ビーチサンダルを履いて、海を散歩した。日曜の午前十一時。地元の顔見知りとその子供たちが数名、波打ち際で水遊びをしている程度の人出だ。熱くなり始めた砂の上を歩いて、波打ち際まで来る。さざ波が足首まで海を連れて来る。冷たい冬の記憶が足下から脳天へと駆け上って来る。五月とはいえ、本当に水が綺麗だ。浜にはゴミひとつ落ちていない。
「二〇二〇年五月二十四日」
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