おはようございます。
先日の放送「分断の時代のウォッチメン」は如何だったでしょうか?
4時間という長丁場になりましたが、語りたいことを語れて満足しております。振り返ってみれば原作となるアメコミ『ウォッチメン』とその続編となるHBOドラマ版『ウォッチメン』についてきちんと語ろうとすれば、それくらいかかってしまうわけですよ。つきあって下さった御代しおり先生には感謝しております。
マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。
○6月26日(金)20時半頃~金ロー『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』生実況
コロナウイルスの影響か、名作洋画を放送している最近の金曜ロードショー、この度『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズが三作連続で放送されることになりました。自分のようなアラフォーにとっては思い出たっぷりの作品です。
そこで、『PART3』の生実況放送を行います。
コロナウイルスでおうちに籠もりがちなみんな、テレビの前でぼくらと(心の中で)握手!
○6月29日(月)19時~「ラーメンハゲ芹沢達也の苦悩のサーガとしての『ラーメン発見伝』・『らーめん才遊記』・『らーめん再遊記』」(「最近のマクガイヤー」から企画変更となりました)
『ラーメン発見伝』、『らーめん才遊記』の続編『らーめん再遊記』の単行本第1巻が6/8に発売されます。『らーめん才遊記』のドラマ化に合わせた復活連載かと思いきや、『発見伝』では最強のライバル、『才遊記』ではメンターとして登場したラーメンハゲこと芹沢達也を主人公にした、堂々たる続編でした。これまでの連載分を読んだだけで、傑作の匂いがぷんぷんします。
Twitterでは芹沢達也のコマがネットミームとして拡散しているのですが、『ラーメン発見伝』から続くシリーズをきちんと読んだ方はどれくらいいるのでしょうか。『発見伝』、『才遊記』は、それまでのグルメ漫画では比較的取り上げられ難かった「飲食店経営」にフィーチャーした点が画期的な作品でした。若くして理想のラーメンを作り上げるも、資本主義社会でサバイブするためにビジネスという鎧で自らを武装した芹沢達也、彼が象徴する商業性と作家性の両立は、なにもラーメンだけに限った話ではありません。当初は明らかに一回限りの脇役として登場した芹沢が、再登場するに連れ人気を増し、作品のテーマを担うような人物になったのは、ある意味で必然だったのかもしれません。続編『才遊記』では主人公のメンターになり、最新シリーズ『再遊記』では遂に主人公となりました。
そこで、『ラーメン発見伝』・『才遊記』・『再遊記』を芹沢達也サーガと捉え、解説するようなニコ生を行います。
ゲストとしてお友達の編集者のしまさん(https://twitter.com/shimashima90pun)をお迎えしてお送り致します。
○藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています
当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。
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また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。
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合わせてお楽しみ下さい。
さて、今回のブロマガですが、久しぶりに映画館に行ったのでそのことについて書かせて下さい。
●映画館の名画座化
緊急事態宣言が解除されてから約2週間が過ぎました。
都内では新型コロナウイルス感染者の増加を受け、都民に警戒を促す「東京アラートが発動されたものの、緊急事態宣言下に比べれば日常が戻ってきたといって良いでしょう。
自分の住む首都圏では、5/29~6/5の間に映画館が営業再開しはじめました。
自分の住む首都圏では、先週もしくは先々週から上映再開された劇場が多いようです。
面白いのは、上映ラインナップです。
自分が住む川越には、車で30分圏内に4つのシネコンがあるのですが、どれも面白いことになっています。
まずユナイテッドシネマなのですが、洋画のヒットシリーズであるMCU作品の中から『アベンジャーズ』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を上映しています。豪華ですね。
さらに、『バーフバリ』も二作共に上映してます。こちらは連続して観られるようなタイムスケジュールにしているのがニクいところです。
『犬鳴村』『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』『劇場版『SHIROBAKO』』『ジュディ 虹の彼方に』のような、新型コロナウイルス禍直前に話題になっていた作品もあれば、『新聞記者』や『酔うと化け物になる父がつらい』のような、話題になったもののシネコンでかかり難かった作品もあります。『パラサイト』が通常版とモノクロ版、両方上映していますのも興味深いです。
また、昨年終了した「午前十時の映画祭」――映画史に残るような名作映画を朝10時からフィルム上映する企画――が復活し、三作品も上映しています。朝10時なんて定年退職した老人しか観れねーよと思っていたのですが、この状況ならリモートワークを中座して劇場に行ける人もそれなりにいるのかもしれません。
別のユナイテッドシネマも傾向は同じですが、Vシネマの期間限定上映だった『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』が上映されているのが嬉しいところです。『ミッドサマー』も通常版と『ディレクターズ・カット版』の両方を上映しているところがあるらしいですが、こちらはなんと監督の前作『ヘレディタリー』も上映しています。
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』に合わせてか、能年玲奈改めのんがヒロインを演じる『星屑の町』は残席が僅少になっていました。
系列の違うイオンシネマはこんな感じ。
『天気の子』『君の名は。』『シン・ゴジラ』などの邦画のヒット作が並びます。『ゼロ・グラビティ』や『アルゴ』などの大きなスクリーンで観たい洋画ヒット作も並びます。『シン・ゴジラ』はなんと現在全国171館で上映されているそうです。
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