娘の小さな声で目を覚ましたのは明け方のことだった。娘はまだ眠っていた。寝言だった。
「ビビデバビデブ」
よくよく聞いてみるとディズニー映画「シンデレラ」に出てくる魔法の呪文だった。3歳児も夢を見るのだろうか。起きているときにぬいぐるみと会話しているぐらいなのに夢と現実の区別なんてついているんだろうか。
浜辺を散歩している時に「何の夢を見ていたの?」とそれとなく聞いてみた。返ってきたのは思いも寄らぬ答えだった。
「ママ、いちごケーキになあれ」
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