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音が「かっこいい」とはこういうこと! ストーリーでも楽曲でも魅せる double orbit『Three × Primary × Triangle』レビュー

2014/02/19 00:00 投稿

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まや押しも押されもせぬ人気を誇る〆Gk.yamadaのユニット
double orbitが2010年に発表したアルバム。この後にはdouble orbitとしての楽曲発表はないようなので、未だに最新アルバムとゆってもよいのではないでしょうか?


本作も、前作『Two sympatny』から四年(!)空いてのCDでしたから、今年あたり新譜があるかもしれません

喪服にも見えるようなドレスをきた同じ顔の少女が手を合わせている印象的なジャケット。ThreeとTriangleがあるとおり「3」がこのCDのマジックナンバーとなっています。
全9曲。3曲ずつ「Story track」「No story track」 「Remix track」とあるように、物語に準じた作品、そうではない曲、過去曲のリミックスがあります。うち6曲がボーカルで、有馬美咲、七柊たまき、kikuyo、三澤秋、k.yamada、bが参加です。

本作では3人の高校生が織りなす禁断の恋愛模様とそれにまつわる「呪い」がストーリーとして下敷きにあり、それらがトラック1から3までの楽曲に反映されているようです。ジャケットイラストもその反映ですね。ブックレットには2p分、そのストーリーが書かれています。


楽曲はギター・ベースのカッコよくて少し切なさも感じるサウンドで、シューゲイザーっぽいシャワシャワ感が効果的。楽曲バランスもよくけっこう激しめな曲もあるのですが聴きやすいです。ちょっとゴシック的な雰囲気のあるジャケットではありますが、根っこはむしろロックやポップスなのかなという感じ。

ただし、そこは歌詞が幻想的で耽美、かつちょこっと邪悪な雰囲気を醸し出しております。これがまたその物語とよく合うなぁという感じ。

物語とは関わりのない、と言われているトラックにもそうした耽美さや深淵をのぞく暗さがかすかに反映されていて、一枚のCDとして完成度の高い仕上がりになっています。音色上のF.E.Lのギターによるメリハリがあって聞きごたえありです。

作品の「世界観」は全作を覆うものでなくても、その余韻が残りますね。

ストーリーにアレンジにゲストによるリミックスと若干詰め込みすぎな感もありますが、それらがバラバラになることなく統一感があり、気がつくと聞いている良曲揃いです。「3」をキーワードに持ってきたコンセプトも良かった。

ずば抜けた一曲があるわけではないのですが一曲一曲丁寧に作られていることがはっきりと分かるよいCDです。なお、全曲に楽曲解説があるのが聞き手としては地味ーにありがたい


……次回作マダー?


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