門


高知城の建造物ではありませんが、こういった藩校の建築物は現存する数が
少ないので一見の価値はあります。

追手門側とは異なり人通りの数も少ない為、ゆったりと楽しめます。


石垣の整備・保存も行われている為、状態は良い方です。





まあ、敢えて欠点を言うのであれば、西の丸下の部分はともかく、
梅の段に至るまでの中腹が余りに樹木に覆われすぎて薄暗いのと
何処に石垣や建築物が建っていたのかが分からない事が挙げられます。
少し樹木の手入れを増やして欲しいなと思いました。

⑦終わりに

もうすぐ、追手門土塀の修理が完了するのと、来年の3月4日に追手門前に
移転してきた高知城歴史博物館が新たに開館します。

丁度梅の段に梅の咲く時期でもありますので、訪れる予定のある方は
3月4日以降に訪れられるのをお勧めします。

次回は四国から離れて関西の城紹介に移りたいと思います。

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