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ラス半を言えない男(フリー雀荘戦記その2)

2014/02/25 17:38 投稿

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嫁がまだ実家から帰ってこないので、先週はフリー雀荘に行った。
 金曜日、仕事が終わり20時から麻雀。朝までやる気まんまんだったのだが、12時に卓が割れて10分ほど待てば別の卓にご案内という状態になってしまった。それまでの負けが3ラス分ほど行っており気持ち的には熱くなっておりまだやりたいところだ。僕は席で静かに待っていた。あーなんとか勝ちたいなあ。
 しかし次に案内される卓(メンバーが入っている)の麻雀を見ていると、なんだか全く勝てる気がしてこなくなった。麻雀のことを考えるのが疲れるめんどくさい状態だ。そうか、僕は今麻雀が楽しいからやりたいんじゃなくて、ただ悔しいから負けを取り戻したくてやりたがってるんだ、と気付く。今帰れば終電も間に合う。5分ほど麻雀を見ていた僕はいきなりすっくと立ち上がりメンバーの人に一言いって店を出た。

 翌日、仕事は昼の2時に終わり、またまた雀荘に行くことにした。さあゆっくりやるぞ、昨日の負けを取り戻してやる。やってみるとなかなか調子がよろしい。最初メンバー3人を相手にしてトップ、だが4回目に字牌の単騎待ちチートイに不用意に一発で振り込んでから調子がおかしくなり勝ち額がどんどん減っていく。
 時間は9時。そろそろ疲れてきた。しかしまだ楽しい。途中新しく入った客が異様についててご祝儀を引きまくる。かなり差をつけたオーラスにも一発ツモの倍満でまくられたりで、さんざんやられ、参った。メンバー二人とその人とでかなりの時間やったのだが12時ころの半荘、僕が3枚オール、メンバーがその人から3枚、と祝儀をとるアガリをする。すると「これでラス半ね」とその人。今まで滅茶苦茶勝っていてもうお腹いっぱい?銚子悪いと感じると…、この人完全に流れ派ですね、と思いつつ、自分ももう9時間ほど打っており、またまたちょうど終電があることだし…卓移動するの面倒だし、ってことでラス半にする。
 結局ここでも少し負けた。
 それにしても終電の中央線は混む。
 
 

 家の駅に着いたが、終電のぎゅうぎゅうに疲れていたのでマックに入り、漫画を読む。家に帰っても誰もいないので帰るタイミングを自分で見つけられない。
 午前2時、漫画を読み終えマックを出る。寒い。さあ帰るか、もう一軒地元のフリーに行って今日の負け分だけでも取り返したい気もする。3秒ほど迷った末、 

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