おはようございます。マクガイヤーです。
そろそろ花粉症の季節がやってきそうで戦々恐々としています。
それにしても、今年のような状況において、例年のように花粉でくしゃみ連発したり、鼻水をすすりまくったりしたらどうなってしまうのでしょうか。
「いや、新型コロナじゃないんです。花粉症なんです」といちいち言い訳した方が良いのでしょうか。
「花粉症ですシール」みたいなのを作って、バッグやらスマホの裏やらにあらかじめ貼っておいた方が良いのでしょうか。
マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。
〇2月21日（日）19時～「最近のマクガイヤー 2021年2月号」
・時事ネタ
その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。
〇3月7日（日）19時～「スーパー戦隊と東映不良性感度」
3月7日よりスーパー戦隊シリーズ第45記念作『機界戦隊ゼンカイジャー』が放送されます。これまで放送されていた『魔進戦隊キラメイジャー』も傑作でしたが、『海賊戦隊ゴーカイジャー』とはまた違った形でスーパー戦隊シリーズを総括するような記念作になりそうです。
そこで、これまでのスーパー戦隊シリーズを振り返りつつ、スーパー戦隊の魅力について語るような番組を行います。
ゲストとしてお友達のナオト（https://twitter.com/Triumph_march）さんをお迎えしてお送り致します。
〇3月22日（月）19時～「こんな時だからみたい旅行映画たち」
新型コロナ過の中、10都府県に発令されていた緊急事態宣言も延長され、気軽に旅行に行けない状況が続いています。緊急事態宣言が解除されれば国内旅行は可能でしょうが、海外旅行は少なくともあと一年は無理そうです。
そんな中、気分だけでも旅行に行ったような感覚を味わえる映画を特集します。ロードムービーに限らず、全く別の土地や風景、旅行そのものの魅力を味わえるような映画は数多くあり、そんな映画たちについて語れればと思います。
ゲストとして編集者のしまさん（https://twitter.com/shimashima90pun）をお迎えしてお送り致します。
〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています
当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はＦより面白い藤子不二雄Ⓐの話～～童貞と変身と文学青年～～』の通販をしております。
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また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。
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合わせてお楽しみ下さい。
さて、今回のブロマガですが、この前みた志村けんが実は生きていたという夢について書かせて下さい。
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志村けんは、実は生きているのです。
嘘かと思うかもしれませんが、本当なんです。
エルヴィス・プレスリーが生きていたとか、宇宙人が蘇生したとか、火星で発見したとかいうオカルト話ではありません。志村けんは生きています。本当に本当なんです。
志村けんは昨年の三月に新型コロナウイルスことCOVID-19に感染し、東京都港区内の病院に緊急入院し、入院後、人工呼吸器が必要なほど症状が悪化しました。更に症状が悪化し、新宿区の国立国際医療研究センター病院に転院し、人工心肺（ECMO）を装着しました。ここまでは報道の通りです。
しかしその後、ECMOによる治療が奏効し、回復を果たしたのです。ECMOで治療したCOVID-19患者の死亡率は40％未満とされていますが、70歳と高齢なこと、喫煙歴が長く、肺炎や肺気腫などの呼吸器疾患の病歴があったこと等を考え合わせると、「奇跡」と呼ぶべき回復でした。
ECMOによる治療は、自分の肺の機能を機械に肩代わりしてもらうという治療法です。静脈から血液を身体の外に取り出し、人工肺を介して酸素と二酸化炭素の交換をした後、血液を静脈に戻します。この間、肺を休めて回復を促すのです。
どうやって肺を休めるかというと、麻酔を使います。麻酔で鎮静させ、自発呼吸を抑えるのです。他の疾患でECMOを使用する場合は、、少しでも状態がよくなれば鎮静を最小限にして、できるだけ目が覚めた状態にすることもありますが、新型コロナ感染症ではそうはいきません。深い鎮静状態が長くなる傾向にあります。
志村けんの場合は、人工呼吸導入時の麻酔で意識を失い、二週間以上鎮静状態にありました。その間、芸人・コメディアンとしての志村けんの心境に変化があったのかもしれません。あるいは、長期間の意識消失から覚醒した後、生まれ変わったような気分になったのかもしれません。
志村けんは、芸能界を完全に引退し、第二の人生を歩むことを決意したのです。
この決意の一端となったのは、入院中に立場を越えて献身的な看病をしてくれた看護師であり、後に結婚することとなった女性の存在があったことは間違いありません。しかし、志村けんはその前に、約70年の長すぎる独身時代を過ごしていました。いよいよ年貢の納め時かと結婚が取沙汰されたことも一度や二度ではありませんが、それでも独身を貫いてきたわけです。「それでも結婚しなかった」志村けんが、今回は結婚を選んだ――ここには、なにがしかの心境の変化があったとしか考えられません。
芸能界を引退するにあたり、志村けんは、自らの死を偽装することにしました。
正確に書けば、一度志村けんは医学的に完全に死にました。心肺停止した時間が数分続き、主治医も死亡を宣言しました。慌てた事務所は志村けんの死亡を早急にメディアに発表しましたが、その直後に心拍が戻り、さらに脈、自発呼吸も戻ったのです。しかし、メディアへの訂正はされないままとなりました。意識を取り戻し、事情を把握した志村けんが、そのように指示したのです。
志村けんが芸能回にデビューしたのは1972年、22歳の時です。二年後にドリフの正式メンバーとなり、以後、気軽に街を出歩けず、完全なプラバシーが無い状態が約半世紀続きました。友人知人もすべて芸能界もしくは夜の六本木で知り合った人間ばかり。正月に実家に帰って、兄の家族や幼い頃からの親友夫妻と語らう時のみが唯一芸能界から離れ、心安らぐ時だったのです。
志村けんの所属する事務所であるイザワオフィスは、ドリフのマネージャーを務めていた井澤健が、渡辺プロから独立する際に全額出資して設立したオーナー企業です。社員数はタレント・事務所合わせて二十数人、家族的経営とまではいきませんが、小規模であること、独立の経緯から井澤を除けばドリフのメンバーの意思がなによりも優先されることから、志村けんの死の偽装は徹底されました。芸能界はおろか、事務所の人間でさえも限られた者しか真相を伝えられなかったのです。
それでも、さすがにドリフのメンバーである加藤茶、仲本工事、高木ブーの三名には志村けんが生きていること、死を偽装しようという方針が伝えられ、三人共に協力しました。過去に様々なことがあったザ・ドリフターズのメンバーですが、いかりや長介が亡くなってから十数年が経過し、古希はおろか喜寿を越え、最年長者である高木ブーはそろそろ米寿になろうかという年齢です。全員、人生の終わりが近いことを自覚しつつ、若い頃を懐かしむと共に、お互いを労わる気持ちが強くなってきていました。
そんなわけで、志村けんの急逝報道を受けて急遽放送が決定した特番にも、三人は真相を知りつつ、志村が死んでる体をとることにしました。
加藤茶と仲本工事はきちんとした「演技」をしました。加藤茶の「志村……。ひどすぎるぞ、お前。一番若いお前が、俺たち差し置いて天国に行っちゃうなんてなぁ」から始まる弔辞は、堂に入ったもので、志村の（偽装された）死を悲しむ視聴者の心に寄り添ったものでしたが、それ以上に話題になったのは高木ブーのそれです。
「決めたの。決めました。四十六年だよね。ドリフターズとして、志村と僕らといっしょにやってた人間って、ちょっと一般の方と違うんだよね。僕らはね。だから、志村は死なないの。ずっと生きてる」
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