前回紹介したコペンハーゲン公演の後サバスは80年以来9年振りの来日を果たしました。
今回はその来日公演のブートの1つを紹介したいと思います。
BLACK SABBATH / Power Of Darkness
購入場所:新宿
購入金額:1000円
「HEADLESS CROSS TOUR」日本ツアーより10月17日の東京・厚生年金会館公演を
AUD録音で収録した物です。何を隠そうこの私がこのブート蒐集を始めてから
2枚目に購入したブートです。
音質はというと‥私が持っている89年のブートの中では一番音が悪いです、ハイ。
これ自体既発よりかは音質が良くなっているそうですが、感触は70年代のAUDの様な
ダンゴ状態で正直初心者でなければ購入するのを躊躇うレベルでもあります。
(このツアー自体優秀な音源が豊富ですし‥)
今作の収録内容は以下の通り。
Disc 1
1. Ave Satani~The Gates Of Hell
2. Headless Cross
3. Neon Knights
4. Children Of The Sea
5. Die Young
6. When Death Calls
7. War Pigs
8. The Shining
Disc 2
1. Mob Rules
2. Black Sabbath
3. Iron Man
4. Children Of The Grave
5. Heaven And Hell
6. Paranoid
7. Heaven And Hell(Reprise)
セットリストで変わった点と言えば9月29日公演を最後にDevil & Daughterが
セット落ちしているぐらいで、バンドのパフォーマンスも相変わらず高いままです。
この日本公演のファンにとって注目の的は84年のWHITESNAKE以来となる来日だった
コージー・パウエルだったようで、「Heaven And Hell」中盤のメンバー紹介では
主役たるアイオミを差し置いて大歓声を受けている事からも推察できます。
確かに日本でのサバスの知名度はオジーソロの成功もあって80年代に比べればはるかに
上がっていたサバスですが来日回数は僅か2回と日本人にとってはまだまだ馴染みの薄い
バンドなのは否めず、その点日本ではディープ・パープル/レインボー/ホワイトスネイク
/ギランといったパープル系列バンドの人気が圧倒的であり、パープル系人脈の大物で
5回の来日回数と抜群の知名度を誇るコージーが人気なのも当然といえば当然と言えます。
それだけに音質が悪いのが惜しい限りで、今ではグレードアップVerの
「Headless Night」とかが出ているらしいので89年のサバス来日物を欲しい方は
これよりもそちらを手に入れる事をお勧めします。
この日本ツアーの後サバスは初となるロシアツアーへと向かいます。
が、その前に順番が前後してしまいますが、ヨーロッパ・ツアーの中でも
このツアー屈指の優良音源であるウィーン公演のブートを次回紹介したいと思います。