葉書戦士だった叢叡世のブロマガ

地上波挌闘技復活を願った者 vol.40

2016/11/27 05:19 投稿

コメント:4

  • タグ:
  • K-1
  • IGF
  • RIZIN
  • MMA
  • 魔娑斗
  • 五味隆典
  • 神取忍
  • ギャビ・ガルシア
  • 大晦日
  • ボクシング
大晦日の地上波放送のカードが次々と決まりましたね。

ただ、毎回言われていることですが地上波向けのカードにどうしてもなってしまいます。

テレビ局が就いているのですからテレビ向きのカードにならざるを得ません。

RIZIN、今回も地上波が決定しました。

ただ、二日間あった地上波放送が一日と短縮されてしまいましたので実質の後退です。
一時間早く先に伸びたようですが。

地上波挌闘技の大晦日放送は元々アントニオ猪木が紅白に対抗するために作られたものです。

大晦日に挌闘技、斬新で画期的でした。

その頃は紅白に勝てるものではなかったのですが、一部では話題を呼んだものです。

その前は裏番組をぶっ飛ばせという番組で野球拳など文字通り『下品』なことをやってのけていました。

度が過ぎると言われて、批判の雨霰でした。

紅白に対抗するために色々考えたのでしょう。

猪木祭が行われて、それに続いてTBSやフジテレビが乗り出しました。

一時期、同時三局挌闘技を放送していました。

それほどバブルでしたね。

興行戦争を繰り返してTBSの曙VSボブ・サップが一時期紅白の視聴率を超えたこともありました。

日本テレビは撤退をし、フジテレビはPRIDEショックで挌闘技が放映出来なくなり、TBSのDynamite!!、K-1が勝ったと思われました。

しかし、興行戦争の爪痕は深く一人勝ちのK-1も体力がなくなり地上波放送ができなくなってしまいました。

2010年の大晦日を最後に地上波では一切の挌闘技が放映されなくなってしまいました。

テレビ局は、縦令負けると言っても放送する義務を持っています。

2011年は挌闘技が出来なくても大晦日にボクシングを持って行くことに決めました。

ボクシングも一応挌闘技なので何とかして挌闘技としての片鱗を残したかったのでしょう。

井岡一翔の試合とボクシングへ転向した藤本京太郎のデビュー戦を流しました。

最軽量級と最重量級の試合でした。

京太郎がなぜボクシングへ転向したのか、今何となく判るような気がします。

地上波の片鱗を残すために京太郎をテレビ局がボクシングに誘ったのだと思えてしまいます。

流石にそこまでは陰謀論でしょう。

地上波K-1がなくなり試合も無くなった京太郎の下に船木誠勝が誘い出しプロレスに上がらせた事もあります。

試合後の夏を過ぎて京太郎が突如としてボクシング転向を表明しK-1のヘビー級のベルトを返上しに谷川貞治のところへやって来ました。

大体、夏休みが終わる頃に年末の企画を始めるのでしょう。

RIZINの興行発表も夏が終わった頃でした。

大晦日に間に合わすために京太郎に勧めたのでしょう。

K-1選手だった京太郎がボクシングに出ている、それで引き継ぎに成功したのかも知れません。


テレビ局はボクシングで間に合わそうとする中、挌闘技関係者達は2011年の大晦日の地上波中継を模索していました。

プロレス団体と企画して大晦日を何とかして地上波放送に漕ぎ着けようとしていました。

TBSもプロレス団体と協議して地上波放送に持ってこさせようと選手にボクシングの観客席やバラエティ番組に出させたり、花輪を贈ったりもしていましたが、残念ながらそれは叶わぬ夢となってしまいました。

原因は、プロレス団体と協力出来ると分かった挌闘技関係者達がバンバンと「地上波向きでないカード」を組んでしまったことによります。

流石にプロレス団体のプロデューサーも呆れるくらいでした。

これが、後々の興行に必要なセンスが問われるものになろうとは。

結局挌闘技関係者とプロレス団体はその次の年の2012年大晦日は分裂開催となりました。

生中継ではないですがプロレス団体は地上波を獲得しました。

何とかして地上波と大晦日を繋げました。

小中規模ではありましたが、一応大晦日に挌闘技が行われていました。

元々紅白に対抗するための視聴率競争だったのが、これが何故かその意味すら抜けて大晦日に挌闘技をするというそれ自体が目的化していきました。

休みということもあって、お客さんを集め易いということなのでしょう。

7月や8月の夏休みにプロレス団体が両国国技館で大会を開くようなものでしょう。

IGFが団体としての規模を縮小させていく中でそれでもカードを提示させた努力を評価しようと思います。

プロレスって伝統的に人員不足に陥るとカードをそれらしく豪華に見せようと努力するものだと感じます。

IGFの場合は明らかにカードが駄目でも何とかして意味を見出そうとして売り出していました。

と、長い前置きでしたがここまで説明したのには理由があります。

挌闘技関係者が切ったカードではお客さんが寄って来ないからです。

プロレス流に言わせれば「ハッタリ」でしょう。

ハッタリもカードを切る上でも重要だと思いました。

新日本プロレスは中邑真輔や飯伏幸太が抜けても地上波や客入りを途絶えさせない努力をしています。

RIZINにはそれが出来ないようです。

打ち上げ花火という考え方なのでしょう。

選手を育成できない、目の前の結果に縋ってしまう、そして外注頼み。

RIZIN自体団体ではないので各種団体から呼んでいるだけなのかもしれません。

これ、何に似ているかというと民進党なんですね。

一度政権は取ったものの政治主導で行おうとして悉く失敗を繰り返して終わり、名前を変えたところでやっぱりポピュリズムに頼り参議院選挙も都知事選挙も負けを繰り返してしまう所が似ています。

全く育てていないというのは嘘ですが、去年からアマチュア大会を中日に設けているようです。

ただそれが地上波に反映されていないようで育つ前に死んでしまうような気がしてなりません。


ギャビ・ガルシアと対戦する相手がいないからこのような結果となってしまったのでしょう。

私には最早「大丈夫か」とか「正気か」とか考えるような感情はどこかへ飛んでしまいました。

トーナメントを開いて取り敢えず優勝させてぐるぐる回せばそれなりに運べたのだと重います。
個人的な考えですが。
K-1はそうやって興行を保たせているようです。


こちらはこちらで魔娑斗と五味隆典が対戦します。

テレビ局が大晦日に何を放送するか思いあぐねた結果そう言う手段を選んだということでしょう。

以前TBSは大晦日といえばレコード大賞でした。

それでレコ大の後に急いで紅白の会場まで駆けつけて間に合わせたというエピソードが残っていたくらいです。

挌闘技バブルの頃はレコ大が30日に繰り上げとなりましたが、今思えばレコ大と紅白を合わせようとするのは狂気の沙汰としか思えませんでした。

歌手にそんな負担をかけさせること自体が間違いなのではと思います。

紅白には勝てない、民放ではダウンタウンの笑ってはいけない24時にも敵わない、残った番組はパイの奪い合いの如く格闘技に絞ろうと考えているのでしょう。

三番手として勝てればいいのかと考えているようです。

しかし、去年のRIZINはそのTBSの放送した魔娑斗VS山本KIDに負けてしまいました。

四番手という結果になりました。

それでもRIZINとしては『満足の行く結果』だったらしいです。

縦令視聴率一桁でも。

最高視聴率はその時の井岡一翔の試合よりも抜けていたそうです。

テレ東も大晦日はボクシングの試合を流していました。

視聴率は他の局には及ばなかったようですが。

それでも企画として何度も放送されているので、成功しているのでしょう。

結局、どの局も『負けていない』ようです。

テレビ朝日が何を流していたのかは最早分かりませんが。

池上彰を流せばいいと考えているのでしょうか。


しかし我が国は挌闘技を競技と捉えることが、遂に出来なかったと考えられます。








コメント

叢叡世 (著者)
No.2 (2016/11/28 00:28)
>>1
コメントをありがとうございます。
これは谷川貞治も著書の中で言ってましたが、日本人は挌闘技を競技としてよりもお祭りとして捉えているようです。
K-1やUFCが誕生して20年余り経ちますが結局競技としては根付きませんでしたね。
PRIDEに至っては『男祭り』と銘打ちましたし、なんせどこの興行も大きな試合のことを『大会』と呼び習わしていますし。
リベラルに関してですが、リベラルとグローバリズムって相性が良いと言うか、グローバリズムと両輪の関係と言うか、荷馬車(牛車)と馭者の関係のような気がするんですね。
車輪の車幅を統一させろ、荷物の量を統一させろ、荷物の表記を統一させろ、それを全国津々浦々に統一させろと言うのがグローバリズムですし、どの規則にも縛られないのがリベラルですから、この20年それで推し進めた結果、世界中が貧困に陥っちゃってしまっているようですよね。
個人の考えは人それぞれだと思いますが。

競技化が出来なかったことについてはまた書こうかと思います。
李皇
No.3 (2016/11/28 00:48)
19世紀末に王制が消え、20世紀末に共産主義が消えたようにリベラル(多国籍企業の支配)も限界が来てる気がするんですよ
何であれ人が統治する以上腐敗やガタが来るのは仕方ありません
政治はプロレスとはよく言った物で今の新規の選手でメインが打てない現状とかぶるような気もします
ブルースリーは早逝したけどジークンドーが残ってるのは後進を育成し誰にでもわかりやすい映画というコンテンツを残したからです
グローブ系格闘技はスターはいるのに後進育成をおろそかにしてしまった
叢叡世 (著者)
No.4 (2016/11/28 04:21)
>>3
全く同意です。
政治でしたら今の小選挙区制がそうさせているのかもしれないですが、若手政治家が中々育っていないようですね。
プロレスもそうでしょう。
新日本プロレスも今の世代が30代後半がメインでしょうけれど、その後が全く育ってない印象ですね。
RIZINに至っては一度引退したような選手を呼んで試合させてます。
しかも新日本プロレスのメインを張るような年代よりも年が上!
第三世代と同年代がRIZINで試合…。

若手を育てようとする意気込みは見受けられるのですが、客入りを優先してしまっているようですね。
アマチュア部門を設けているようですが、これもまた門戸を広げるというよりもマニアック路線にしか今の所感じられないようです。
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事