ニッチなケースではあるが、仕方なしに古い搭載メモリが1GBでUSB2.0ポートしかないノートPCを使わざるを得ないので、ReadyBoostで少しでもマシにしたい…そう思ったけどUSBメモリ選びでいろいろと困ってしまったという話。
USB3.xを生かすなら必然的に2.0以上に高速になるように作られているので、USB3.xのメモリならUSB2.0ポートにさしてもReadyBoostは可能であるはずかと…
で、最近自分はSSDやらSDカードやらと、フラッシュメモリで迷ったらとりあえずトランセンド製を選ぶことにしているので、今回は「JetFlash720」の8GBを買いました。
USB3.1 Gen 1対応のMLCフラッシュです。
USB3.1ポート接続時
USB2.0ポート接続時
思った通り、シーケンシャルリードはUSB2.0の実行速度40MB/s近くでるので、今となっては品薄なUSB2.0の高速モデルを探すよりもUSB3.xなメモリを買ったほうが手に入りやすいみたいですね。
Vista登場当時のUSBメモリは、要件を満たしてなくてReadyBoostが有効にならない場合があり、「ReadyBoost対応」とパッケージに記された商品が発売されていました。
PCの性能向上とUSB3.x対応のUSBメモリが多く出回っている現在、わざわざReadyBoost対応であることをアピールする商品はないけど、USB3.xなUSBメモリなら基本的にReadyBoostは使えるものと思ってよさそうです。
ところが、上二つの画像をよく見比べてみると、USB2.0接続時のランダムリードの性能が落ちてるのがすごく気になる…。
これはVistaが登場してまもなく発売され、ReadyBoost対応をうたうBUFFALO発売のTurboUSB「RUF-C2GS-BL/U2」
昔ReadyBoost用に購入したUSBメモリと比較してみると、さすがにシーケンシャルリードとライト全般は、今回購入したJetFlash720が勝るものの、やはりランダムリードが遅い…これは外れモデルだったかもしれないですね…。もっとも、USB3.xポートにさして普通に使う分には問題ありません。
このランダムリードの遅さがReadyBoostにどう影響してくるやらといったところで、TLCでも最高速を求めたハイエンドモデルならまた結果が変わってきたかもしれないですね。さすがにレガシーな、ましてや私個人の所有物でもないPCにそこまで投資する価値はないです。
(とか言いつつこのUSBメモリもちゃっかり1000円越えだったり)