南房総にあるおばあちゃんの畑から空豆が届いた。
おばあちゃんというのは、ぼくの農作の師匠だ。70年以上、農業とともに生きてきた人。彼女が耕してきた土で育った空豆は数ある野菜の中でもファンの多い極上の逸品だ。豆を包む白い綿が羽毛布団のようにふかふかで豆自体もとても甘い。旬も短く、5月の二週間だけしか食べることができない。顧客の中には注文を忘れ「今年はもう終わっちゃったよ」と言われる人も少なくないという。
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