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【エロゲ/レビュー】夜巡る、ボクらの迷子教室

2018/03/18 12:00 投稿

  • タグ:
  • エロゲ
  • レビュー
  • 夜巡る、ボクらの迷子教室
最終更新日:2018/03/18

■はじめに(注意事項等)
エロゲ業界が少しでも、盛り上がってくれればと思い、今回は、「夜巡る、ボクらの迷子教室」と言うエロゲについてレビューを書かせて頂こうと思います。
あくまでも個人的な感想と受け取っていただけると幸いです。
もし興味がある方いましたら、拙い文章ですが最後まで読んでいただけると嬉しいです。
なるべく配慮致しますが、一部ネタバレ等含むかもしれませんので、嫌な方はブラウザバックorご理解の上、読んでいただけると大変助かります。
では、以下を御覧ください。


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■各種情報
タイトル:夜巡る、ボクらの迷子教室
ブランド:SAMOYED SMILE
発売日 :2017/11/24
原  画:2-G、赤木リオ、健やか牛乳、Yむぎ
シナリオ:シャア専用◎、porori、画用紙、御導はるか





■感想(個人的・総評)
マルチライターであることが不安でしたが、ライターのうち二人が前々からめちゃくちゃ好きで、久々に手を取ることを選んだノベルゲームが本作でした。

ヒロインたちは孤独やトラウマに囚われてしまって、世間との折り合いがつかずに、各々の"絶望"を知ってしまった。生き方の"迷子"になってしまった。その絶望は、18禁指定だからこそできるエグくてダークな側面が垣間見える描かれ方がされています。
……社会にはそんな理不尽が蔓延しているけど、それでも尚!と問う。真正面から向き合って、、、少し歪んでしまったけれども真っ直ぐに、強く生きようと願う。"再起"の物語です。

これは、日本の現代社会に蔓延している貧困問題の背景、断絶の先にある姿を描いているような。写実的な問題提起作品でしょう。久々に心が揺さぶられた、そんな物語でした。

どこにいても、みんな同じ時を刻んでいる。
だけど、皆に同じ幸せは舞い降りてこない。
そんなアンフェアな人生に僕らは――

―――『夜巡る、ボクらの迷子教室』公式サイトより

メインヒロインは三人と最近のゲームの中では少ないんですけれど、その分キャラクターと向き合っていて、それぞれのヒロインが抱えている問題の内面がしっかりと描かれており、キャラクターの色の付け方、ストーリー、テキスト、どれをとっても丁寧に高水準な作品に仕上がっていると思います。

ヒロインたちの心の声が聞こえる。と言うちょっと変化球を見せてきたシステムもよりヒロインたちの内面を理解するのに一躍買っていたのかなぁと感じています。(主人公がそういう能力を持っているとかそういうのじゃなくて、システムです)
実際の言葉に出したセリフと心の声が同じモノも多数あって、必要じゃなくねこれ?ってなった人もあると思うんですけど、一部シーンでは口に出している言葉と心の言葉が、真逆の事を示していて、ここぞと言う時の重み付けをするための演出だったのかなぁと解釈しています。

あまり、ネタバレを書くのもあれなので、これがテーマなんじゃないかなーと思った言葉をヒロインごとにピックアップします。
個人的におすすめしたい攻略順は、「はやて→りこ→きな」でしょうか。

●小清水 はやて
……「家族内不和(母親と娘)」「孤独(承認要求)」
●新島 きな
……「イジメの傷跡(トラウマ)」「未来(受験)」
●門倉 りこ
……「母子家庭(母と子)」「愛と許し(癒やし)」


あとあれ、えっちなシーンぬるぬる動くぞ(重要)どちゃシコです。なんちゃら万華鏡みたいです。わたし、なんだかんだ好きなの、はやてちゃんかな。ああゆうベタベタなの弱い。
きなちゃんのシナリオはほんと良かったですね。CAR●IVALやユメミ●クスリで示した先の問題を描いてきたぞ!!って衝撃を受けました。久々にノベルゲームの物語が一歩進んだ事を感じました。りこちゃん、、、あれは、、、ダメな大人になるなぁ、、、、(遠い目)



※※※作中から好きな言葉※※※
「心の器が壺みたいなものだとしたら――喜びとか、嬉しさとかは水みたいなもので」
「悲しさとか、苦しさは石みたいになってる。石を乱暴に入れられたら壺は割れて――ひびが入って、まず水が流れ出してしまう。そして水が千部流れ出しても、石は残る」
「石は残って、どんどん壺のなかにたまっていく、石がいっぱいになりすぎたら、もう壺を壊しちゃいたくなるかもしれない。でもそれだけ石でいっぱいに思えても水が入る隙間は必ずあるんだよ。ヒビさせ直ればまた水でいっぱいにできる」
「だからどんなにヒビだらけに思えても自分の壺を大切にしよう」

―――『夜巡る、ボクらの迷子教室』作中より

そして、三人のヒロインを通してあることに、我々は気がつくのです。
彼女らが傷つき絶望に囚われてしまったように、”教師”である主人公もまた、道に迷った”迷子”であると言うことを。

……ここで、タイトルをもう一度読み上げましょう。
『夜巡る、"""""ボクら"""""の迷子教室』

これは、”迷子”が再び立ち上がる、”再起”の一歩を描いた物語――



■DemoMovie




■補足
最初に一言書いていますが、この作品に携わっているライターさんの一部は同人などでも活動されています。もし興味が出た方や、その他の作品が気になった方は検索してみてください。


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以上になります。拙いかつ面白みのない文章ですが、最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
もし興味が出ましたら、公式サイト様から体験版のダウンロードを試して頂いたり、ご購入の検討をしていただければ幸いです。

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