MASAの部屋

THE PURPLE ALBUM

2015/05/05 14:25 投稿

コメント:4

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昨年の白蛇はダグ・アルドリッチのまさかの脱退を受けてからの
ナイトレンジャーからジョエル・ホークストラの電撃的引き抜き!
というゴシップ・ニュースに事欠かなかったものの、
肝心の音楽面のニュースはダグのインタビューでちらっと

 「彼(カヴァーディール)は今凄いプロジェクトを進めてる」

としか伝わってこなかったWHITESNAKEですが、漸く日の目を見る形で出たのは
まさかの異色新作アルバムでした。
前回「別のプログレバンドを紹介するかも」と書いておきながら
この白蛇の新譜があったのをすっかり忘れていた事に気付き(苦笑)
今回は世界最速で発売された事もあり、早速紹介したいと思います

WHITESNAKE / THE PURPLE ALBUM


購入場所:近所のタワーレコード

購入金額:4320円

WHITESNAKEの通算12枚目の公式アルバムです。
アルバム名が示す通りカヴァデール在籍時の第3~4期ディープ・パープルのアルバム

「紫の炎」
「嵐の使者」
カム・テイスト・ザ・バンド

に収録された楽曲を収録したセルフカバーベストアルバムです。
「自分が在籍したバンドの曲を自分のバンド名義で発表する」ということ自体、
オジー・オズボーンが「Speak Of Devil」を出したのを皮切りに
同じパープルの同僚であるグレン・ヒューズも1994年の来日公演でパープル曲を多く
収録したアルバム
を出すなど既に色んなアーティストが行っていますが、
その多くはあくまで「ライブアルバム」の形であり、
スタジオアルバムで全曲セルフカバーを出すのは実は非常に珍しかったりします。


今作に収録された曲は以下の通り。赤字は動画有り

1. Burn
2. You Fool No One
3. Love Child
4. Sail Away
5. The Gypsy
6. Lady Double Dealer
7. Mistreated
8. Holy Man
9. Might Just Take Your Life
10. You Keep On Moving
11. Soldier Of Fortune
12. Lay Down Stay Down
13. Stormbringer
14. Lady Luck (ボーナストラック)
15. Comin Home (ボーナストラック)

ブックレットのデヴィカヴァ本人のライナーによると

・ジョン・ロードの癌発覚後にかつてのパープルの関係者から連絡が
きっかけでジョン・ロードとの親交が復活

・ジョンの死後、長年に渡って不仲であったリッチーと連絡を取り和解。
その後Coverdale / Blackmore プロジェクトが開始されるも途中で頓挫

→折角マテリアルを作ったのが勿体無いのでWHITESNAKE名義で発表


との事で「何だ失敗したプロジェクトの滑り止めかよ」と言われてしまえば
それまでですが何がともあれ今まで自分で築き上げたWHITESNAKEに拘るあまり、
パープル時代を「黒歴史」の様に扱っていたデヴィカヴァが素直に見つめ直して
振り返れるアルバムを出せた事自体は素直に評価してあげるべきかと思います。

BURN


因みにWHITESNAKEでは結成直後~83年までと2003年の再結成後以降は
DEEP PURPLEの曲は何曲か演奏されておりアルバム収録曲の内、

・BURNはStrombringerとのメドレー形式で2003年からずっと演奏

・MistreatedもSoldier Of Fortuneを組み込む形で76~80年、83年まで演奏、
単品でも2006年に2回だけ演奏

・Soldier Of Fortuneは上記以外にデビカヴァの機嫌がいい時にサビのみアカペラで歌う

等とそれなりにですが歌われています。
他にも結成直後はMight Just Take Your Lifeも演奏されるなど
WHITESNAKEとパープルの楽曲は意外と関係が深かったりします。

2003年の再結成からライブで演奏されるBURN~Strombringer


初期~中期スネイクで1983年まで演奏されたMistreated



因みに収録曲の構成は

「紫の炎」6曲

「嵐の使者」5曲

「カム・テイスト・ザ・バンド」4曲(ボーナストラック含めて)

とライナーのリッチーベタ褒めから考えられそうな「第3期パープル尽くし」
のような偏った選曲にはなっておらず意外とバランスが取れていたりします。
(因みにデビカヴァのインタビューではDealerとI Need Loveも収録したかったとか…)

Lay Down Stay Down

また、オリジナルではグレン・ヒューズがリードVoをとっていた曲である
Holy ManやYou Keep On MovingもデヴィカヴァのVoでリメイクされており、
同じくグレンがデビカヴァのリードVo曲を歌ったテイクと聴き比べすると
デビカヴァとグレン双方のアレンジに見られる音楽ルーツが垣間見えて面白いです。
(特に何曲かにおいて見られるデルタ・ブルースへの傾倒が見えるのが特徴です)

Stormbringer


参考までにグレンが歌うBURN

また、デビカヴァ本人も言及していますがこのアルバムは
オリジナル3枚を越えようとか忠実に再現しようというわけではなく、

「3~4期パープルの曲を今のスネイクでやったらこうなる」

というのを形にした作品ですので当然キーも今の(嗄れきった)デビカヴァの声に
合わせて低くし、その分ツインギターをメインにした「分厚い音作り」をしてますので
この手の作品を出すと必ず出てくる「全然オリジナルと違う!」とか「アレンジ下手くそ」
という不毛な論争や批判は端からお門違いという事になります。

また今作から新たにWHITESNAKEに加入した新ギターリストのジョエル・ホークストラも
無理にリッチーを意識せず「ギター・アンサンブルの1人」としてバンドリーダーになった
レブ・ビーチと共に時々自分の色を見せつつそつなく演奏に終始しているのも
「馬鹿の一つ覚えの様にリッチーの真似してればいいや」という某ジョーリン御用達の
日本人ギターリストやトリビュート盤やライブで「原曲無視の俺様プレイ」をする
某豚貴族よりかは実に落ち着いて聞けて私には良かったですw


まあ、この作品に逢えて欠点を挙げるとすれば

BURNだけでもいいからゲストでグレン・ヒューズにも歌って欲しかったな~

と誰しも思った様な事を思ってしまいますw
(インタビューではデビカヴァもグレンのゲスト参加が脳裏によぎったそうですが、
「リッチーもいないからシンプルに白蛇のメンバーだけでやろう」と没になったとか)

因みにこの後WHITESNAKEはこのアルバムを引っさげ世界ツアーに出ますが、
12月のイギリス公演では何とデフ・レパードとの再度共演するという
ュースが入ってきたりもしています。
後個人的にはどっかの公演でグレンと共演とかもして欲しいですね~

次回の公式アルバム紹介は改めて紹介予定だったASIAのベストを紹介する予定です。

コメント

白猿 (著者)
No.2 (2015/05/06 19:49)
花園カオルさん、コメントありがとうございます。
>海賊盤みたいなwデザイン
これは私も思いましたw
丁度どっかのレーベルが来日公演物を出す時のデザインと瓜二つなのでw
もしかしてブート屋に対する嫌がらせかな?とも思いましたw

でゅら〜
No.3 (2015/05/17 19:10)
 パープル・アルバムのリリース公演が発表されましたね。
   http://www.creativeman.co.jp/artist/2015/10whitesnake/
白猿 (著者)
No.4 (2015/05/17 19:59)
でゅら~さん、情報ありがとうございます。
私も今回の来日公演は行ってみたいなと思ってます。
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