ある朝、大きな破裂音でぼくは目覚めた。娘が激しく泣き始めていた。
「どうしたの?」
心配して駆け寄る。足下で赤いゴムの皮が皺苦茶になっていた。
「ふうせんがぁー」
昨晩、妻に膨らませて貰ったお気に入りの風船だった。天井に向かって何度もトスしていたら割れてしまったそうだ。
「どれだけ泣いてもいいから」
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