使いやすい、使っていて楽なもの、シンプルなツールとはそれだけ複雑に見える情報をブラックボックスにしているものである。
その昔私はサブで使っているパソコンをクリーンインストールしようと思い、その前に SSD をセキュアイレース(Secure Erase)しようと TxBENCH を使って見事ハマりました。
セキュアイレースはそれを実施するための ATA コマンドを発行することで行われます。
その際に ATA パスワードを設定する必要があります。
しかし、TxBENCH でセキュアイレースを行うとき必要であるはずのパスワードの入力が求められません。実は勝手にパスワードを設定しているのです。そしてどのようなパスワードを設定したのかを知る手段はありません。
つまりトラブルが発生した場合、パスワードが不明なのでロックを解除することが困難になります。
一応、TxBENCH を配布している公式サイトにてロック解除ツールも配布されておりますが、TxBENCH を正常に動作させることが出来なかった USB(SATA-USB変換) デバイスに対してロック解除ツールも正常に動作する保証はありません。
私はその最悪のケースに遭遇してしまい SSD のロックを解除できなくなりました。
ATA パスワードを解析する手段は無くは無いのですが、自分には難しかったのでダメ元で Parted Magic のセキュアイレースを無理矢理実施して見たところ解除できました。
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