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【同人音楽道標 新第三東京市】第二回 wataインタビュー【インタビュー】その2

2013/09/27 23:00 投稿

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前回に引き続きwataさんのインタビューが続きます。続編、続編! 今回はゲームやアニメのBGMの話を中心に、同人音楽以外のお話も伺いました。
その2、始まるよ


――現在製作中のゲーム『リゼットの処方箋』についてお聞きしたいと思います。ゲーム制作は音楽製作と違うところが多々あると思いますが……。

まだ完成してないので、言及するのもどうかなといった感じですが(笑) 『リゼットの処方箋』はもともと短編小説用として私が大学2年生頃に作った設定でした。
中学生の時から音楽も好きでしたが、文章を書くこともずっと好きで、作文の宿題が出されたらいつも原稿用紙10枚以上は書いてるような子でしたね。高校時代も物語の断片のような物を書いてはいたんですが、これが全く完成しないんです。10万字書いても物語が全く進行しないという……(笑)。
音を並べただけでは「音楽」にならないのと同じように、文章をただ並べただけでは「物語」にはならないんですよね。私には「物語」として文章をまとめる能力が不足していたんだと思います。大学に入ってからシナリオの技術に関する本などを何冊か読んだりして、その結果出来た設定が『リゼットの処方箋』の原案でした。その後『彼女と彼女と私の七日』のゲーム制作が終了した後の2011年の夏、ある企画で虎瀬くのさんと一緒に制作する機会があり、そこで彼女の水彩画を見せてもらって、「この水彩画の中を歩き回れるゲームは面白そうだな」という話で盛り上がった時に、『リゼットの処方箋』の設定を思い出したんです。
これが『リゼットの処方箋』というゲームを作る始まりでした。実際のゲーム制作では音楽制作よりも、ゲームの仕様書を作ったり、パズルやギミックを考えたり、ステージ構成を考えたりする時間の方が多く、楽しいながらもなかなかに苦戦しています(笑)



――ゲーム音楽とそうではない楽曲とで製作のスタンスに違いがあったりしますか?

基本的には違いはありません。「1つの世界があって、その中にある文化、空気、感情、意思、それらを表現するために音楽が存在する」というスタンスで作っています。ただ、ゲーム音楽ではなく音楽CDとして出す音楽にはやはり、リスナーをより強く惹きつけるような要素を入れたいとは思っています。この辺りはまだまだ精進中です。


虎瀬くのさんとの共作(アニメ―ションとBGM)

――アニメのBGMについてもお伺いしたく思います。虎瀬くのさんのオリジナルアニメ『glass sea』ではサウンドやSEも担当されていますが、これは作品に合わせて曲を作ったのでしょうか。



基本的には映像が先に渡されます。『glass sea』以前の『ピアノカメラ』(同じ虎瀬くのさんが手がけるアニメ)もそうでした。




そこで私が音楽やSEを作りつつ、「音楽の、このタイミングに合うように映像の尺を調整して欲しい」というような提案をこちらからしたりして、お互いにすり合わせて作り込んでいきます。「glass sea」で言えば、冒頭のピアノで8小節ごとにピッタリカットが変わるようにしたりとか、「ピアノカメラ」では「ピーン」という音に合わせて主人公が目を開けるとか、音と映像のシンクロについてはかなり意識して作っています。虎瀬くのさんの次回のアニメーションでもまたタッグを組む事になっていますので、そちらの方もお楽しみに!


――R18作品の制作なんかもされてますよね。

もともと全年齢、18禁問わずADVゲームを多くプレイしているので、18禁ゲームについては特に苦手意識はありません。小説なんかは性描写が当たり前のようにありますし、エロゲかよっていう描写もある一般小説も普通にありますよね(笑)。
18禁ゲームでも「性描写」があるからこそ深みのあるストーリーが作られているものもちゃんとあります。少し古いですが『Cross†Channel』や、身内作品ですが『彼女と彼女と私の七日』なんかは良い例でしょう。このような作品であれば是非音楽を担当したいですね。
それに、18禁ゲームかどうかにかぎらず、真摯な態度で依頼をして下さる方にはちゃんと対応したいという思いがあります。実際、今も18禁ゲーム制作者の方から報酬も含めてきちんとした依頼を頂いていて、楽曲提供する予定もありますし、情熱があればそれをお手伝いしたくなるのが人情というものですよね。

次に続く!

wataプロフィール

wata サークル「sohmatoa」主催。高橋ワタル名義でも活動中。音系同人、ゲーム、アニメ―ションサウンド他、多様なフィールドで活躍する。最新作にパズル系ポイント・アンド・クリックアドベンチャー『リゼットの処方箋』がある。

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