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muon『Clipboard.1』レビュー

2014/02/21 00:00 投稿

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最近ずっとポムポムプリンのホームページをみて心癒されています。
たたたです。皆さんお元気でしょうか。ポムポムプリンの隣に居る白いフワフワの女の犬はなんて子なんでしょうか。HP上には確認できないんですが、かわいいです。あと、お父さんがダジャレ好きの探偵って設定は大丈夫なのでしょうか。

http://www.sanrio.co.jp/character/pompompurin/

インフルエンザの季節ですが、次は花粉症の季節です。世界よ、おまえはどうしてこうも残酷なのだ!

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今回ご紹介するCDはサークル「muon」の『Clipbord.1』です。もう2012年のアルバムですか。
「短い5曲入りのインストゥルメンタルスケッチブック。」とある通り、シンプルで短い、歌のない曲群。clipsound.1からclipsound.5までの全五曲。独特の民族音楽的でありながらもシンプルで聴きやすい楽曲と抽象度の高いコンセプトが魅力の一作です。



muonさんのCDはそれぞれ抽象的な概念や思考的な断片が音楽になっているようなセグメンタリティがあって、緻密な世界観や強固なグラフィカルイメージで世界を感じさせる作品とは少し違った柔軟性と剛性を感じる作品が多いような気がします。


サークル主の柚木カズヤは作曲からデザインまでこなすマルチプレイヤー。イラストは注目度抜群の若手アニメーターの虎瀬くのによるもの。コーラスと作詞は桔梗ニイチさんが手がけています(5曲目)

一見シンプルなデザインのCDですが、側面にシールが貼ってありジュエルケースの「背」の部分がクラフトペーパー的な色味がとてもかわいらしく印象的です。他の作品でもオブジェクトとして非常に印象に残るデザインが得意みたい。なかなかこの「一工夫」で上手いこと世界を作るので、すごいなあぁって思います。

5トラックはそれぞれ異なるテイストの楽曲で、サイバー感あるトラック2,トラック3、バグパイプの音色を使った民族音楽諷のトラック5、生活音やキーボードの打鍵音などをサンプリングしたトラック4など、何れも独特の「リピート感」があって、繰返しの多いメロディを手探りで概念拡張していくような気持ちよさ。

それぞれの要素は極めて単純なのですが、それらを組み合わせつつ、どのような感覚がフィットするのかを探っているような手工業感があります。

もうひとつ特徴的なのがサンプリングによる音色の拡張。自然音を積極的に音楽に取り入れるというよりも、音色やリズムを生み出し、印象深く残るようなサンプルを探しているような、不思議な感覚の音色が記憶に残ります。

こうした「手探り」による音の「発見」とその拡張というのがmuonのいいところなのかなとふと思ったりして、そんな手応えがぎゅっと詰まっているのが『clipbord.1』という短篇集なのかもしれません。


そのシンプルさ故、楽曲の良し悪しは少し分かれるかもしれませんし、またその完成度も曲ごとにややムラがあるは少し傷で、最初に流れる音の印象で楽曲全体の大部分に関する評価が決まってしまうような味気無さも感じました。

音楽のクリップボード集という一枚。ぜひ次は、フルアルバムを……! ウェブサイトでもデモを聞くことができます。


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