おはようございます。マクガイヤーです。
『ドラゴンクエスト トレジャーズ』を買ったのですが、色々と忙しくてまだプレイできていません。次のニコ生が終わってからかなあ……
マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。
〇12月25日(日)19時~「『マッドゴッド』とストップモーションアニメ特集」
12月2日より映画『マッドゴッド』が公開されます。フィル・ティペットが約30年を経て完成させたストップモーションアニメ映画で、ティペットの狂気と執念がつぎ込まれた作品であることは想像に難くないです。
振り返れば、『JUNK HEAD』『PUI PUI モルカー』『ウェンデルとワイルド』と、ここ数年でストップモーションアニメの大作・話題作が次々と発表されています。3DCGの登場でストップモーションアニメが絶滅するといわれていた頃が嘘のようです。
そこでストップモーションアニメの歴史と魅力、個々の推し作品について解説するような放送を行います。
ゲストとして声優の那瀬ひとみさん(https://twitter.com/nase1204)と編集者のキリグラフこと瀬川卓司さん(https://twitter.com/killigraph)をお迎えしてお迎えしてお送り致します。
〇1月9日(月)19時~「Dr.マクガイヤーのオタ新年会2023」
例年お楽しみ頂いている「オタ忘年会」。
2022年は番組編成の都合上開催無しとなりましたが、代わりに新年会を行います。
例年の忘年会と同じく、2022年に語り残したオタク的トピックスやアイテムについて独断と偏見で語りまくる予定です。
ゲストとして編集者のしまさん(https://twitter.com/shimashima90pun)をお迎えしてお送り致します。
ちなみに過去の忘年会動画はこちらになります。
2021年
2020年
2019年
〇1月22日(日)19時~「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』と『仮面ライダーBLACK SUN』:東映特撮の新しい夜明け、あるいは黄昏」
2022年は特撮がアツい年でした。
中でも、東映特撮の暴れっぷりは目覚ましく、「スーパー戦隊」というジャンルを破壊し再生しようという勢いの『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』は『シン・ウルトラマン』と同じく特撮の歴史に残るのではないでしょうか。
もう一つ、賛否両論ですが『仮面ライダーBLACK SUN』もネット配信でしかできないことをやりきり、特撮の歴史に残るのだと思います。
歴史の節目にいる、というかこんなお祭りに居合わせることなんて、めったにありません。
そこで、『ドンブラザーズ』と『BLACK SUN』の魅力について語るような放送を行います。
ゲストとしてお友達のナオトさん(https://twitter.com/Triumph_march)をお迎えしてお送り致します。
〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています
当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。
https://macgyer.base.shop/items/19751109
また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。
https://macgyer.base.shop/items/25929849
合わせてお楽しみ下さい。
さて本日のブロマガですが、先週公開された『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』について書かせて下さい。思っていたより10倍面白かったのですが、思っていたより10倍『デューン』だったのですよ。
●前作『アバター』について
まず前作『アバター』についてなのですが、『ポカホンタス』や『ダンス・ウィズ・ウルブス』を宇宙に置き換えたような――白人酋長もののSF版のようなお話なのですが、一方でかなり高いレベルで新しいことに挑戦していた映画だったと思うのですよ。
・主人公が軍事知識はあるけれど貧弱な肉体しかもたない、ゲーム大好きボンクラ男子の象徴のようにみえること
・パンドラ星はフルCGで描かれ、排泄や食事の描写がほとんど無く、生理的嫌悪を感じる描写を注意深く排除していること
・そんなゲームのような世界で、「アバター」と呼ばれる金にあかせて着せ替えさせたり操ったりするネットゲームのアレのような別の姿を借りて行動すること
・敵がジョックス的ネオリベ的世界という仮想世界に生きる一種の「父親」であり、主人公を一人前の人間として扱わないこと
・ゲームのような世界に住むヒロインだけは主人公のことを一人の男としてみてくれること
・人間世界では終始ボンヤリしながら誰のいうこともホイホイ聞く主人公が、ゲーム世界では生き生きと顔を輝かせて走り回り、ゲームの中でセックスまでしてしまうこと
・主人公がラスボスである「父親」を殺して大団円かと思いきや、ヒロインが「父親」を殺してしまい、ゲーム世界を愛した男がゲーム世界の女によって救われること
以上のような事柄から、劇中ゲームのゲの字も出ないけど、「ゲームの中で、おれは生きる!」というメッセージを放つ映画だと思ったのですよ(https://macgyer.hatenablog.com/entry/20091226/1261771752)。
これは、何物でもない青年が冒険を経て大人になって故郷に戻る「行きて帰りし物語」とは明確に異なるものです。
多くのエンターテイメント映画はちょっと古い価値観に殉ずることで大衆の支持を得るものですが、誰もゲロを吐かず、誰もレイプされない『アバター』は、大作エンターテイメント映画にしては珍しく、新しい価値観を追い求めた映画だと思いました。
●俺なりの『デューン』としての「アバターサーガ」
ただ、高いレベルでまとまっているが故に、続編を作るのは難しいのではないかと思っていました。キャメロンは『エイリアン2』『ターミネーター2』と続編映画でキャリアアップしてきた映画人ですが、今回は難しいのではないかと思ったのですよ。ホラーから戦争映画へというようなジャンルの転換も、より大予算でのリメイクも、『アバター』の続編では難しいと思ったのです。
しかも4作続編を作るというではありませんか。正気とは思えません。
しかし実際に続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を観てみると、ジェームズ・キャメロンのやりたいことが理解できたような気がしました。キャメロンは「俺なりの『デューン』」をやろうとしてると思うのですよ。
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