MASAの部屋

洗脳~地獄の12年間からの生還~

2014/07/25 12:10 投稿

  • タグ:
  • X_JAPAN
  • Toshl
  • 洗脳
  • 書評
  • ネタバレなし
  • HOH
昨日発売されたばかりの新刊ですが、個人的にもXファンとしても
とても興味深い1冊だったのでネタバレにならないレベルで紹介したいと思います。

Toshl / 洗脳~地獄の12年間からの生還~


購入場所:紀伊國屋書店

購入金額:1600円

X JAPANのヴォーカリストであるToshlが洗脳自己開発セミナー「ホームオブハート
(以下HOH)との12年間にも及ぶ洗脳、暴力、搾取を赤裸々に綴った本です。
正直言って心臓の弱い方は読むのが大変辛い記述や描写もありますので注意してください。

物語はエピローグから始まり元夫人もといキ○ガイ女の守屋香との出会い
(1993年)頃から始まります。
そして今まで明かされることなかったToshl本人のトラブルやそれに伴うX JAPANの
メンバーへの溝の蟠り、またXのフロントマンとしてのプレッシャー等悩みを
抱えている所を守屋に付け込まれ、洗脳へと陥る経緯が事細かに書いてあります。

これ以上書くとネタバレになるので詳しくは書きませんが2010年1月の記者会見で
「もし守屋に会わなければX解散はなかったのか?」という質問に対してToshlが
「それはちょっと分からないですね。その当時はやはりもうちょっとX JAPANの
活動自体に対してちょっと疑問を感じていましたのでまたそれは違う所にあると
思います」

と述べていましたが、それを裏付ける証言だと思います。

引用部分は2:12辺りから


そして次第にMASAYAこと倉渕透との出会いと次第に露わになる「セミナー」と称する
洗脳行為や暴力行為。それにより神経衰弱状態に追い込まれ彼らのなすままの言いなり
ロボットへと変貌していってしまうToshlの姿が生々しく書かれており衝撃的でした。

そして98年から2006年に渡る”ソロ活動”及び生活実態、そして繰り返される暴力の日々が
続きます。そして、一連のToshlからの搾取と同時に2004年に明るみになった児童虐待問題についてもToshl側から見た経緯が書いてあります。

そして、結果的に洗脳解除のきっかけとなったX JAPANの再結成と新たな搾取活動、
やがて裁判等を通じてToshlがMASAYA及び守屋に対して「洗脳」されていた事に気付き、
拉致監禁など壮絶な目に遭いながらも2009年の肋間神経痛発症がきっかけとなって
遂に監視の目から逃れ、洗脳状態から脱する事ができた所で本は終わっています。

個人的に今まで語られる事の無かったToshl側からみたHIDEの死や最後の会話、X再結成の
どす黒いカネの話などはYOSHIKIの自伝やPATA、HEATHのインタビューからでは
分からなかった事だらけでXファンとしては目から鱗でした。

この本では紀藤弁護士との共同記者会見の2010年4月まで終っており、その後については
一連の裁判でMASAYAが敗訴した後も「MARTH」と名義変更して洗脳活動を続けていることぐらいしか私は知りません。

また壊れてしまったToshlの家族ですが、残念ながら今現在も疎遠状態が続いているという事で(無論Toshlを出汁に使って彼を苦しめ洗脳へと傾倒させた遠因という過去もあるので一概に同情できませんが)いかに洗脳というものが齎す被害が大きく取り返しのつかないものかを感じさせてくれます。特にToshlの為に仕事を辞めてまで彼に関わってくれた次兄との関係が改善してくれること願ってやみません。

Toshlはその後新たなソロ活動を開始しており、8月にもソロライブが企画されています。
一方でソロ活動を続けながらX JAPANの活動も並行させており、今年の10月には
3年振りのXのライブも行われます。

PATA曰く「スキャンダルのデパート」であるToshlですが、これからも微力ながら彼の今後の活動を応援していきたいなとこの本で読みながら思った次第です。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事