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第4回~プログレッシブな音楽入門~    追記

2016/12/09 20:35 投稿

コメント:2

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先日グレッグレイクが癌のため亡くなられました。

今年はキースエマーソンと冨田勲氏も亡くなられ非常に辛い

レイクとエマーソンは
プログレッシブ・ロックバンド「ELP」のメンバーであり

冨田勲さんは日本で初めて
名機モーグ・シンセサイザーを使って作曲した人物




今回はプログレッシブ・ロックとシンセサイザーについて
少し分かりやすく書こうと思います。









プログレッシブロック=先進的なロック








時代は1960年代中期
テレビが普及し世界に初めて映し出される真実、ベトナム戦争の衝撃
それまでの価値観は崩壊し、反戦、人間性を問いただすたくさんの芸術が生まれました

ヒッピームーブメント、ウッドストックフェスティバル参考映像


ラブ&ピース

間違いなく音楽の可能性、多様性が最も広がった時代である。

ビートルズ、ローリングストーンズ、ボブディラン
キンクス、ザ・フー、ジミ・ヘンドリクス、挙げだすときりが無い…


その中でもイギリスのビートルズは世界的に大成功を収めた



ビートルズは後期に向かうにつれ、より芸術性を増し
後に細分化され定義化されるスタイルを実験的に作り出していた。


そして1969年、ビートルズ最後のアルバム「アビィロード」が発売されるが
すぐさま不動の1位からビートルズは引きずり下ろされる(注1)

突如、怪作が登場したのだ。




















「ぬおおあああああああ!!!!!」

キングクリムゾン 1st「クリムゾンキングの宮殿」1969年発売











全編究極です、とくに開始2:00~最高w



これこそプログレの原点にして金字塔
昨今テレビでもちょくちょく耳にすると思います。

プログレの概念はここに集約される


変拍子の多用、1曲が長尺、高度な演奏技術、コンセプチュアルでドラマティック、クラシックやジャズからのエッセンス、カラオケで入れにくい等々

ベース&ボーカルにグレッグレイクが参加してます(後に脱退)

ちなみに歌詞にナパームなどベトナム戦争の影響は見られるものの
ヒッピームーブメントに影響は受けていないと思う
これは世代交代の意味を成してるものだと…



70年代に入り
ハードロックとプログレの時代が始まる

グレッグレイクは70年にキース・エマーソンとカール・パーマーとともに

エマーソン・レイク&パーマー(ELP)を結成






71年に2nd「タルカス」をリリース



このタルカスは、まさにシンセサイザーの夜明けと言ってもいいだろう
この時代、シンセサイザーの曲への導入はかなり苦労したらしくELPは正に先駆者であった

音色はハモンドオルガンと、あの「モーグシンセサイザー」通称=たんす


日本では冨田勲氏が後にモーグを使って楽曲を発表し
それがYMOへと受け継がれる(個人的に日本のビートルズはYMOだと思うのだが…
音楽性ではなく功績と実験性)


ELPは日本でもルックスの良さもあいまって人気を博し←かなりいい時代だw
ファイナルファンタジーシリーズの楽曲を制作している
植松伸夫氏だけでなく
当時ゲームミュージックの作曲者はみんな聴いていたといわれている。



その後世界中にプログレという新しい波が広がり
ELPだけではなく、70年代前半はプログレの黄金期となった。




イエス 71年「Fragile」
絶対聴いたことあるはず!→https://youtu.be/87xx5p



ジェネシス 72年「フォックストロット」






そして
ピンクフロイド 73年「狂気」

「狂気」は全世界で累計5000万枚も売り上げ
アルバムではマイケルジャクソンの次に売れた歴代世界2位のアルバムとなる

Billboard 200に15年間(741週連続)にわたってランクインし続け
カタログチャート
では30年以上(1630週以上)に渡ってランクインするという
ギネス記録を打ち立てたアルバム





ちなみにフロイドを初めて聴いた当時、中学生だったマチゾウ少年は
あまりの難解さに即挫折w

もっぱらELPとクリムゾンのロック色の強いプログレサウンドに傾倒していきました。


そして黄金期の集大成

ELP 4th「恐怖の頭脳改革」 73年発表


これによりプログレは行き着くとこまで辿りついたと思います



高校受験を控えせっせと受験勉強に明け暮れる最中
なぜかこれしか聴いていませんでしたw

ただドラムパートをシャーペンで叩いてしまうという
かなりの邪魔をされましたが無事合格し、すっかり頭脳改革されたのでしょうw


プログレッシブロックは70年代中期になると

次第に衰退していきます。
そしてテクニックよりも思想やセンスを前に出した
パンクロック、シンセを取り入れたニューウェイブ、
テクノポップの時代へと移り変わっていきます。


パンクに世代交代

ところで先月
マルコム・マクラーレン(ピストルズのマネージャー)と
ヴィヴィアンウエストウッド(ファッションブランド社長)
の息子がマルコムの遺品を(パンク史にとって非常に価値のある)
7億円相当のものを燃やすと予告したが、実際映像を見ると
ほんのちょっとしか燃やしてない。
http://jp.reuters.com/article/sexpistols-idJPKBN13N0CA

すげ~地味だw






さてさて、私はプログレサウンドを聴くと
生まれるはるか昔の音なのに、未来の音 
それは完全にディストピアであり
暴力的なまでの工業と神話がごちゃ混ぜになった
今も大好きなダークなイメージへとつながっています。
HRギーガー、ブレードランナー、イレイザーヘッド、FF7のミッドガル
今思うとホラーの要素が少しあったのかなあw
ちなみにホラー映画サスペリアのBGMはプログレバンド「ゴブリン」










以上簡単なプログレの話でしたが
経験上、音楽好きな人でもプログレ好きは特に稀だと思います
出会った中でも指で数える程度


プログレは口で曲演奏するのが楽しいジャンルですので

ぜひお試しアレw



それでは聖地エルサレムでしめます
https://youtu.be/w9TbiIEpZJ8

エマーソン、レイク、冨田さん、
ありがとうございました、青春でした。
どうか安らかに…




(注1)「クリムゾンキングの宮殿」はビートルズの「アビィロード」を引きずり下ろしたと有名な話なんですが、実際は全英チャート最高5位だった。

追記
最近のだとプログレとメタルの要素が含まれたバンド
惜しくも解散してしまいましたがマーズヴォルタなんか
とっつきやすくかっこいいです。
グラミー受賞するあたりが本当に海外は素敵。


コメント

でゅら〜
No.1 (2017/01/03 21:59)
まさかその後、グレッグ・レイクまで亡くなるとはね・・・。
まち (著者)
No.2 (2017/01/04 00:57)
悲しいけど運命を感じてしまいます。
去年はなかなか大きかった事と
これからどんどんロック史が変わっていくことをかみ締めながら生きて行こうと思います!
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