近所にある海沿いのよろず屋で子供用のシャベルとバケツを買った。晴れた日の午前中は浜での砂遊びが娘の日課になりつつあった。手で砂を掴んだり、山を作ったり崩したりしているのを見ていて、ふと人間が道具を使うことで脳を発達させ、様々な創意工夫を為し遂げて来たことを思い出したのだ。