どうにも理解できないのがゴミを捨てていく人の気持ちだ。浜辺もそうだし、走る車の窓から吸い殻を捨てる人が一体何を考えているのか全く理解できない。そして今、そういう人たちの気持ちを理解しなければならないのではないだろうかと思っている。

 先日ランニングの最後に浜へ行った。僕と同年代かあるいは少し年下くらいの6人の男女がバーベキューをしていた。平日の午前中の浜には僕と彼らの姿しかなかった。合コンだろうか。有名な高いシャンパンを飲んでいた。どうして銘柄が分かったのかと言うと空き瓶が彼らのテストから目と鼻の先の浜の入り口にあるネット下に置かれていたからだ。ストレッチをしていたら今度はそこに女性のひとりが新品と思しきバーベキューコンロの空き箱を持ってきた。空き瓶の横に置いてまたバーベキューの匂い立つテントに戻って行く。ひょっとしてここをゴミ捨て場だと思っているのだろうか。でもそこには市が立てた「ゴミ