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集団的自衛権、国民への丁寧な説明なしにことが進むことは断じて許されない

2014/05/26 15:49 投稿

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鈴木克昌代表代行・幹事長 定例記者会見(2014年5月23日)


5月23日、鈴木克昌代表代行・幹事長が定例の記者会見を行いました。
会見要旨は以下の通りです。


20140523鈴木幹事長会見


【 冒頭挨拶 】

今、集団的自衛権については与党協議が展開されているということであり、どんな状況にあるのか見守っていく必要があると思うが、いずれにしても28日に予算委員会の集中審議ということであり、我党も誰にやってもらうのか、決める必要があると思っている。
このまま28日に予算委員会集中審議をやって、これは元々TPPの問題もあるので、安全保障ばかりという訳にも行かないのかもしれないが、後参議院でも1日やって、それで例えば閣議決定というような流れに、もしなるとすれば、これはもう全く国会で国民の皆さんに丁寧に説明をするということがなされずにことが進んでしまうということになるが、我々としてはそれは断じて許されないということを主張しているし、断固それは阻止しなければならないと思っている。


【 質疑要旨 】


5月28日予算委員会集中審議について

Q. 予算委員会の集中審議について、代表にお願いするという方向なのか。(テレビ朝日)
A. 代表含めて少なくとも衆議院の議員は7人だから、7人の内の誰かがやるということになると思う。

相次ぐ行政のミスについて

Q. 参議院の話ではあるけれども、厚生労働省の医療介護法案の文章問題で本会議が流会になったり、その前にも労働者派遣法の条文のミスがあって、会社法にもミスがあったりと、若干政府与党の緩みがあるのではないかという指摘が野党側からなされている。こうした事態が続いていることについて受け止めを。(NHK)
A. あってはならないことだと思っているので、緩みということで済まされないほど重要な問題だと思っている。
そのために国会があり、そのために多くの公務員の皆さんがいる、所管の担当者もいるということだから、それがこのような状況が2つ3つ続いているということで、緩み以前の私は重要な問題だという風に思っているし、罪を憎んで人を憎まずというような言葉もあるかもしれないけれども、今回はやはりきちんと責任の所在をはっきりさせて、そして厳正な処罰をしていかないと、やはり国会というものはなんなのかと、それから官僚というのはなんなのかという問題にも私はなってくると思うので、ここは本当に一つ省庁を挙げて、猛反省して貰いたいと思う。
厚生労働大臣の発言で、75歳年金云々というのもあるように聞いているけれども、このことは私も詳しくは知らないので何とも言えないけれども、大臣自らに少し緩みが出ているのかなという気がするけれども。

民主党の代表選立候補要件緩和の動きについて

Q. 古巣の話になってしまうが、民主党の中で今、代表選に出るための推薦人の人数を緩和しようという動きが一部から出てきている。色んな方が出て党内の活発化という見方もあるだろうし、元々の古巣のそういった動きについて一言いただければ。(NHK))
A. 基本的には古巣であっても他党の話だから慎まなければいけないかもしれないが、個人的な見解としては、やはり代表選に出ようと、そして党を担っていこうということは、ある意味では国の責任を果たしていくということになる訳だから、考えによってはハードルを低くどなたにも出やすくするというのも一つかもしれない。
しかし、今の20人がいいか悪いかは別にしても、ある一定の支持者、賛同者を集めて出ていくというのは、仮にその方がそういった立場に立たれても、重い軽いということはないにしても、後をやりやすいということからいけば、やはり多くの皆さんの推薦で事を進めるということの方が、私は本来ではないのかと思っている。

かつて、河村たかしさんが何としても代表選に出るということで、総理を目指す男だと公言されてやったのだが、結果的には支持者が集まらずに断念されたということがあった。あの時もご本人は20人の推薦人ではなくて、10人なら俺は出られるのだと、こういうことをおっしゃった。
私は、個人的に同郷でもあるし、シンパシーを感じていたのだが、しかし、出にくいからハードルを下げてくれというのは本来の話ではなくて、むしろ20人集めて堂々と出られる体制を作っていくのがあなたの仕事ではないですかということを申し上げた経緯もある。
したがって、まさに個人的な見解としては今申し上げたような流れが本来ではないのかなと思う。

ただ、ここへ来てなぜ民主党の中でそういう動きが出たかという背景は、きちんと見ていく必要があるのではないのかと思う。それは、何百人の議員の政党から、何十人の政党になれば、それにあった推薦人のあり様もあるというのも一つの理論かもしれないけれども。
いずれにしてもこの時期、そういう形が出てきたというのは、その辺にあるのではというところは、見ていく必要があると思う。
Q. 関連して、同じく民主党の中には代表降ろしの動きもある中でそういった署名活動の動きも出てきているのだけれども、他党のことではあるが、その辺りについてはどうか。(共同通信)
A. 今回の推薦人を下げるというのは、代表降ろしにあるのではないかと?
Q. ご本人たちはそれとは関係ないと署名集めをされているけれども、そういった運動があるもう一方では、代表降ろしで蠢いている方たちもいる。その中で署名集めの動きもあるということ。(共同通信)
A. 今申し上げたように、なぜこの時期にこういう運動が起きたのかというのは、きちんと見ていく必要があるというのは、そういう流れからはそうかもしれないが、今回の動きの中にそういった背景があるのかどうかというのは、私は分からないし、コメントする立場にもないと思っているので、それは、そういう行動をとられている方々にきちんと聞くのが筋ではないのかと思うけれども。

他党と協議の場を持つことについて

Q. 結いの党と二幹四国(二幹事長、四国対委員長会談)等をやっていらっしゃるが、連携していく一つのきっかけだとは思うが、今後どういったテーマなり目標を持って、定期的にやっていくことでお互いに何を見出そうとしているのか。開いているということは承知しているし、勉強会の話も出ているけれども、何かテーマを持ってやっていかないと、なかなか動きだしとまでは行っていないと思うが、何を目指して他党と協力、会合をしているのか。(NHK)
A. 色々と考え方があって、一つの目的を持って起こす行動と、行動を起こすことによって共通の目的に到達するという、富士山でも登り口がいくつかあるように、今回、別に我々としては最初の目標を定めてということよりも、むしろ色々と政策の話やその他の情報交換をする中で、何か一つの方向性が出てくればそれで十分意義はあるという風に思っている。

やはり、政党と政党が本当に虚心坦懐、話し合うということは、それが何か目的があってということではなくても、非常に我々も勉強になるし、我々の主張もひとつでも多く政党の皆さんに聞いていただくことが出来れば、これは非常にいいと私は思っている。

私はどんな党から話があっても、前向きに受けていこうと思っている。現実に民主党と結いの党と二幹二国、二幹四国と形は色々とあるけれども開催しているが、やること自体に非常に私は意義を見出しているということである。

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