虚構新聞友の会会報

【第071号】虚構新聞友の会会報

2013/10/31 12:30 投稿

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第71号(2013.10.31)

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 虚構新聞社発行
   虚構新聞友の会会報
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 目次
  1.ごあいさつ
  2.流言蜚語~映画「R100」を観てきた~
  3.次回予告
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1.ごあいさつ

 友の会のみなさん、こんにちは。社主UKです。今週も新たに1人の方にご入会いただいたようです。よろしくお願いします。

 いつもなら金曜か土曜配信なのですが、今日配信しておかないと、前回予告していた映画「R100」の感想が「続きはCMのあと!」状態で月またぎになってしまうので、少し早目の配信です。

 まずはお知らせ。先週掲載した企画広告「教授候補の相次ぐ不審死 純正医大医療事故の闇」(http://kyoko-np.net/2013102501.html )で案内した、知念実希人さんのミステリ小説『ブラッドライン』(講談社)献本キャンペーンの応募締め切りが今日31日までです。

 記事本文にもあるように、本作は主人公の外科医冴木裕也の父・真也が胆のう摘出手術で死亡した原因について調べていくうちに、これが単なる医療過誤でないことに気づいたところから、次々と予想外の事件が起きていくミステリ小説。

 作者の知念さんは現役のお医者さんということもあり、冒頭の手術シーンの描写をはじめ、ストーリーの各所に専門の医療知識が散りばめられているのが大きな特徴です。これは結末のトリックにも関係してきますが、専門知識に裏打ちされた伏線回収は説得力が違います。事件はすっきり解決したものの、「でもこれをハッピーエンドと呼んでいいのだろうか…」というビターな読後感も社主の好みです。読書の秋にふさわしい1冊になることと思います。

 小説の献本キャンペーンは本紙読者の関心や世代によって毎回反応が異なります。今回の『ブラッドライン』はストーリーがやや大人向けなためか、競争率が低いようなので、ご興味ある方はぜひご応募ください。

 UK@虚構新聞社

 

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