MASAの部屋

THE BEST OF RARE COLLECTION

2015/06/14 21:59 投稿

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このブロマガを見ている洋楽好きの方であれば一度は被害にあったであろう
「何ちゃってベスト」に代表される半海賊盤という代物があります。
廃盤になった公式作品を勝手に再リリースする物から適当な選曲をして
どっかのブートの音源を1、2曲持ってきて”ライブVer”もしくは”未発表音源”と
謳って売る物まで様々な物があります。
つい最近、ブックオフに行った時に”そんな匂いがプンプン漂う”作品を見つけましたw
しかし、裏側を見て「面白そうだしネタアイテムとして紹介してみるか!」という事で
購入してしまい(笑)、暫く放置してましたが改めて今回紹介したいと思います。

DEEP PURPLE / THE BEST OF RARE COLLECTION



購入場所:地元のブックオフ

購入金額:500円

DEEP PURPLE”関連”のレア・トラックを収録している半海賊版です。
CDの表記はDEEP PURPLEとなっていますが正しくは「パープル関係者一同」であり、
中身は正確に言うと「バタフライ・ボール&ウィザーズ・コンベンション」となっています。

今作の収録内容は以下の通り。赤字は音源有り

1. Dawn
2. Get Ready ←ココ注目
3. Safferon Dormouse & Lizzy Bee
4. Harlequin Hare

5. Old Blind Mole
6. Magician Moth
7. No Solution
8. Behind The Smile ←ココ注目
9. Fly Away
10. Aranea
11. Sitting In A Dream ←ココ注目
12. Waiting
13. Sir Maximus Mouse
14. Dreams Of Sir Bedivere
15. Together Again
16. Watch Out For The Bat
17. Little Chalk Blue
18. The Feast
19. Love Is All ←ココ注目
20. Homeward ←ココ注目
21. Loose Ends
22. Money To Burn
23. Until Tomorrow
24. Light Of My Life
25. She's A Woman

1~20までがバタフライ・ボールの全曲、最後の4曲が
ウィザーズ・コンベンションからの抜粋となっています。

1~20に収録されているバタフライ・ボールはマニアの方ならご存知かと思いますが
DEEP PURPLE解雇後にプロデューサー業を始めたロジャーに持ち掛けられた物で
アラン・アンドリッジという人物の書いたを具現化するという企画で
これ以外にTVアニメ化、映画化も含まれた壮大なメディア・ミックスの1つでした。

プログレ風に言うと所謂「コンセプト・アルバム」といった体裁であり、
業界でも顔が広いロジャーが確かな腕を持つスタジオミュージシャンで
核バンドを組んだ上にほぼ1曲1人の割合でゲストヴォーカルを呼んでいます。
パープルからはデビカヴァが8曲目、グレンが2曲目で1曲づつヴォーカルを取り、
当時ELFに所属し、後にリッチー・ブラックモア率いるRAINBOWのVoとなる
ロニー・ジェイムス・ディオが1人で3曲も歌うという破格の扱いで参加しています。

特にRAINBOW加入直前のロニーの歌声には目を見張る物が有り、
RAINBOW加入後に「Catch Your Rainbow」や「Rainbow Eyes」で魅せた
バラード曲での才能を既にこの頃から遺憾無く発揮しているのが分かります。

さて、肝心の内容ですが、バタフライ・ボールに関しては端から
企画ありきで作られた物である事に加えどうやら映画のサントラ(?)として
利用しようという思惑もあったらしく、「豪華なメンバーの参加した夢の作品」
というよりもいかにも「お仕事で作った作品」といった雰囲気が溢れています。
それでもロジャーらしく真面目に「絵本のコンセプトに合わせた」曲を作り、
他のメンバー達も「お仕事」と割り切っているのか勢いはなくとも各々、
「自分の仕事はきちんとやった」と言わんばかりの作品に仕上がっています。
当然ですがバタフライ・ボールの売上は皆さんご存知の様に大失敗に終わり、
それでも何故か1回だけお披露目も兼ねてライブが開かれてHR/HMファンの人の知識には

「DEEP PURPLE脱退後に実業家に転じて失敗したイアン・ギランが復帰したライブ」

として刻み込まれているかと思います。
このライブにはロニーがRAINBOWのツアーの都合で出演できず、当時事業の失敗で
借金で首が回らなかったギランが旧友のロジャーの依頼に渡りに船でロニーの代理
という形で参加したという裏事情もあったりしますw

因みに後年ロニーが1999~2000年にかけて行われたDEEP PURPLEのツアーに
ゲスト参加した際には何とSitting In A DreamとLove Is Allが披露されています。

ライブでのSitting In A Dream&Love Is All

これにはロニーとのリハーサル時間が少なく、ロジャーのアドバイスもあって
この2曲がセット入りしたそうですがこの時58歳とはとても思えない
往年の艶やかな美声で歌いきっておりありそうでなかったロジャーとロニーの
共演でもありますので一聴の価値はあるかと思います。

さてもう1つのウィザーズ・コンベンションですがこれはバタフライ・ボールにも参加した
スペンサー・デイヴィス・グループのメンバーであるエディー・ハーディンという
人物が自分の親しいミュージシャンを呼んで作ったソロアルバムであり、
偶然にも第4期ディープ・パープル最後のライブを終えた直後に制作され
デビカヴァ、グレン、ロードに加えロジャーも参加している事から
上との類似性もあり
余ったトラックの穴埋めに白羽の矢が立った(?)様です。

当然といえば当然ですが

「エディー・ハーディンのソロにたまたまパープル関係者が多く参加していた」

に過ぎないので3~4期のパープルの音楽性を期待するとCDを叩き割りたくなります(笑)
それでもデビカヴァが歌っているMoney To Burnは後のロジャーがプロデューサーを務めた
ソロ2作品や初期スネイクに通じる要素を持ち合わせており、デビカヴァのパープルから
スネイクへと音楽性が変化する過渡期を捉えた貴重な1曲でもあるので初期スネイクファンに
とっては欠かせない作品かもしれません。

Money To Burn














…と、ここまで書いといて難なのですが
実はこの全収録曲にウィザーズ・コンベンションの収録曲を更に加えた

「ディープ・パープル バタフライ・ボール&ウィザーズ・コンベンション」

という物が出ているらしくそれを買ってしまえば「お役御免」の一品だったりします(笑)
(但し、現在廃盤で見つけるのは非常に困難だとか)

まあ、タイトル詐欺な一面もありますがレアなのは間違いないのですので
パープル物やRAINBOW、WHITESNAKE、GILLANといったパープル・ファミリーも
一通り揃えた方がさらに上を目指したい時にはオススメできるかと思います。

次回の公式紹介は偶然図書館が何をトチ狂ったのかデイヴィッド・リー・ロス在籍時の
ヴァンヘイレンのアルバムを一挙に仕入れる愚挙(快挙?)をしたのでこれを機に
暫くの間、公式紹介はヴァン・ヘイレン特集をやってみようかなと思います。

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