筆者が初めて「又吉イエス」氏なる人物に出会ったのは
およそ5年前。
「2ちゃんねる」の、とあるスレッドで彼の事を知った。
そこに貼られている一枚の画像(選挙ポスター)
そこには、こう書かれていた。
「我は唯一神、
又吉イエスである!」
「我は地獄の火の中に
投げ込む者である!」
「他候補者は腹を切れ!」
…。
なんだこりゃ??
どうせイタズラ好きの2ちゃんねらが画像加工して作ったのだろう。
元ネタは何だろうか?アニメか?映画か?
ところが…
又吉イエスなる人物は本当に実在していた。
しかも、本人は至って大真面目だと言うではないか。
俄然、興味が湧いた。
当時、彼に興味を惹かれた2ちゃんねらーは
筆者だけでは無かったはずである。
一躍、2ちゃんねるの有名人となった「又吉イエス」氏
彼のAAまで制作され祭は大いに盛り上がった。
―あれから5年。
2013年7月14日
筆者は「又吉イエス」氏と初対面する事となった。
ネット選挙解禁という事もあり、彼の事務所にコンタクトを取ったのだ。
「是非」との返事を頂き、力也×神のコラボ放送が実現する。
「神と対面出来る…」
それだけで高揚感に包まれた。
事務所の扉を開くと
仕切りの無い部屋のど真ん中に彼が座っていた。
唯一神 又吉イエス
「うはっ!」思わず声を上げてしまう。
当時の記憶が蘇る、2ちゃんねるの祭を思い出した。
「又吉ワッショイ! 又吉ワッショイ!」と、おにぎりAAが脳裡に蘇る。
簡単にニコニコ生放送の説明に入る。
選挙スタッフがニコニコサイトに詳しく
スムーズに話が進む。
生放送開場1分前、ネクタイの歪みを気にする神。
「大丈夫かね?曲がってないかね?」
ちょっとかわいい…。
生放送は質疑応答の形を取った。
「お歳はいくつですか?」の問いに
10歳上にサバを読む離れ業を見せる神。
スタッフ全員にツッコまれていた。
「私は唯一神であり、
天地創造、万物を司る者である!」
神はあの日から少しもブレていなかった。
その事が嬉しかった。
リスナーのコメントに効いてしまう場面もあった。
「アクバル」=「クソハゲ」と言うコメントを見てしまった神。
激高し
「それを私に向けた言葉なら
お前は地獄行きだ!」
と怯まず応戦!
ニコ生リスナーにも容赦無い神。
※あとで知ることとなるが
「アクバル」とは=「偉大」を意味する言葉らしい。
喜怒哀楽
表情豊かな又吉イエス氏に好感を覚えた。
今年で選挙活動も最後だとニュースサイトで知り
今回最後にお会い出来て本当に良かった事を伝えると
「やめるつもりはない。」
なんと引退報道を全面撤回!!
「神がやめるはずがない!
私がやらないでどうする」
力強く語る神サマ。
最後に、2ちゃんねるで神が有名人である事を伝える。
神は2ちゃんねるの存在を知っていた。
ずっと奥さんと二人だけで活動を続けてきた又吉氏。
そんな中
神の存在を知った2ちゃんねらー達が
その後の選挙活動を共に支えてくれていたのだった。
その数、なんと80人。
神は言う。
「又吉イエスを救ったのは
2ちゃんねらーの皆さんです」
筆者もその時代の2ちゃんねらーであったので
この言葉は嬉しかった。
最後に握手を交わし生放送は終了する。
その手は、又吉氏の信念にも似た力強さを感じた。
御年69歳、どこまでも己の道を信じ突っ走る。
その姿に迷いはない。
諦めない限り、夢が潰えることはないのだ。
「又吉イエス」神は自らの行動で
そう私達に教えを説かれているのかもしれない。
記者名:力也
プロフィール:福井から上京し「綿菓子屋ふわり」を開店
半年で潰すも現在チラシポスティングで生計を立てながら
元気にニコ生で活動中。35歳。
コミュニティ:co352781
Twitter:https://twitter.com/lilyfilter
e-mail:lilyfilter2@yahoo.co.jp
ガジェット通信記者リンク:http://getnews.jp/archives/author/rikiya
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