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「いまさら何を話せばいいんだろう」

2017/04/14 07:00 投稿

コメント:4

  • タグ:
  • 父子手帖
 気がつくと、父と二人きりだった。灰色の壁に夕陽が射し込んでいた。顔を背け合い互いの気配を伺っていた。長い沈黙に押しつぶされそうになる。金縛りにでもあったみたいに身動きが取れない。18歳で家を出てから30年近くまとまった話をしたことのない父親と、いや、一緒に暮らしていた時だって母親と比べれば何のコミュニケーションも取っていなかった父親と、今更何を話せばいいのかが分からないのだ。いつしか僕は、子供のように大声で泣き喚いていた。
 

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コメント

いまさら何を話せばいいんだろう
私はまだ結婚もせず実家住まいなので、毎日両親とはなんだかの話をするのでそのようなことを思うようなことがありませんが、確かに距離がある両親には一体何を話せばいいのでしょうね。
そのうち考えなくても話すようになる日がくるのではと思いますが。
来てほしいものですね。

No.3 92ヶ月前
小原信治 小原信治
(著者)

>>1
どうしてでしょうね。夢で見たのが理由だからわかりませんが、自分と娘の関係がそうなったら嫌だなと心の深い部分で思ったのかもしれません。父親の年齢や健康面も理由かもしれないですしね。

No.4 92ヶ月前
小原信治 小原信治
(著者)

>>3
うちもレ成人してからも実家にいた弟や妹は距離がありません。母が周囲に「うちはほぼ4人家族なの」と言っていると聞いたこともあるくらいです。彼らがいるから自分はいいかなと思ってしまっている部分もあります。いけないんですけどね。家に帰り辛い、そして帰るたびに喧嘩をしてまた家を出てゆくフーテンの寅さんの気分です。

No.5 92ヶ月前
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