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【アニメ/感想】宇宙よりも遠い場所

2018/04/05 12:00 投稿

コメント:7

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最初は小さくて静かに紡がれた波が、やがて大きなうねりとなって、言葉に出来ない感動を与えてくれた。陳腐だけれども、本当に”素晴らしい”と言う言葉しかでてこない。
この作品が見れた事。その事に、、、私はただ感謝をしよう。
ここから始めよう 僕は旅に出よう
汚れた真ん丸のビー玉 握りしめて
言えなかった言葉も きっと見つかるよ
バカにされたって構わない 信じてゆこう
――”宇宙よりも遠い場所” EDソング 「ここから、ここから」 より

◆はっきり言って、100点満点中、2000点です。

1クールと言う大きな枠組みの中で、ミレニアル世代を生きる現代の女子高生4人が”南極”に行く。そして、南極に辿り着いた先にどういったものが待ち受けているのか?という大きな起承転結が描かれています。

また、それに加えて1話に用意されている短い時間の中で、それぞれの登場人物達が、どのような過去を持っていて、今どのような考えを持っているのか?
それを、20分弱の枠組みの中でドラマチックにどう表現していったらいいのか?と言うのが、ぎゅーっと全てが詰まっているんですよ。

制作スタッフの方々は、1秒1秒を大切にし、心が擦り切れるまで、最後の最後まで切り詰めたんじゃないかと、そう思える。
一言で言って、、、最高、本当に最高の1クールでした。


◆日常→非日常→そして日常へ
これは、えっちゲームの「Scarlett」などを知っている人は分かると思うんですけど、
 日常(高校生)→非日常(南極)→そして日常へ(高校生after)
と言う大きな流れを示しているんですね。

彼女たちに再び訪れる日常と言うのは、最初にみた景色とは、全く違って見えていくんです。
だって、彼女たちは純粋な勇気を持って、行動を起こした。その結果として、非日常(南極)を経験し、自分たちの未来は自分の手で作れるのだ!と言う確かな手応えを、”勇気”を得た。

それは、彼女たちが最初にいた”高校生”と最後に至った”高校生after”では、
同じものを見ていても、抱く感想は全くと言って、、、違うはずだ。


◆きみの声をとどけたい
そうして、彼女たちがそのような”勇気”を得た未来。どうなるのか?と言う部分に関して、表現したのは同じ制作会社から昨年公開された、この映画作品(きみの声をとどけたい)だと感じています。

作品が出来上がるまでの過程、アプローチの仕方がプロジェクト全体としてチャレンジ精神があって面白いだけではなく、物語としてよかったなと思ったのは、最後に描かれた確かな未来を描いたワンカット。
物語としては同じ直球どストレートなんですけど、最後のあのカットは今までの類似作品では
あまり描かれてこなかったカットだと思うんですよね。

……あ、5月にブルーレイ発売予定です。気になった方はよろしくお願い致します。


私は、同じようなシーンを最終話に盛り込んでくるかなって思ったんですけれど、無かった。
なんでかなって考えた時に気がついたんですよ。彼女たちは、すでに未来を紡いでいた。
彼女たちは最終話で一つのことをした。それは”再びこの地へ戻ってくると宣言”したことです。

彼女たちは作品として描かれずとも、絶対に戻ってくる。
なぜならば、、、確かな”勇気”を得たからだ。


◆個人的に好きだったとことか
もう本当に、心がぎゅーっと私がなったのは、7話の最後のシーンと、12話の最後のシーンでした。もう、この2つのシーンは、涙が止まらなかった。

仕事から帰ってきた後、部屋でアニメを見ながらラムネを飲んでいる。そして、言葉にならない嗚咽を漏らし泣いてる、、、おっさん。
はっきり言って色んな意味で、ヤバイです。
こじらせすぎなんだよなぁ……。だれか助けてくれ。いろいろと。

アマゾン●ライムに入っている人は今からでも全話見ることができるので、青春物語が好きな人や、興味持った方いましたらぜひぜひ見てほしいです。
脚本ラブライブの人で、キャラクターの言葉の掛け合いとかテンポ感は既視感を覚えて、調べてあーなるほどーって納得しましたし、ラブライブが好きな人にも受けるんじゃないかな。
あと、あれ、ラジオ。youtubeで見れるんで。見て!!!!

本作は間違いなく、2018年を代表する傑作アニメーション作品になると、そう思っています。
過去に私は”響け!ユーフォニアム”は神だと称賛しました。本作は、神殺しを成し遂げたんじゃないかと、そう思うくらいにクリティカルヒットでした。

見てない人、見て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


そして、この作品を送り届けてくれたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
素晴らしいものを見させていただきました。それでも尚!と立ち上がる勇気が貰えました。



よければ以下エントリもどうぞ
●【アニメ/個人的】2010年以降・オススメなアニメ5選
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1334801
●【アニメ】つまり”響け!ユーフォニアム”は神アニメ
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1176020
●【アニメ/映画】『君の名は。』見てきた感想とネタバレ
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1097243
●【アニメ】劇場版ラブライブ!を見ておっさんが感動した話
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar822227
●【趣味/映画】”シンゴジラ”とは何だったのか
http://ch.nicovideo.jp/kuramubon/blomaga/ar1207794



そんなかんじで。
おしまい。




コメント

ONDB
No.5 (2018/04/06 15:33)
>>4
わかります。なんかこう、ジブリを見た時の感じに似ている気がします。前向きな気持ちになれるのですが、現実に考えると似たような感動をリアルで味わえる気がしないので喪失感としても残るんですよねぇ。

僕は個人的に「○○ロス」って呼ばれているやつではないかと思います。その物語が好きで浸っていたいけど、最終回が過ぎて否応なく現実に引き戻されるという。10代に後悔の多い自分にはより一層よりもいロスがつらい。
ken
No.6 (2018/04/06 16:25)
一話を観て制作スタッフの本気を感じて、毎週追いかけて来ました。
自分が泣いたのは3話と5話と12話です。他はウルウルっとくる
くらいw
アマゾンの円盤のレビューを読むと、それぞれ心に刺さった
エピソードとか作品への思いが溢れんばかりに長文になっている
レビューが沢山あります。
感じ方とか人それぞれだし、自分とは違う視点で見てる人がいて
面白いですよ。
自分が一番きたのは5話のめぐっちゃんの話でボロボロに嗚咽も
らして泣きました。何でだろうと後で考えてみると、めぐっちゃ
んに感情移入してたんだなと気づきました。
怖くて何も踏み出せない自分。自分より先にいってしまった
友達を見ると、やるせなくて何ともいえない気持ち。
その気持ちを友達に懺悔して、一歩でも前に進みたいと
足を踏みだそうとしている彼女の勇気。
そして、酷いことをされたのに、過去の自分と重ねて
彼女を許したキマリの友情。
「やっと踏みだそうとしてるんだぞ、お前のいない世界に」
5話で一番好きな言葉。そして、涙腺崩壊のきっかけの言葉。
俺もぬるま湯から一歩前にでたいなぁ。
anzendaiichi
No.7 (2018/04/07 00:34)
皆様と同じ感想で、間違いなく思い入れのある一本となりました。
脚本もさることながら、声優が上手かったことも心に響いたんだと思います。あの人選は本当にマッチしていました。
私は12話のパソコンのシーンで号泣した口なのですが、Youtubeに上がっている海外の反応でもやはり皆さん泣いていました。それを見て笑いながら自分も泣くという、まあ何とも面白い経験もさせてもらいました笑
4/22のイベントは都合で行けないことが残念です・・・。
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