エレキギター練習しよう@ブロマガ by LeadMan

コード・スケール・1

2014/12/26 21:00 投稿

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ブロマガ活用の一環として、音楽理論的な話題を投入。
今回はキーとコードを基にしてスケールを設定する、コード・スケールの話。
使っている用語等については、学問的には誤っている可能性があります。
なお、状況に応じて、ここの文章を加筆・修正することがあり得ます。
(間違いとか直せるところは後でこっそり直す予感)


コード・スケール・1

前回、コードとテンションノートについて軽くまとめてみました。
その中で、コードの構成音テンションノートについて考える時、
基盤となるスケールを想定し、そのスケール上の音から、
コードテンションノートアヴォイドノートを整理しました。
この際に基盤としたスケールのことを、コード・スケールといいます。

コード・スケールは、今触れた通り、各コードの構成音の基盤であり、
またテンションノートアヴォイドノートなど、
そのコード上での個々の音の役割・機能を考慮する基盤になります。
どのコードにどのスケールがコード・スケールとして設定されるかは、
コード・スケールを検討しようとしているコードとキーとの関連、
言い換えれば、そのコードのその部分における機能によって
決定付けられる要素になります。
あるコードが提示された時、そのコードネームのみでは、
コード・スケールは特定できません。
そのコードがどのような機能を持っているかによって、
そのコードが依拠しているコード・スケールが特定されることになります。
そのため、コード・スケールを考えるにあたっては、
前段階としてコードの役割やキーについて、改めて整理しておくのがよいでしょう。

コード・スケールを把握すると、
コードトーンやテンションノート、アヴォイドノートを
整理することができます。
そうすることで、そのコード上で使える音、使いにくい音を特定でき、
コードアレンジの際にコードやテンションノートを選択したり、
アドリブ演奏時の音の選択に応用する
などの場面での活用が期待できます。
つまり、アドリブを指向する場合や、作曲・アレンジをする場合、
コード・スケールを把握しておくと役立ちます。


コード・スケールの構成音の種類

コード・スケールの構成音は、コードとの関連から
コードトーンテンションノートアヴォイドノートに分類されます。

コードトーンは、あるコードを特定した時に
そのコードの基本を構成する3つないし4つの音です。

メジャー・コードRoot M3rd P5th
マイナー・コードRoot m3rd P5th
セブンス・コード
(ドミナントセブンス・コード)
Root M3rd P5th m7th
マイナーセブンス・コードRoot m3rd P5th m7th
メジャーセブンス・コードRoot M3rd P5th M7th
シックス・コードRoot M3rd P5th M6th
マイナーセブンス・フラットフィフス・コードRoot m3rd dim5th m7th
ディミニッシュ・コードRoot m3rd dim5th
dim7th(≒M6th)

上記の表のように、基本的にルート音長/短3度完全5度に、
四和音を基本構成とする時に追加される長6度長/短7度
またそれらの音が変化した音コードトーンとして扱われます。
なお、サスペンデッド・コード3度の音が変化したものとして扱われ、
サスペンデッドフォー・コードのコードトーンは、RootP4thP5thになります。

アヴォイドノートは、コードトーンに含まれなかったスケール上の音の内、
コードトーンに対して半音上に位置する音(ドミナントセブンス・コードを除く)、
あるいはそのコードの機能を乱したり、調性を崩す音を指します。
詳しくは前回の記事でも触れているので、ここでは割愛します。

それ以外の音は、テンションノートとして活用され得る音になります。
つまり、コード・スケール上の音から、
コードトーンアヴォイドノートを除くと
テンションノートが残ります。
テンションノートとなる可能性がある音には、
9thb9th#9th11th#11th13thb13thM7thの8つがあります。


コード・スケールとして活用されるスケール群

コード・スケールは、コードトーンを元とし、
その隙間を埋めるノンコードトーンを、一定の基準の元に取り入れることで
スケールとして構成されます。
主としては、基準となるスケールから音を取り入れ、コード・スケールを構成しますが、
意識的にそこから外れた音を取り入れてコード・スケールを構成することもあります。
その結果として構成されたコード・スケールには、
教会旋法など構成音が重なるスケールも数多くあります。

以下、コード・スケールとして活用されるスケールについて、
以前にスケールの音の配置図を列挙した記事を参考に
まずは列挙する形で触れていきます。
なお、ペンタトニック・スケールに関しては、
コード・スケールとしては基本的に活用されません
(逆に言えば、ペンタトニック・スケールは他のスケールと比べ、
コードとの関連性が薄く、その分コードから受ける制約も少ないため
アドリブを展開する基盤としては使いやすい側面を持ちます)


メジャー・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th

メジャー・スケールは、メジャー・キー(長調)の拠り所となるスケールで、
メジャー・コードの基本的なコード・スケールでもあります。
コード・スケールとしてメジャー・スケールを考える時、主に
メジャー・コードシックス・コードメジャーセブンス・コード
と関連付けられます。
メジャー・スケール上の音を整理すると

コードトーン(共通):Root M3rd P5th
準コードトーン:M6th / M7th
アヴォイドノート:P4th
テンションノート:9th (13th / M7th)

このようになります。
四和音を構成するとき四番目の音として、
長6度を採用するシックス・コードでは長7度が、
長7度を採用するメジャーセブンス・コードでは長13度
テンションノートになります。
(なお、歴史的背景を辿ると、
キーとの関連を考慮に入れた上でメジャー・コードを四和音にする時
主として採用されていたのはシックス・コードで、
長7度はテンションノートとして扱われていました。
その後、長7度をコードトーンとするメジャーセブンス・コード
メジャー・コードの四和音として採用される例が見られるようになり、
その場合には長13度がテンションノートとして扱われます。)

なお、3度を変化させたサスペンデッドフォー・コードでは、
3度の代わりに完全4度コードトーンとして組み入れられます。
その場合、3度の音はアヴォイドノートに変化します。


マイナー・スケール

マイナー・スケールは、マイナー・キー(短調)の拠り所となるスケールです。
マイナー・スケールには3つの種類があり、
いずれもマイナー・コードの基本的なコード・スケールになります。
3つのスケールについて、先と同じように整理します。

ナチュラルマイナー・スケール(自然的短音階)

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th

ナチュラルマイナー・スケールは、
マイナー・コードマイナーセブンス・コードと関連付けられます。

コードトーン(共通):Root m3rd P5th
準コードトーン:m7th
アヴォイドノート:m6th
テンションノート:9th 11th

ハーモニックマイナー・スケール(和声的短音階)

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th

ハーモニックマイナー・スケールは、マイナー・コードと関連付けられます。

コードトーン:Root m3rd P5th
アヴォイドノート:m6th
テンションノート:9th 11th M7th

メロディックマイナー・スケール上行(旋律的短音階上行)

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th

メロディックマイナー・スケールは、
マイナー・コードマイナーシックス・コードと関連付けられます。

コードトーン(共通):Root m3rd P5th
準コードトーン:M6th
アヴォイドノート:なし
テンションノート:9th 11th M7th

教会旋法

教会旋法(チャーチモード)は、ダイアトニック・スケールについて
その構成音のそれぞれを基準として並べ直した7つのスケール群です。
コード・スケールを考える上では、キーとの関連を検討する上で、
教会旋法で示される7つのスケールと構成が重なることから、
本来の旋法とは少し離れた形で流用されています。

イオニアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th

イオニアン・スケールは、ダイアトニック・スケールの第1音から並べたスケールです。
構成や関連付けられるコードは、メジャー・スケールと一致します。

ドリアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th

ドリアン・スケールは、ダイアトニック・スケールの第2音から並べたスケールで、
ある種のマイナー・コードの基盤となり得るスケールです。
マイナー・コードマイナーセブンス・コードと関連付けられます。

コードトーン(共通):Root m3rd P5th
準コードトーン:m7th
アヴォイドノート:M6th
テンションノート:9th 11th

キーとの関連でドリアン・スケールをコード・スケールとして考える場合、
短3度に対してトライトーンを形成する長6度
ドミナントセブンス・コードとの機能の混乱を避ける意味で
テンションノートとしては扱われず、アヴォイドノートになります。

ただし、例外的なケースとして、
長6度(長13度)を特殊なテンションノートとして採用することもあります。
その場合、長6度の半音上の短7度アヴォイドノートに変化します
コード・スケール上では、ドミナントセブンス・コードと関連する場合を除き、
半音差の音の共存を原則的に許容できないためです。

フリジアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th

フリジアン・スケールは、ダイアトニック・スケールの第3音から並べたスケールで、
ある種のマイナー・コードの基盤となり得るスケールです。
マイナー・コードマイナーセブンス・コードと関連付けられます。

コードトーン(共通):Root m3rd P5th
準コードトーン:m7th
アヴォイドノート:m2nd・m6th
テンションノート:11th

リディアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4thP5thm6thM6thm7thM7th

リディアン・スケールは、ダイアトニック・スケールの第4音から並べたスケールで、
ある種のメジャー・コードの基盤となり得るスケールです。
メジャー・コードシックス・コードメジャーセブンス・コード
と関連付けられます。

コードトーン(共通):Root m3rd P5th
準コードトーン:M6th/M7th
テンションノート:9th #11th (13th/M7th)

リディアン・スケールをコード・スケールとすると、
シックス・コードに適用する場合は長7度が、
メジャーセブンス・コードに適用する場合は長13度
それぞれテンションノートになります。
また、メジャー・コードと関連付けられ、
増11度テンションノートとして含み、アヴォイドノートがないことが
リディアン・スケールをコード・スケールとした時の特徴です。

ミクソリディアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th

ミクソリディアン・スケールは、ダイアトニック・スケールの第5音から並べたスケールで、
主にドミナントセブンス・コードと関連付けられるスケールです。

コードトーン:Root M3rd P5th m7th
アヴォイドノート:P4th
テンションノート:9th 13th

ミクソリディアン・スケールドミナントセブンス・コードの、
コード・スケールとして関連付ける場合、
ドミナントセブンス・コード上では、
コードスケールの半音上の音もオルタードテンションとして許容されますが、
しかし、ドミナントセブンス・コード上の完全4度
ドミナントモーション(※)で結びつく先のコードのルート音にあたり、
進行感が損なわれるため、アヴォイドノートになります。
ドミナントセブンス・コード以外と関連付ける場合は、
コードトーンの半音上の完全4度は、
テンションノートと認められず、こちらもアヴォイドノートになります。

※ ここでいうドミナントモーションは、厳密な意味を指し
ルート音の進行が4度上行・5度下行強進行になることを前提としています。

また、サスペンデッドフォー・コードのコード・スケールとして
ミクソリディアン・スケールを設定した場合、
完全4度コードトーンになり、長3度アヴォイドノートに変化します。

エオリアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th

エオリアン・スケールは、ダイアトニック・スケールの第6音から並べたスケールで、
ナチュラルマイナー・スケールと構成音が重なり、
マイナー・コードの基盤となり得るスケールです。
マイナー・コードマイナーセブンス・コードと関連付けられます。

コードトーン(共通):Root m3rd P5th
準コードトーン:m7th
アヴォイドノート:m6th
テンションノート:9th 11th

ロクリアン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thM6thm7thM7th

ロクリアン・スケールは、ダイアトニック・スケールの第7音から並べたスケールで、
マイナー・フラットフィフス(b5th)・コードや、
マイナーセブンス・フラットフィフス(b5th)・コードと関連付けられます。

コードトーン(共通):Root m3rd dim5th
準コードトーン:m7th
アヴォイドノート:m2nd
テンションノート:11th b13th

ロクリアン・スケール減5度を持つことが特徴となるスケールで、
スケール上の音として短2度短6度を持っています。
他のコードやコード・スケール上では、短6度はコードトーンの半音上にあたり、
通常は短13度のテンションノートとしては扱われませんが、
減5度を持つロクリアン・スケール上ではナチュラルテンションになる特徴があります。
また、短2度アヴォイドノートになります。


ドミナントセブンス・コードと関連付けられるスケール群

ドミナントセブンス・コードは、コードの機能として
安定したトニック・コードの響きに向かう前の不安定な響きが特徴で、
その不安定な響きの要因として、長3度短7度トライトーンの存在が挙げられます。
この短7度を含むことによってトライトーンが構成されることから、
短7度を含む四和音であることが基本となります(準コードトーンが存在しません)。
また、ドミナントセブンス・コード上では響きの安定感を強く乱す
コードトーンに対して半音上にあるノンコードトーンも、
オルタードテンションとして活用され得るという例外があります。
そのオルタードテンションの拠り所となるコード・スケールについて、
続けて列挙していきます。
なお、一連の記事中にあるドミナントセブンス・コードは基本的に、
調性上のドミナントセブンス・コード(V7)に、
セカンダリードミナント・コードを含みます。

ハーモニックマイナー・パーフェクトフィフス(P5th)・ビロウ

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th

ハーモニックマイナー・パーフェクトフィフス・ビロウは、
ハーモニックマイナー・スケール第5音から並べ直したスケール
表現を変えれば、完全5度下(P5th Below)を中心としたハーモニックマイナー・スケールを
基準とする音から並べ直したスケールです。

コードトーン:Root M3rd P5th m7th
アヴォイドノート:P4th
テンションノート:b9th b13th

短2度(短9度)と短6度(短13度)を持つスケールで、
短2度長3度の間に1音半の間隔を含むことも特徴です。

スパニッシュ8ノート・スケール

P1stm2ndM2ndaug2ndM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th

スパニッシュ8ノート・スケールは、一オクターブ8音で構成される、
スペインの民族音楽で使われているスケールです。

コードトーン:Root M3rd P5th m7th
アヴォイドノート:P4th
テンションノート:b9th #9th b13th

前項のHMP5ビロウ・スケールに、増2度オルタードテンションを追加したスケールで、
短9度増9度短13度の3つのオルタードテンションを持つことが特徴です。

ミクソリディアン・フラットシックス(b6th)・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4th
dim5th
P5thm6thM6thm7thM7th

ミクソリディアン・スケール第6音を半音下げたスケールです。
メロディックマイナー・スケール第5音から並べ直したスケールにあたります。

コードトーン:Root M3rd P5th m7th
アヴォイドノート:P4th
テンションノート:9th b13th

長9度のナチュラルテンションに加えて、
短13度のオルタードテンションを含むことが特徴となります。

リディアン・フラットセブンス(b7th)・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4thP5thm6thM6thm7thM7th

リディアン・スケール第7音を半音下げたスケールです。
リディアン・ドミナント・スケールとも呼ばれます。
メロディックマイナー・スケール第4音から並べ直したスケールにあたります。

コードトーン:Root M3rd P5th m7th
テンションノート:9th #11th 13th

長9度長13度のナチュラルテンションに加えて、
増11度のオルタードテンションを含み、
アヴォイドノートがないことが特徴となります。

リディアンb7th・スケールは、
ドミナントセブンス・コード共通したトライトーンを持つ
代理コード(トライトーン・サブスティテュート)※
において
コード・スケールとして主に関連付けられるスケールになります。

※ ここでは俗に言う裏コードのことを指します。

オルタード・スケール

P1stm2ndM2ndaug2ndM3rdP4thaug4thP5thm6thM6thm7thM7th

ドミナントセブンス・コード上で
オルタードテンションになり得る音をすべて含むスケールです。
オルタード・ドミナント・スケールとも呼ばれます。
このスケール上では、完全5度がないことが特徴的です。
コード・スケールとしては完全5度のコードトーンに欠ける特殊性があります。

コードトーン:Root M3rd m7th
テンションノート:b9th #9th #11th b13th

オルタード・スケールは、音の配列的にはロクリアン・スケール4度を半音下げた
ロクリアン・フラットフォース(b4th)・スケールと一致します。
ロクリアンb4th・スケール
メロディックマイナー・スケール第7音から並べ直したスケールに相当し、
このスケールの短3度増2度減4度長3度減5度増4度として解釈すると、
オルタード・スケールになります。
また、オルタード・スケールにも、アヴォイドノートはありません

ホールトーン・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thaug4thP5thaug5th
(m6th)
M6thm7thM7th

ホールトーン・スケールは、ある音を基準に全音間隔で音を並べたスケールです。
音を等間隔に並べている関係上、調性感のない配列が特色といえます。
ホールトーン・スケール1オクターブ6音で構成されます
ドミナントセブンス・コードとの関連の他、
増5度を持つコードと関連付けられるスケールでもあります。

コードトーン:Root M3rd aug5th m7th
テンションノート:9th #11th

ドミナントセブンス・コードにかかるオーギュメント・コード(V7(+5))
関連付けられる場合、
長9度とオルタードテンションの増11度を含むスケールになります。

また、増5度を異名同音の短6度とみなすこともあります。
ドミナントセブンス・コードにコード・スケールとして関連付けられた場合、
オルタード・スケールと同様に完全5度がなく、
ナチュラルテンションの長9度と、オルタードテンションの増11度短13度を含む音構成が
特徴になります。

コードトーン:Root M3rd m7th
テンションノート:9th #11th b13th

コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール

P1stm2ndM2ndaug2ndM3rdP4thdim5th
(#11th)
P5thm6thdim7th
(M6th)
m7thM7th

コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケールは、
よくコンディミと略されて呼ばれるスケールで、
あるディミニッシュ・コードに対し、長2度下ディミニッシュ・コードを組み合わせ
1オクターブ8音で構成されたスケールです。

コードトーン:Root M3rd P5th m7th
テンションノート:b9th #9th #11th 13th

ドミナントセブンス・コードのコード・スケールとして考える場合、
基準となるディミニッシュ・コードの構成音の多くはオルタードテンション、
加えられる長2度下のディミニッシュ・コードの構成音の多くはコードトーン
それぞれ構成する形になります。


ディミニッシュ・コードのコード・スケール

ディミニッシュ・コードについてコード・スケールを考える場合は、
基準となるディミニッシュ・コードの構成音に、
長2度上のディミニッシュ・コードの構成音を加えた、
1オクターブ8音からなるディミニッシュ・スケールが関連付けられます。

ディミニッシュ・スケール

P1stm2ndM2ndm3rdM3rdP4thdim5thP5thm6thdim7th
(M6th)
m7thM7th

ディミニッシュ・スケールは、
コードトーンを構成するディミニッシュ・コードの構成音に
各音の長2度上の音を、テンションノートに相当する音として
組み合わせた
1オクターブ8音で構成されるスケールになります。

コードトーン:Root m3rd dim5th dim7th
テンションノート:9th 11th b13th M7th

なお、ディミニッシュ・コードすべて等間隔で音が並んでおり
すべての音がルートとなり得る音構成になっているという特徴があります。
そのため、基準となるルート音の位置が曖昧になり、
それに伴ってテンションノートとして取り入れられる音の位置も
表現が流動的になる部分があります。

また、ディミニッシュ・コードコード・スケールを考慮する場合、
基本としてはこのディミニッシュ・スケールを想定するのが無難ですが、
キーとの関連を考慮に入れて実際にコード・スケールを構成すると、
このディミニッシュ・スケールとは一致しないスケールが
構成されることもよくあります

コード・スケールは、コードの構成音に加えて、
キーのスケールなど一定の基準に応じたノンコードトーンを取り入れて
構成されるもの
であることを再確認しておくと良いでしょう。


ひとまず、コード・スケールとして活用されるスケールについて、
軽く触れてみました。
今回は、コード・スケールとして関連付けられるスケールの列挙になりましたが、
参考になれば幸いです。


以下、蛇足というか補足というか。

サスペンデッドフォー(sus4)・コード

サスペンデッドフォー(sus4)・コードは、3度の音が完全4度に変化したコードです。
サスペンデッド・コード掛留め音を含むコードで、
掛留め音は連続するコードの中で、あるコードの構成音が
後続のコードの中に保持されている状態を指し、
完全4度が掛留め音として取り入れられたコードがsus4コードになります。
sus4コードは浮揚感のある響きが特徴的で、多くの場合、
Isus4IV7sus4V7のように完全4度長3度に下行して解決
通常のメジャー・コードあるいはドミナントセブンス・コードにつながります。
完全4度から長3度への移行は、形式的にはテンションリゾルブに類する動きですが
テンションリゾルブとしては扱われません

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