みなさまこんにちは。
今回からブロマガリレーに加わることになりました、運営4号機ことむっくです。
麻将連合のツアー選手「むく大樹」としても細々と活動しています。

さて、僕はここスリアロチャンネルのスタッフとしてお世話になっているのですが、本職はマージャン教室の先生です。
一言でマージャン教室と言っても色々あるのですが、僕が持っているのはゼロから始める入門コースと、一通りルールは習ったけど、まだまだ危なっかしい初級コースがメインです。

生徒さんは高年女性が大半を占めていて、「お姉さまパワー」に圧倒される毎日です。
いつも楽しく賑やかに健康マージャンを楽しむ彼女たちですが、初級者ということで、間違いをしてしまうことが多々あります。
少牌やノーテンリーチ、フリテンロンなど、まあそのあたりは容易に想像が付くと思うのですが、時として思いもよらない勘違いをしている場面に遭遇します。
新種や珍種の間違いが起こる度に、それを集めるのが僕の密かな楽しみとなってます。

そんな可愛い勘違い集の中から今日は、「まさかそんな間違いしないでしょう。」と言う人も多いけど、マージャン教室のお仕事やお手伝いをしたことのある方ならきっと「あるある!」と共感してくれるであろう、よくある勘違いベスト3を紹介します。



第3位
【「○○」の事を「オヤ」と呼ぶ。】


「先生、オヤがありません!どうしましょう?」
呼ばれて行ってみる。
劣勢の状況で親番がなくなってどうやって逆転するべきか考えているのだろうなあと思っている。
ところが、まだ東場で、しかも持ち点が少ないわけではない。
はて、どういうことかと思っていると、こんな手牌になっている。


二萬三萬四萬五萬六萬七萬八萬二筒三筒四筒二索三索四索五索


カンの良い方は想像がついたと思いますが、「アタマ」の事を「オヤ」と呼ぶ生徒さんがいるんですね。
初め聞いた時はこの人だけかなあと思っていたのですが、実はこれが珍しい勘違いではなく、結構な頻度で起こる間違いなんですよね~


「先生、オヤがたくさんありすぎて困ってます!」
なんだか複雑な家庭環境の相談されているみたい…



第2位
【○○しているのにリーチ】


とある生徒さん。
「こうやってこうなるから…よし、これを捨ててリーチね!」
声高らかにリーチ。
「えぇ~」
「早いわ~」
なんてざわざわする生徒さん達。

まあこれはすぐに分かったとは思いますが、この生徒さんの右脇には發がくっきりポンされているではありませんか。

一索二索二索三索三索三索四索四索五索西ポン發發發

これは形がややこしくて、判別が大変な時に起こりがちですね。
「やっと分かった。よく見たらテンパイしている!じゃあリーチ」
みたいな。
不思議と2フーロの時は間違えない傾向があります。
さすがに7枚でリーチは変だと思うんですね。
そして、ほとんどの場合は他の3名も気付かないですね。
後ろで見ている僕はニヤニヤしながら
「おっ、珍しい人がいるねえ。ポンしてるのにリーチするなんて。」
なーんて意地悪く言う僕。
「あっ!」
そそくさとリーチ棒を戻す生徒さん。
そんなやり取りを楽しむドSな僕。
性格悪いですね~



第1位
【○○を××と勘違いする】


とある生徒さんの手牌

八萬九萬一索二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒五索六索


はて、と思って後ろで見ていると、次巡九萬をツモって自信満々で
「リーチ!」
すかさず
「ちょっと待ってちょっと待ってお姉さん!」


そうです、一索一筒と間違えたんですね。

「まさか~」
なんて思う人もいるとは思いますが、この勘違い、実は非常に多いですね。
たしかに一索だけ他のソーズと形が違いますからね。

一索二筒三筒と並べているところに一筒を持ってきて

「あれ…?あ!
って気付くケースもあります。

因みに、逆のケースで、一筒一索と間違える人はいないですね。


今回紹介したのは王道パターンの勘違い集ですが、これから珍種の間違いが発見されたらこのブロマガで発表しますね!