Windows の展開スクリプトがそのままでは使えない件
https://ch.nicovideo.jp/lunaorbit/blomaga/ar1167333
以前にもそんな感じの記事を公開しましたが、必要になってきたときに何度も古い記事を探すのが大変なので、復習もかねて再び記事に起こしてみることに。
上記のドキュメントから、diskpartによるパーティション操作は以下の通り
※灰色は省略可能なもの
MBR | GPT |
---|---|
select disk 0 | |
clean | |
- | convert gpt |
create partition primary size=100 | create partition efi size=100 |
format quick fs=ntfs label="System" | format quick fs=fat32 label="System" |
assign letter="S" | |
active | - |
- | create partition msr size=16 |
create partition primary | |
shrink minimum=500 | |
format quick fs=ntfs label="Windows" | |
assign letter="W" | |
create partition primary | |
format quick fs=ntfs label="Recovery" | |
assign letter="R" | |
set id=27 | set id="de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac" |
- | gpt attributes=0x8000000000000001 |
Windowsイメージの展開
※powercfgはPEイメージによっては存在しない場合がある(Win8.1のセットアップメディアにはpowercfgが無かった)
※赤字は場合に応じて変更する箇所
※青地は日本語版で必要な作業
powercfg /s 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c
電源オプションを高パフォーマンスへ変更する
PEイメージによってはpowercfgが無い場合があるので、その時は無視して次へ
dism /Apply-Image /ImageFile:D:\sources\install.wim /Index:1 /ApplyDir:W:\
展開したいwimイメージを指定する
展開したいインデックス番号がわからない場合は「dism /Get-ImageInfo /ImageFile:D:\sources\install.wim」で詳細が見られる
W:\Windows\System32\bcdboot W:\Windows /s S: /l ja-jp
dism /Image:W:\ /Set-LayeredDriver:6
md R:\Recovery\WindowsRE
xcopy /h W:\Windows\System32\Recovery\Winre.wim R:\Recovery\WindowsRE\
W:\Windows\System32\Reagentc /Setreimage /Path R:\Recovery\WindowsRE /Target W:\Windows
ちなみに、Windows 8.1の時のドキュメントを見ると、Windows RE用のパーティションサイズは300MBとなっており、これが初期のころのWindows 10は450MBとなっています。
そして現在は500MB必要となっています。
ストレージに余裕があれば1024MBぐらい確保してもいいかもしれません。
Win8.1やWin10初期のドキュメントでは先頭に配置していたのに、現在のドキュメントでは後尾になるようにレイアウトされているのは、上記の事情からと思われる。(Microsoftのパーティション操作ツールは、パーティションの先頭を移動できず、Windowsパーティションを縮小して新たにWinREパーティションを作り、WinREパーティションが2つできてしまう問題への対処と思われる。ちなみにWinREが先頭でなければいけないのはVistaのみ)
また、Win8.1の時のドキュメントではMSRのサイズは128MBとなっているが、16MBで大丈夫そう。