エレキギター練習しよう@ブロマガ by LeadMan

コード・スケール・3

2015/01/18 21:45 投稿

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ブロマガ活用の一環として、音楽理論的な話題を投入。
今回もまたコード・スケールの話。
もうしばらくコード・スケールの話になる予測、変わらず。
使っている用語等については、学問的には誤っている可能性があります。
なお、状況に応じて、ここの文章を加筆・修正することがあり得ます。
(間違いとか直せるところは後でこっそり直す予感)


コード・スケール・3

前回メジャー・キーについて、キーのスケールに基づく形で
よく使われるコードのコード・スケールを簡単に整理しました。
今回は、マイナー・キーについて、同様に整理していきます。

今回も前回同様、マイナー・キーにおける各コードの機能の話
特に主要和音とその代理コード、またセカンダリードミナント・コードについて
を、あらかじめ整理し直しておくと見通しが立てやすくなると思います。


マイナー・キーに基づくコード・スケールの構成

メジャー・キーは、メジャー・スケールを基盤としたキー(調)でした。
それに対し、マイナー・キー基本的にはナチュラルマイナー・スケール
基盤としているキー
になります。

ただし、マイナー・キーでは、その基盤とするスケールに
ハーモニックマイナー・スケールメロディックマイナー・スケール
用いられることがあります。
また、やや特殊な例ですが、ドリアン・スケールを基盤として
マイナー・キーを構成することもあります。

そのため、メジャー・キーと違ってキーの基盤となるスケールに幅があり、
メジャー・キーよりも考慮に入れる要素が多くなる分、少し複雑になります。

まず、ナチュラルマイナー・スケールを基盤とした
マイナー・キーに基づくコード・スケールの構成について、触れていきます。

前回のメジャー・キーに基づくコード・スケールの構成
今回のマイナー・キーに基づくコード・スケールの構成はともに、
調性に関連してコード・スケールを導くことについて整理する内容
になっています。
この調性に基づいたコード・スケールを考える上では、
五線譜上に記譜する際に用いられる調号と音階の整合性が鍵になります。
メジャー、マイナーのいずれのキーにおいても、
調号で示されている音階を基本的なスケールとする
と捉えておくと良いでしょう。


ダイアトニック・コード

マイナー・キーを構成するダイアトニック・コードを列挙すると
Im[Im6Im7ImM7]、IIm(-5)[IIm7(-5)]、bIII[bIII6bIIIM7]、
IVm[IVm6IVm7]、V7bVI[bVI6bVIM7]、VIm(-5)[VIm7(-5)]、
bVII[bVII7]、VIIdim7
これらのコードが実用的なコードとして挙げられます。
まず、ナチュラルマイナー・スケールを基盤とした場合を中心に、
ダイアトニック・コードについて整理していきます。

以下、スケール音の表記を下記のようにまとめます。

ルート:赤文字
コードの基盤となる中心音
コードトーン:青文字
ルート音以外のコードの構成音
準コードトーン:緑文字
四和音を構成する際、基本となる三和音に追加される付加音
複数ある場合は、そのうちのいずれかがコードトーンになり、
他方がノンコードトーンになる
ノンコードトーン
テンションノート:紫文字
コードに付加することのできるノンコードトーン
アヴォイドノート:黒文字
コードに付加することのできないノンコードトーン

Im系統:エオリアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
ibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviivii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

Im系統のダイアトニック・コードは、トニックをルートとするトニック・コードで、
キーの中心となるコードに当たります。
トニック・コードの系統としては、ImIm7
エオリアン・スケールと関連付けられるコードになります。

IIm(-5)系統:ロクリアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thM6thm7thM7th
iibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviiviiibii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

IIm(-5)系統のダイアトニック・コードは、キーのスケールの第2音をルートとするコードで
サブドミナント・コードの代理コードに相当します。
マイナー・キーでもドミナントセブンス・コードに先行して
トゥーファイブを構成するコードとしてよく活用されます。

bIII系統:イオニアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
biiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviiviiibiiii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

bIII系統のダイアトニック・コードは、キーのスケールの第3音をルートとするコードで
トニック・コードの代理コードです。
長6度コードトーンとしたシックス・コードでは長7度が、
長7度コードトーンとしたメジャーセブンス・コードでは長6度
それぞれテンションノートになります。
なおこのコードは、平行調のメジャー・キートニック・コードに相当します。

IVm系統:ドリアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
iv#iv
bv
vbvivibviiviiibiiiibiiiiii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

IVm系統のダイアトニック・コードは、キーのスケールの第4音をルートとするコードで
主要和音のサブドミナント・コードです。
このコードにはドリアン・スケールが関連付けられますが、
このコード上では長6度準コードトーンにも相当し、シックス・コードの根拠になります。
また、このコード上では準コードトーンアヴォイドノートが流動的で、
シックス・コード上では短7度アヴォイドノートになり、
セブンス・コード上では長6度アヴォイドノートとして扱われます。

V7系統:ハーモニックマイナーP5thビロウ・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
vbvivibviiviiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

V7系統のダイアトニック・コードは、キーのスケールの第5音をルートとするコードで
キーに対するドミナントセブンス・コードに相当します。
マイナー・キーにおいては、
ダイアトニック・コードでキーのスケールの第5音をルートとする場合
ハーモニックマイナー・スケールを元にコードを構成します。
コード・スケールを構築する上では、
ナチュラルマイナー・スケール短7度(Vmにおける短3度)は
長3度コードトーンに変化したものと看做して、スケール上の音を補完します。
結果的に、V7のコード・スケールとしては、HMP5ビロウが構成されます。

なお、このHMP5ビロウ短2度長3度の間に1音半の音階の飛躍があり、
その間に増2度の音を追加することでスパニッシュ8ノート・スケールが構築されます。
このスパニッシュ8ノート・スケールも、V7のコード・スケールとして扱われます。

bVI系統:リディアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4thP5thm6thM6thm7thM7th
bvivibviiviiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
v
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

bIV系統のダイアトニック・コードは、キーのスケールの第6音をルートとするコードで
サブドミナント・コード、あるいはトニック・コード代理コードになります。
このコードのコード・スケールにはアヴォイドノートがないことが特徴です。
このコード上では、長6度長7度のいずれかが準コードトーンとなり、
シックス・コード上では長7度が、メジャーセブンス・コード上では長6度
それぞれテンションノートになります。

VIm(-5)系統:ロクリアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thM6thm7thM7th
vibviiviiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvi
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

VIm(-5)系統のダイアトニック・コードは、
キーのトニックを共有するメロディックマイナー・スケール
第6音をルートとして構築されるコードで、
トニック・コードの代理コードに相当します。
コード・スケールを構築する上では、ナチュラルマイナー・スケールを元に
ナチュラルマイナーの短6度が変化してルート音になったものと看做して
ノンコードトーンを補完します。

bVII系統:ミクソリディアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
bviiviiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivi
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

bVII系統のダイアトニック・コードは、キーのスケールの第7音をルートとするコードで
9度テンションノートを追加すると、IV6=IIm7(-5)と構成音が重なるため
サブドミナント・コードの代理コードに相当します。
このコードは、平行調のメジャー・キーではドミナントセブンス・コードにあたります。

VIIdim7 [テンション:b13th M7th]

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7thm7thM7th
viiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibvii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

VIIdim7のダイアトニック・コードは、
キーのトニックを共有するハーモニックマイナー・スケールの第7音をルートとして
構築されるコードで、ドミナントセブンス・コードの代理コードに相当します。
ただし、ドミナントセブンス・コードの代理コードとして使われることは少なく
V7のルート音省略形と解釈・表記されることが多くあります
このコードのコード・スケールも、ナチュラルマイナー・スケールを元に
ノンコードトーンを補完して構成します。
また、ディミニッシュ・スケール共有する音テンションノートに、
ディミニッシュ・スケール共通しない音アヴォイドノートとして扱われるのは
以前に触れた他のディミニッシュ・コードのコード・スケールと同様です。


特殊なダイアトニック・コード

マイナー・キーの場合、
ドミナントセブンス・コード以外ナチュラルマイナー・スケールを基準として
ドミナントセブンス・コードハーモニックマイナー・スケールを基準として
ダイアトニック・コードを構築することが基本になりますが、
メロディックマイナー・スケールを基準として構成されたコード
ナチュラルマイナー・スケールを基準として構成したVm7コードなども
特殊なダイアトニック・コードとして活用される例があります。
特殊なダイアトニック・コードとしては、
IIm[IIm7]、IV[IV7]、Vm[Vm7]が挙げられます。

IIm系統:フリジアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
iibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviiviiibii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

IIm系統のダイアトニック・コードは、キーのトニックを共有する
メロディックマイナー・スケールの第2音をルートとするコードで
サブドミナント・コードの代理コードに相当します。
コード・スケールを構成する上では、
ナチュラルマイナー・スケール短6度(IIm減5度)が変化して
コードトーン完全5度になったものとして、ノンコードトーンを補完します。
結果的に、フリジアン・スケールと同じ音階が構成されます。

IV系統:ミクソリディアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
iv#iv
bv
vbvivibviiviiibiiiibiiiiii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

IV系統のダイアトニック・コードは、キーのトニックを共有する
メロディックマイナー・スケールの第4音をルートとするコードで
サブドミナント・コードです。
こちらもナチュラルマイナー・スケール短6度(IVm短3度)が変化して
コードトーン長3度になったものとして、ノンコードトーンを補完します。
結果的に、ミクソリディアン・スケールと同じ音階が構成されます。

Vm系統:フリジアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
vbvivibviiviiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

Vm系統のダイアトニック・コードは、キーのスケールの第5音をルートとするコードで
キーに対する特殊なドミナントセブンス・コードに相当します。
ナチュラルマイナー・スケールを基盤として構築されるコードで、
基準となるスケール上に導音(長7度)がなく、
ドミナントセブンス・コードとしては要件の一つとなる
長3度短7度からなるトライトーンに欠ける欠点があることから
通常は導音を補完したハーモニックマイナー・スケールを元に構築される
V7ドミナントセブンス・コードとする扱いが基本になります。
しかし、こちらのVm系統のコードも
ドミナントセブンス・コードに準ずる特殊なコードとして活用されています。


セカンダリードミナント・コード

キーのスケールを構成する各構成音について、
それぞれをルートとするドミナントセブンス・コード
セカンダリードミナント・コードといいます。
マイナー・キーセカンダリードミナント・コードは、
I7II7bIII7IV7bVI7VI7bVII7VII7
の8種が考えられます。
(V7はキーのドミナントセブンス・コード
セカンダリードミナント・コードからは除外されます)

また、IIVIIをルートとするセカンダリードミナント・コードには
減5度コードトーンとするII7(-5)VII7(-5)も含むケースがあります。
なお、IV7特殊なダイアトニック・コードに含まれ、
bVII7ダイアトニック・コードに含まれるため、
セカンダリードミナントとして活用されるケースは限られます

これらについても、各コードの構成音とキーのスケールを組み合わせて
コード・スケールが構成されます。

I7:ミクソリディアンb6th・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
ibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviivii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

II7:ハーモニックマイナーP5thビロウ・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
iibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviiviiibii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

II7(-5):オルタード・スケール

P1stm2ndM2ndaug2ndM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
iibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviiviiibii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

bIII7:ミクソリディアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
biiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviiviiibiiii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

IV7:ミクソリディアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
iv#iv
bv
vbvivibviiviiibiiiibiiiiii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

bVI7:リディアンb7th・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4thP5thm6thM6thm7thM7th
bvivibviiviiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
v
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

VI7:ハーモニックマイナーP5thビロウ・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
vibviiviiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvi
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

bVII7:ミクソリディアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
bviiviiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivi
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

VII7:ハーモニックマイナーP5thビロウ・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
viiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibvii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

VII7(-5):オルタード・スケール

P1stm2ndM2ndaug2ndM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
viiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibvii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

このうち、II7VI7VII7セカンダリードミナント・コードに見られる
コード・スケールがハーモニックマイナーP5thビロウ・スケールを構成するケースでは、
短2度-長3度の間にあいた1音半の音程について、増2度を追加することで、
スパニッシュ8ノート・スケールが構成されます。
(このケースの増2度も、キーのスケール内の音になります)
これらのコードについては、コード・スケールとして
その二つのスケールが選択肢に入るということになります。


ディミニッシュ(dim7)・コード

マイナー・キー上で展開されるディミニッシュ・コードのコード・スケールも、
コードの構成音と、その間を埋めるキーのスケール上の音で構成されます。
メジャー・キーの時と同様に、
構成されたコード・スケールは、特定の名前を持つスケールとは重なりません
キーのスケールの音について、どの音がコードトーンに変化し、
どの音がアヴォイドノートになり、どの音がテンションノートとなるか
同じ系統に属するディミニッシュ・コード間で共通することも同様です。

以下、コードトーンが一致するディミニッシュ・コードを系統ごとにまとめて整理します。

I系統のディミニッシュ・コード

Idim7 [テンション:9th 11th b13th]

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7thm7thM7th
ibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviivii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

bIIIdim7 [テンション:9th 11th M7th]

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7thm7thM7th
biiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviiviiibiiii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

#IVdim7 [テンション:b13th M7th]

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7thm7thM7th
bvvbvivibviiviiibiiiibiiiiiiiv
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

bVdim7 [テンション:9th b13th M7th]

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7thm7thM7th
bvvbvivibviiviiibiiiibiiiiiiiv
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

VIdim7 [テンション:11th b13th M7th]

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7thm7thM7th
vibviiviii#iiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvi
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

I系統のディミニッシュ・コードについては、
基準とするナチュラルマイナー・スケール上の短7度の音が
各コードに共通してアヴォイドノートになります。
例外として、#IVdim7のコード・スケールのみ、
キーのスケール上の完全5度(コード上の短9度)がアヴォイドノート追加されます。

bII系統のディミニッシュ・コード

bIIdim7 [テンション:9th M7th]

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7thm7thM7th
biiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviiviii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

IIIdim7 [テンション:b13th M7th]

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7thm7thM7th
iiiiv#iv
bv
vbvibvbviiviiibiiiibiii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

Vdim7 [テンション:11th b13th]

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7thm7thM7th
vbvivibviiviiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

bVIIdim7 [テンション:9th 11th]

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7thm7thM7th
bviiviiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivi
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

bII系統のディミニッシュ・コードについては、
基準とするナチュラルマイナー・スケール上の完全4度短6度の音が
各コードに共通してアヴォイドノートになります。

II系統のディミニッシュ・コード

IIdim7 [テンション:11th b13th]

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7thm7thM7th
iibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviiviiibii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

IVdim7 [テンション:9th 11th]

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7thm7thM7th
iv#iv
bv
vbvivibviiviiibiiiibiiiiii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

bVIdim7 [テンション:9th M7th]

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7thm7thM7th
bvivibviiviiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
v
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

VIIdim7 [テンション:b13th M7th]

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7thm7thM7th
viiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvibvbvii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

II系統のディミニッシュ・コードについては、
基準とするナチュラルマイナー・スケール上の完全1度短3度の音が
各コードに共通してアヴォイドノートになります。
また、マイナー・キーではハーモニックマイナー・スケールを基準に考えた場合、
VIIdim7ダイアトニック・コードに含まれますが、
そのコード・スケールもここに示したものと同じ構成になります。


ダイアトニック・コード外のコード

マイナー・キーの中で活用される、キーのスケールから外れた音を含むコードも
そのコード・スケールを構成する上では、キーのスケールから音を補完します。

bII・bIIM7:リディアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4thP5thm6thM6thm7thM7th
biiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviiviii
キーのスケール(ナチュラルマイナー・スケール)との対応関係

サブドミナント・コードの代理コードになり得るコードです。


マイナー・スケールのバリエーション

マイナー・キーマイナー・スケールを基盤とするキーですが、
冒頭にも書いたようにマイナー・スケールには、3種類のバリエーションがあります。
ハーモニックマイナー・スケールには長7度
メロディックマイナー・スケール(上行)には長6度長7度
ナチュラルマイナー・スケール上の短6度ないし短7度と代わって存在します。
マイナー・スケールのバリエーションとして、
ハーモニックマイナー・スケールメロディックマイナー・スケール(上行)
マイナー・キーの基盤となり得るスケールであるため、
マイナー・キー上に属するコードのコード・スケールを検討する時には、
ナチュラルマイナー・スケールに限らず、これらのスケールも
コード・スケールを構築する上で基盤として検討する余地があります。
(なお、マイナー・キーの基盤となるスケールに関しては、
調号で示される音遣いに従ったナチュラルマイナー・スケール
基本的なスケールになります。)

また、これら3つのマイナー・スケールは、6度7度の音程についての変化が相違点で
短6度短7度ナチュラルマイナー・スケール
短6度長7度ハーモニックマイナー・スケール
長6度長7度メロディックマイナー・スケール(上行)
という対応関係があります。
これに対し、6度7度以外の音程はこれらのマイナー・スケールと一致し、
長6度短7度という音程構成を持つスケールとして、
ドリアン・スケールが存在します。
このドリアン・スケールも、やや特殊なケースではあるものの、
長6度を持つマイナー・キーの基盤となり得るスケールといえます。
マイナー・キーに属するコードのコード・スケールを考える時、
キーのスケールとしては、これら4つのスケールが適用される可能性があり、
その分コード・スケールの構築を考慮する上での幅が生まれ得ること
検討する必要があります。

以下、いくつか例を挙げます。

Im6:メロディックマイナー・スケール上行 or ドリアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
ibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviivii
キーのスケール(メロディックマイナー・スケール上行)との対応関係
P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
ibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviivii
キーのスケール(ドリアン・スケール)との対応関係

マイナー・キートニック・コードとしては、
長6度を含むIm6もその中に含まれます。
このコードのコード・スケールは、長6度を含むマイナー系スケールとして
メロディックマイナー・スケール上行ドリアン・スケールが考えられます。

メロディックマイナー・スケール上行をキーのスケールとした場合は、
長7度テンションノートとして含むコード・スケールが構成されます。
(次項ImM7と絡めて考えれば、
Imメロディックマイナー・スケール上行を基盤とした場合、
長6度長7度について着目すると
いずれかがコードトーンに、他方がテンションノートになる関係があります)

一方、短7度を持つドリアン・スケールをキーのスケールとした場合、
長6度に対して短9度(半音上)を構成する短7度
アヴォイドノートになります。
(短7度を持つIm7の基盤としてドリアン・スケールを考えた場合、
短7度コードトーンになり、
長6度アヴォイドノートないし特殊なテンションノートに変わります。)

ImM7:ハーモニックマイナー・スケール or
メロディックマイナー・スケール上行

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
ibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviivii
キーのスケール(ハーモニックマイナー・スケール)との対応関係
P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
ibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviivii
キーのスケール(メロディックマイナー・スケール上行)との対応関係

マイナー・キートニック・コードとしては、
長7度を含むImM7もその中に含まれます。
このコードのコード・スケールとしては、長7度を持つ
ハーモニックマイナー・スケールメロディックマイナー・スケール上行
考えられます。

ハーモニックマイナー・スケールをキーのスケールとする場合は、
短6度アヴォイドノートになります。

メロディックマイナー・スケール上行をキーのスケールとする場合は、
長6度テンションノートを含みます。

I7:ミクソリディアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
ibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviivii
キーのスケール(メロディックマイナー・スケール上行)との対応関係
ibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviivii
キーのスケール(ドリアン・スケール)との対応関係

I7のコード・スケールを考える時、キーのスケールとして
メロディックマイナー・スケール上行ないしドリアン・スケールを考えた場合、
長6度テンションノートとして活用する可能性が出てきます。
これらのスケールからI7ノンコードトーンを補完すると、
コード・スケールとしてミクソリディアン・スケールが構成されます。

bIII系統:リディアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4thP5thm6thM6thm7thM7th
biiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviiviiibiiii
キーのスケール(メロディックマイナー・スケール上行)との対応関係
biiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviiviiibiiii
キーのスケール(ドリアン・スケール)との対応関係

bIII系統のコード・スケールを考える時、キーのスケールとして長6度を持つ
メロディックマイナー・スケール上行ドリアン・スケールを採用すると、
bIIIに対して増4度(キーのスケールの長6度)のテンションノートが組み込まれ、
コード・スケールとしてリディアン・スケールが構成されます。

bIII7:リディアンb7th・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4thP5thm6thM6thm7thM7th
biiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviiviiibiiii
キーのスケール(メロディックマイナー・スケール上行)との対応関係
biiiiiiiv#iv
bv
vbvivibviiviiibiiii
キーのスケール(ドリアン・スケール)との対応関係

前項と同様にbIII7のコード・スケールを考える時、キーのスケールとして長6度を持つ
メロディックマイナー・スケール上行ドリアン・スケールを採用すると、
bIII7に対して増4度(キーのスケールの長6度)のテンションノートが組み込まれ、
コード・スケールとしてリディアンb7th・スケールが構成されます。

V7:ミクソリディアンb6th・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th
vbvivibviiviiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
キーのスケール(メロディックマイナー・スケール上行)との対応関係

V7のコード・スケールを考える時、キーのスケールとして長6度を持つ
メロディックマイナー・スケール上行を採用すると、
V7に対して長9度(キーのスケールの長6度)のテンションノートが組み込まれ、
コード・スケールとしてミクソリディアンb6th・スケールが構成されます。
(同様に長6度を持つドリアン・スケールをキーのスケールとして考えた場合、
キーのスケールの短7度V7コードトーン長3度に変化したものとして捉え
結果的に同じコード・スケールが構成されます)

Vm系統:エオリアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4thP5thm6thM6thm7thM7th
vbvivibviiviiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
キーのスケール(ドリアン・スケール)との対応関係

Vm系統のコード・スケールを考える時、キーのスケールとして長6度を持つ
ドリアン・スケールを採用すると、
Vmに対して長9度(キーのスケールの長6度)のテンションノートが組み込まれ、
コード・スケールとしてエオリアン・スケールが構成されます。
(同様に長6度を持つメロディックマイナー・スケール上行
キーのスケールとして考えた場合、
キーのスケールの長7度Vmコードトーン短3度に変化したものとして捉え
結果的に同じコード・スケールが構成されます)

VIm(-5)系統:ロクリアンナチュラル2nd・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thM6thm7thM7th
vibviiviiibiiiibiiiiiiiv#iv
bv
vbvi
キーのスケール(メロディックマイナー・スケール上行)との対応関係

VIm(-5)系統のコード・スケールを考える時、キーのスケールとして長7度を持つ
メロディックマイナー・スケール上行を採用すると、
VIm(-5)に対して長9度(キーのスケールの長7度)のテンションノートが組み込まれ、
コード・スケールとしてロクリアンナチュラル2nd・スケールが構成されます。
(同様に長7度を持つハーモニックマイナー・スケールをキーのスケールとして考えた場合、
キーのスケールの短6度VIm(-5)コードトーンルート音に変化したものとして捉え
結果的に同じコード・スケールが構成されます)


以上、今回はマイナー・キー主要和音代理コード
またセカンダリードミナント・コードディミニッシュ・コードについて
マイナー・キーのスケールに基づいたコード・スケールの構成
列挙する形でまとめてみました。

次回も調性に基づくコード・スケールの構成について、軽めに触れていきます。
参考になれば幸いです。

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