▼第360号(2021.7.31)
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虚構新聞社発行
虚構新聞友の会会報
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目次
1.ごあいさつ
2.流言蜚語~ファクトチェックの話~
3.次回予告
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1.ごあいさつ
友の会のみなさま、こんにちは。どうも夏バテらしい虚構新聞のUKです。暑さによるダメージで、夕方になると、スタミナゼロでぐったりしている毎日ですが、みなさまはお元気ですか。早いもので、もう今月最後の会報です。
世間はオリンピックに沸いてるようですが、記事の更新もできないくらい忙しいので、開会式以外一つも競技が見られません。唯一ちゃんと見られた開会式は、ドラクエの序曲から始まった入場行進と、「中の人」が頑張ったピクトグラムはまずまず。しかし、それ以外は正直何をやりたかったのかよく分からん開会式でした。歌舞伎とジャズは別々で見た方がおもしろかったんじゃないかと思ったり。
とは言え、見ていてピンと来ないのは、きっと社主が芸術に疎くて鑑賞眼がないだけだろう――そう思っていたのですが、どうやらそうでもなかったようで、『週刊文春』が先日リークした開会式の台本によると、当初は一貫性あるテーマで統一された式が、開催の延期決定以降、外部の口出しによる利害調整や、相次ぐスキャンダルの影響でどんどんグダグダになっていったとのこと。
リオ五輪の閉会式で見せたあのクオリティがなぜ出せなかったのか、記事ではその凋落の過程が生々しく描かれています。
▼台本11冊を入手 五輪開会式“崩壊” 全内幕 計1199ページにすべての変遷が
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まるで映画「ラヂオの時間」のような内幕のゴタゴタですが、最後は何とか大団円に収めた「ラヂオ」と違って、どうにもチグハグな不完全燃焼を見せられた印象でした。けれど、この後行われる閉会式では、錚々たるアーティストと素晴らしい演出で沸き立ったロンドン五輪を上回るものを見せてくれるはず……とハードルを上げておきましょう。
さて、今回のコラム「流言蜚語」は、そんなオリンピックとは全く関係なく、「ファクトチェック」をテーマにお届けします。唐突な印象かもしれませんが、その理由は本文にて。
UK@虚構新聞社
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