MASAの部屋

FUSED

2015/08/09 17:10 投稿

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前回予告したようにマーティン時代”限定ベスト”を紹介する予定でしたが
その前にサバス絡みの面白い1枚を手に入れたので先に紹介していきたいと思います。

TONY IOMMI / FUSED


ブラック・サバスのオリジナルメンバーで中心人物であるトニー・アイオミが
グレン・ヒューズと手を組んで2005年に出した2枚目のソロアルバムです。

今作の収録内容は以下の通り。赤字は音源あり

1. Dopamine
2. Wasted Again
3. Saviour Of The Real
4. Resolution Song
5. Grace
6. Deep Inside A Shell
7. What You're Living For
8. Face Your Fear
9. The Spell
10. I Go Insane
11. Let Down It Easy(日本盤ボーナストラック)

私の持っているのはアメリカ盤なので11曲目は収録されていません。

以前このブロマガでもこれこれとかで「グレン在籍時のサバス」を
紹介した事がありますが、正直言って両者が好きな私も貶さざるを得ない
程のボロボロぶりでした。

そんな両者が再度共演して出したアルバムですが正直言って

こういうのを期待してんだよ!

とも言うべき理想的なアルバムとなっています。
元々あの忌まわしき(笑)1985年の決別以降何度か接触がありました。
特にオリジナルサバス再結成直前の1996年に薬物中毒から脱した
グレンとセッションしたテイクは充分アルバムとして出せる程の珠玉の出来でした。
しかし、そのデモ音源が「EIGHT STAR」としてブートに流出してしまい、
オリジナルサバスが一段落した2004年に公式化する事に決めて
当時14歳の少年にアッー!してムショにいたデイブ・ホーランドの
テイクを差し替える、リミックスを施す等をした上で
THE 1996 DEP SESSIONS」としてリリースしました。

このリリースが契機となって両者は2004年に再びセッションして
このアルバムをリリースするという運びとなりました。

内容は前回の「SEVEN STAR」が「様式美サバスをグレンが歌い上げる」でしたが
今回は「全時代のサバス路線をグレンが歌い上げる」という趣になっています。

1曲目のDopamineからアイオミ十八番のねちっこいヘヴィリフが唸る楽曲
「グレンおじいちゃん、吐血してない?」と思わず心配になるような
彼の「歳幾つ?ハイシャウト」が冴え渡るという展開が繰り広げられます。
グレンというと「BURN」や「PHENOMENA」の様な様式美HM/HR路線
トラピーズや「Come Taste The Band」でも見られるファンク路線
イメージが強いですが以外にソロでもモロヘヴィネス路線の「Addiction」を
出すなど意外と初期サバスの様なヘヴィメタル路線もイケたりします。

Wasted Again


丁度この頃のグレンは以前紹介したアルバムのセールスの失敗から
出すアルバムは全部ファンク路線まっしぐらになっていていた事に加え
カネになるとジョー・リン・ターナーとのHTPみたいに課外活動を行うも
あんまり儲からなくなると飽きてすぐに辞めてしまう彼の悪い癖から
今作も「またカネに走ったか…」と落胆する人も少なくなかったそうですが
蓋を開けてみれば素晴らしい出来合いに
手のひらを返すように賞賛する様になりましたw

1~5曲目がオジーサバスに通じるヘヴィネス路線だとすると
後半からはロニー時代以降の「様式美サバス路線」であり
マーティン時代を彷彿させる様なパワーバラード路線のDeep Inside A Shell や
7曲目のWhat You're Living For の様なスピードチューンも現れます。

What You're Living For


そしてラストのI Go Insaneはリフやソロ、途中の転調も含めて
「グレンのHeaven And Hell」とも言うべき長編大曲となっていて
アイオミが30年以上に渡ってサバスで研鑽し続けた多様な音楽性が
所々散りばめられた作品とも言えると思います。

I Go Insane グレンの歌い回しにも注目

ただ唯一残念なのはこれだけ内容的には優れたアルバムを
リリースしたのにも関わらずツアーが全く行われなかった事です。

これはカネにならなかったというよりもアイオミ側の都合が原因で
この年にはオズフェストの為にオリジナルサバスを再結成したり
翌年はロニーとの再合流という「カネになる仕事」が相次いだという
時期的な要素が大きかったとはいえ不運としか言いようがありません。

その後アイオミはロニーとの活動に入り、グレンは第3期パープル再結成を
匂わせたりしながら再びファンク路線のソロ活動へと戻って行きました。
そして時が過ぎた2010年、ロニー逝去後「追悼&解散ライブ」として
行われたHeaven & Hellのライブにグレンがゲスト参加した事で話題になりました。

その時の様子。多分ツアーが実現したらこんな風になっていたんだろうな~

今後オジー率いるサバスはもう何度目になるか分からない
最後のツアーを行って解散宣言をしています。
アイオミはがん治療というリスクを負っていますので
ツアーは難しいと思うのでせめてもう1度グレンとアルバムを作って欲しいです。

グレン・アイオミ双方のファンは元よりサバスファンにとっても
これはど真ん中ストレートになるアルバムですので手に入れるのをオススメします。

次回はちゃんとマーティン時代”限定ベスト”を紹介
を紹介したいと思います。


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