AMDはWindows 8.1のサポートを打ち切り、グラフィックドライバーはWindows 7のものをインストールできるようにされているが、一方でチップセットドライバーは17.10がWin8.1にインストールすることのできる最終のバージョンです。それよりも上のバージョンはグラフィックドライバーとは異なり、Win8.1に入れようとしてもインストーラーにはじかれてしまいます。
私がサブPCとして利用しているWin8.1マシンのマザーボードは、ASRock FM2A88X Extreme6+、ソケットはFM2+、チップセットはA88Xです。
プロセッサはA10-7850Kです。
FM2A88X Extreme6+のサポートページからドライバーを入手することは可能ですが、インストーラーがCatalyst時代の古いやつなので、Radeon Settingsとの混用は避けるべきです。
加えて、なぜかSATAコントローラードライバーが入っていません。無いと言うことはASRock的にはなくてもよいと言うことかも知れないけれど、Windows Updateが、古いバージョンのAMD SATAコントローラードライバーをインストールしようとするので、それはちょっとまずいです。
Revision History
1.3.001.0276
- Fix the CPU high utilization issue when CCC enable
1.3.001.270
- [CZ] Fix SATA PHY PLL not powered down after S3 resume
- Work around Bastrop hardware issue for slumber exit fail and cause BSOD
- [CZ] Fix SATA PHY PLL not powered down when ZPODD connected
1.3.001.266
- Work around Carrizo hardware issue for slumber exit fail and cause BSOD
- Fix OS loading screen hang if skip password of hard disk, skip load security locked hard disk
1.3.001.0245
- Fix the SB700 A12 boot hang issue if PM is enabled
- Enable MSI + CCC as one option
- Fix the long timer DPC WHCK failure for WNGlitchfree HD Video Playback on AC
- Add DID for KernCZ
1.3.001.0220
- Fix BSOD issue with new SSHD
1.3.001.0211
- Fix Devices Behind PMP fails to detect upon one device eject
1.3.001.0166
- Add the runtime D3 support
- Default AHCI LPM setting in balanced power plan is set as HIPM + DIPM in DC mode and HIPM in AC mode to improve battery backup and also reserve performance if there is power plugged in
- Fix the S4 BSOD 0xD1
- Fix ZPODD disappear issue when doing a eject
1.3.001.0156
- Change default value for AmdSataSWSP as enabled
- Change default value for AHCI Link Power Management in Balanced power plan as HIPM+DIPM
- Fix Perforce build warnings
- Fix file encoding format
1.3.001.0068
- Fix BitLocker WHCK test failures with SSDs bug
- Fix Error message when run Standby Critical Focus bug
以下略
1.3.001.0276はWin8.1に入れられる最終版、1.3.001.0068はWindows Updateにある旧版。その間にあるバージョンを見ると、ブルースクリーン等の問題が修正されています。
標準ドライバーで運用する場合は、Windows Updateでドライバーが入れられるのを防止する必要があり、AMD製ドライバーで運用する場合は、最新のものを入れるのを強くおすすめします。
さて、ここから本題。今現在のAMDのサイトからドライバーをダウンロードしようとしてみます。
このように入力すると以下のURLが案内されます。
https://www.amd.com/ja/support/apu/amd-series-processors/amd-a10-series-apu-for-desktops/a10-7850k-radeon-r7-series
ところが、この中にチップセットドライバーのダウンロードURLは有りません。昔は有ったんですがねぇ……。
ならば、Chipsetsから選んでみようとすると、今度はSocket FM2+が有りません。
AMDのチップセットドライバーのインストーラーは、サポートしているOS、サポートしているチップセットのドライバーをすべて内包しています。だからといって、ここでAM4を選ぶと、Win8.1ではインストールすることの出来ない新しいインストーラーの、ダウンロードURLが表示されてしまいます。そもそもAM4は建前上(Win7ドライバーもあるけど)Win10しかサポートしてないことになっています。
逆に、1つのインストーラーでたくさんのドライバーを内包しているのを利用して、Win8.1をサポートしているシリーズを選べば良いのです。
と言うわけで、Chipsets→AMD 9-Series Chipsets→990FXと選ぶことで、Win8.1にインストールすることの出来る「amd-chipset-drivers-software-17.10rcp22-apr27.exe」をダウンロードすることが出来ます。これにはちゃんと第6世代以前のAMD Aシリーズ用のドライバーも含まれています。
直リンクは以下の通り。
https://www2.ati.com/drivers/amd-chipset-drivers-software-17.10rcp22-apr27.exe
ですが、普通にアクセスしても拒否されます。リファラを「https://www.amd.com/ja/support/chipsets/amd-9-series-chipsets/990fx」等に偽装する必要があります。
コメント


ありがとうございます。おそらく2年後になりますが、まずは標準ドライバーやWindows Updateのドライバーで運用してみます。アドバイスありがとうございました。

FM2.FM2+のチップセットの表示がAMD公式から2018年頃?消えてしまい、ドライバー難民になっていましたが、
しろみちさんの記事を見つけまして参考にさせていただいております。
もしお分かりになればご教示いただきたのですが、現在 Gigabyte GA-F2A78M-D3H、ソケットはFM2+、チップセットはA78、CPUはA8-7600、OSはWindows8.1という構成です。
当面Windows8.1を使用し続ける予定なのですが、2023年初頭にWindows8.1の延長サポートが切れた際の更新用にとWindows10用のドライバーを探しております。
チップセットドライバーは
Chipsets→AMD 9-Series Chipsets→990FX→Windows10 64bitに格納されている
AMD Chipset Drivers 18.10.0830 2018年9月4日
SATAコントローラードライバーは
同じく
AMD RAID Driver (SATA and NVMe RAID) 9.2.0.70 2018年8月8日
を入れたらよいかと考えておりますがいかがでしょうか?
(記事から推測するにAMD 9-Series Chipsetsには第6世代以前のAMD Aシリーズ向けのWindows10用のドライバーも含まれている)
年の瀬に恐れ入ります。