MASAの部屋

TAIJIを偲ぶ 後編 TAIJI 沢田泰司

2015/08/16 18:07 投稿

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さてTAIJI特集の後編と言う事で先月出たばかりの
赤塚友美氏の本を紹介したいと思います。

赤塚友美 / TAIJI 沢田泰司



購入場所:大宮

購入金額:1512円

2008年から2011年の3年間、TAIJIの最晩年を共に過ごした
赤塚友美氏が
2015年7月に出した回顧本です。

本の内容は3章に分かれており、第1章は2011年7月17日にサイパンで
TAIJIの身に何が起こったのかを赤塚氏の側から検証した物で
当時TAIJIをマネージメント(仮)をしつつ怪しげなサイパンでのビジネスに
利用していた北野輝美の不審な行動とサイパンでのTAIJIとの最後の対面や
4年かけて調べた上に現在もあやふやなままになっているTAIJIの死因に
ついて無念さを混じらせながら克明に語っております。

後述するように「飛行機内でのトラブル」そのものはTAIJIの病気に起因する
「よくある出来事」だったのかも知れませんが、私自身当時TAIJIのブログ
(2011年5月頃から北野輝美が書いてたそうですが)の変貌ぶりに困惑してただけに
事件発生後から北野がとった一連の不審な行動を鑑みるに「やはり、そうだったか」
という疑惑が晴れると共に2010年にも入って未だに「不審死」が罷り通ってしまう
外国でのトラブルの旧態依然ぶりに戦慄する他ありませんでした。

一方、第2章TAIJIの抱えていた病気について詳細に書いており、
その中で赤塚氏は今まで知られていなかった事も含め公にし
生前にTAIJI自ら語った

・てんかん
・ナルコレプシー(睡眠障害)
・膠原病
・脳梗塞
・肝硬変
・左大腿骨頭壊死
・左足靭帯断裂

の他に今回新たに

境界性パーソナリティ障害
アスペルガー障害
解離性同一症(多重人格)

を罹患したいた事が明かされました。

特に初めて明かされた精神系の病気により2008年に

 12月2日早朝、兼ねてから治療中であった左足の大腿骨頭壊死による歩行困難
から転倒し、その際、胸とノドを強打したため救急車により病院に搬送され、
そのまま入院することになってしまいました。(引用:TAIJIオフィシャルブログ)

とされていた事故も

解離性同一症の症状と思われる喉と胸を包丁とハサミで刺した自殺未遂

であった事、その後も同様の自殺未遂があったが明らかにされました。

この解離性同一症はかなり重度で且つ赤塚氏が出会う前から罹患してたらしく
(この病気は幼少期に極度の心理的負荷をかけると発症しやすい病気であり、
その点TAIJIは幼少期から家庭不和で両親が離婚しているのが挙げられます)
それ故にX時代の大阪での傷害事件や96年のD.T.Rの活動停止、及び離婚
更には2000年代の「新たにバンドを組むも短期間で活動停止or脱退」も
上記の病気でTAIJIの中に生まれた凶暴で突発的に関係者に危険な言動を吐いたり
常に感情が不安定な怖くて意地悪な人である「アから始まる長い名前を持つ交代人格」
によって起こされたかも知れない可能性があるのではないかと思います。

この通りまさに「病気とケガのデパート状態」であるTAIJIの
それでも必死に治して生きていきたいんだという決意の元長い闘病生活を
3年間に渡ってサポートしてきた赤塚氏の献身には感服する他ありません。
特に彼の精神疾患の原因の1つともいえる「落ち着いた家庭環境」に
乏しかったTAIJIにとって赤塚氏との闘病生活は「支える人」がいるせいか
掲載されている写真もミュージシャンとして普段見せる顔では無く
温和で人懐っこい顔をした物が多く著者との邂逅は良かったのではないかと思えます。
また闘病の一環でTAIJIが描いた絵も掲載されており、不安定な精神状態から
時折垣間見える素の沢田泰司が窺えます。

続く第3章では打って変わって赤塚氏がTAIJIと過ごした3年あまりの
日常の日々が
豊富な写真や資料と共に書かれており、
文中に出てくる銀杏の話はTAIJIがブログでも紹介していた事があります。

また2009年頃からTAIJIのマネージメントも務める様になってからの活動である
KTRAやTSP、TAIJI with Heaven'sといったソロ活動を始めとして
2009年のLOUDNESSへのゲスト参加や2010年のX JAPANへの18年ぶりの
参加の様子などが記されています。

16年振りの共演となった樋口宗孝追悼ライブでのTAIJI

18年ぶりの参加となったX JAPANでの「X」(上14日、下15日)




晩年のソロ活動の1つTSPのライブの様子

TAIJIの遺作となったTAIJI with HEAVEN'S のアルバムから
WARNING ~この男凶暴につき



この様に2009~10年にかけてかつての仲間たちと急に和解や再会を次々果たしており
本人がこの様な最後になると予期していた訳でもないのに(もっとも上記の様な健康状態を
考慮すると別の原因での不慮の死は覚悟していた節はありますが)これらの事が実現したのを
考えるとファンにとっても本人にとっても良かったのではないかと思っています。

動画を見ても分かる様にまだまだこれからも懸命に生き続けようとしていただけに
TAIJIの「不審死」は今を以てもとても悲しいと共に如何しがたい憤りを覚えます。

X、LOUDNESSファンを問わずTAIJIが好きな方は自伝と共に読むことで
彼の波乱万丈な人生の一端を見る事が出来るのでお勧め致します。

次回の本紹介はまだ未定ですがとりあえず次回はブートを紹介したいと思います。


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